多頭飼いの猫の仲良し作戦！先住猫と新入り猫の同居生活を成功させるための完全ガイド

先住猫と新入り猫についてです。同様の質問が多数あり恐縮ですが、質問させてください。今日で新入り猫が我が家にきて２週間経ちます。先住猫(アビシニアン雄・去勢済み・２．７歳）と新入り猫(雑種雌・来月避妊手術予約済み・７ヶ月）の２匹です。最初は新入りを別室のケージに入れ、少しずつケージ越しの対面を増やしました。威嚇は２日ほどでなくなり、お互い鼻をすり合わせたりもするようになりましたが、同時にケージ越しに猫パンチの応酬もはじまりました。先住は新入りが気になる様子で、新入りがいる部屋の前で待っているようになり、部屋に入って少し距離を置いて(ケージ越しですが)寝るようにもなりました。１週間ほど前よりケージから出し、対面を開始しましたが、先住が追いかけ首根っこを噛む→新入りが猫パンチを返す→さらに先住が噛む→新入りが逃げる→先住が追う→新入りが噛まれ大声で泣く→私が止めるを繰り返し、一向に仲良くなるように見えません。怪我はありません。現在も私が見ているときに限り同じ部屋で過ごす(しかし上記を繰り返すため、すぐに別室へ移す）以外は１階と２階で分けています。先住を優先にする・今まで以上に可愛がるなどはしています。仲良く寄り添って寝る・・・まではいかなくても、せめて同じ部屋で過ごせるようになってくれれば・・・・と思うのですが。何か良いアドバイスがありましたら、ぜひ教えてください。

Contents

1 猫同士の同居：ゆっくりと時間をかけて信頼関係を築くことが大切
2 段階的な同居：安全な環境と適切な距離感を保つ
3 専門家のアドバイス：獣医や動物行動学者への相談
4 インテリアの工夫：猫が安全に過ごせる空間づくり
5 まとめ：根気と愛情で猫たちの幸せな同居を実現しましょう

猫同士の同居：ゆっくりと時間をかけて信頼関係を築くことが大切

猫同士の同居は、時間と忍耐が必要です。新入り猫が来たばかりの２週間では、まだお互いを理解し、信頼関係を築くには十分な時間ではありません。先住猫は縄張り意識が強く、新入り猫をライバルと認識している可能性が高いです。追いかけっこやケンカは、その表れと言えるでしょう。大切なのは、焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと関係を深めていくことです。怪我がないのは幸いですが、猫同士の喧嘩は深刻な怪我に繋がる可能性もあるため、常に注意深く見守ることが必要です。

段階的な同居：安全な環境と適切な距離感を保つ

ケージ越しでの対面から始められたのは良いスタートです。しかし、ケージから出してすぐに同室にするのは、先住猫にとって大きなストレスになります。再び段階的に距離を縮めていく必要があります。

段階１：フェロモン製品の活用と環境エンリッチメント

まず、フェリウェイなどの猫用フェロモン製品を導入しましょう。これにより、猫たちのストレスを軽減し、リラックスした雰囲気を作ることができます。また、猫が安全に隠れることのできる隠れ家（猫ハウス、段ボール箱など）や、高い場所（キャットタワーなど）を用意する環境エンリッチメントも効果的です。それぞれの猫が安全な場所を確保することで、安心感を高め、攻撃性を抑制することができます。さらに、猫が好きなおもちゃや、爪とぎなど、猫が楽しめるアイテムを豊富に用意することで、猫同士の接触以外の楽しみを提供することも重要です。

段階２：匂いの交換と間接的な接触

ケージから出した後も、すぐに同室にするのではなく、まずは匂いの交換から始めましょう。それぞれの猫のタオルやベッドを交換したり、お互いの匂いを嗅がせることで、少しずつお互いの存在に慣れていきます。その後、ケージ越しではなく、ドアを開けた状態や、別々の部屋で少しだけ時間を共有するなど、徐々に距離を縮めていきましょう。この段階では、猫同士が直接接触しないように注意し、常に様子を見守ることが重要です。

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段階３：同室での時間延長と監視

猫たちが比較的落ち着いて過ごせるようになったら、同室での時間を徐々に延長していきます。最初は数分間だけにして、徐々に時間を増やしていきます。この間も、猫たちの様子を常に監視し、喧嘩が始まりそうになったらすぐに介入し、別々の部屋に移動させましょう。猫が落ち着いて過ごせるように、おもちゃで気を紛らわせるのも有効です。

段階４：食事時間と遊び時間の工夫

食事時間や遊び時間は、猫同士のコミュニケーションの機会になります。しかし、同時に競争や争いの原因にもなりかねません。そのため、複数個の食器を用意し、それぞれの猫が安心して食事ができるように配慮しましょう。また、遊びの時間も、それぞれの猫に個別で遊んであげたり、猫が追いかけやすいおもちゃを使うことで、猫同士の競争を減らすことができます。例えば、レーザーポインターや羽根つきの棒などで、狩猟本能を刺激する遊びを取り入れるのも効果的です。

専門家のアドバイス：獣医や動物行動学者への相談

猫同士の同居がうまくいかない場合は、獣医や動物行動学者に相談することをお勧めします。専門家は、猫たちの行動を分析し、適切なアドバイスや解決策を提案してくれます。特に、猫の攻撃性が強い場合や、怪我がある場合は、すぐに獣医に相談することが重要です。専門家のアドバイスを参考に、猫たちのペースに合わせて、根気強く取り組んでいきましょう。

インテリアの工夫：猫が安全に過ごせる空間づくり

インテリアにも工夫が必要です。猫が安全に隠れることのできる隠れ家や、高い場所を用意することで、猫同士のストレスを軽減することができます。例えば、キャットタワーを設置したり、猫ハウスを複数個用意したり、棚の上などに猫が登れるスペースを作るのも効果的です。また、猫が落ち着いて過ごせるように、静かな場所を確保することも重要です。家具の配置や、カーテンの素材などにも注意し、猫が安全で快適に過ごせる空間を作りましょう。ベージュの壁や家具は、猫にとって落ち着く色と言われています。また、自然素材の家具や、落ち着いた色合いのラグなども、リラックス効果を高めるのに役立ちます。

まとめ：根気と愛情で猫たちの幸せな同居を実現しましょう

先住猫と新入り猫の同居は、簡単ではありませんが、根気と愛情を持って取り組むことで、必ず成功します。焦らず、猫たちのペースに合わせて、段階的に関係を深めていくことが大切です。そして、常に猫たちの様子を観察し、必要に応じて専門家のアドバイスを求めることも重要です。猫たちが安心して暮らせる環境を整え、愛情を注ぐことで、いつか二匹が仲良く寄り添って眠る姿を見ることができるでしょう。