多頭飼いの猫の仲良し作戦!先住猫と仔猫のストレス軽減と円満共存への道

猫の事についてです。昨日の23日、動物保護センターから生後3,40日の仔猫を貰ってきました。しかし、私の家には2年半前からいる猫がいます。その先住猫は生後2,3か月ごろの時に道路で見つけて拾ってきました。そして先住猫に保護センターから拾ってきた仔猫を見せてみると威嚇してきました。近づけてみようと頑張っていますが、1メートル以内に近づけると威嚇して逃げてしまいます。私が仔猫の世話をして手を洗ったつもりでも少しの残り香だけで私に威嚇してきます。仔猫が来てから不愉快なのか、先住猫が家には入らず、ベランダにいることが多くなった気がします。部屋を分けることもできるのですが、一緒に仲良くしてほしいです。どうしたら仲良くさせることができますか?(言い忘れました。仔猫の方は威嚇されても無視しています。)説明不足などあったらご指摘お願いします。補足仔猫は大きい水槽に入れてます。そして、ほとんど出したりしてません。その大きい水槽っていうのは、前に先住猫が小さい頃飼っていた場所でもあって、今でも先住猫はときどき入ってたりしていました。今考えると、そのことも間違っているのかなと思います。場所を変えた方がいいですか?

先住猫と仔猫の出会い:ストレスと解決策

新しい猫を迎え入れることは、既存の猫にとって大きなストレスとなります。特に生後数ヶ月の仔猫は、先住猫にとって「脅威」として認識されやすく、威嚇行動は自然な反応です。仔猫を水槽に入れて隔離していることも、状況を悪化させている可能性があります。水槽は、先住猫にとって仔猫の存在を常に意識させることになり、安心感を奪ってしまうのです。

先住猫のストレスサイン:行動の変化に注目

先住猫がベランダにいる時間が増えた、仔猫の匂いに過剰反応するなど、ストレスサインが出ています。これらのサインは、単なる不機嫌さではなく、深刻なストレスを示している可能性があります。放置すると、健康問題や行動問題に発展する恐れもあるため、早急な対応が必要です。

猫同士の仲良し作戦:段階的なアプローチ

猫同士の仲良し作戦は、焦らずゆっくりと時間をかけて進めることが重要です。いきなり近づけようとするのではなく、段階的に距離を縮めていくことが大切です。

ステップ1:匂いの交換

まずは、それぞれの猫の匂いを少しずつ交換することで、お互いの存在に慣れてもらいます。

  • 布製品の交換:先住猫が気に入っているタオルやブランケットを、仔猫のいる場所に置き、仔猫の匂いのついたものを先住猫のいる場所に置きます。数日間この作業を繰り返すことで、お互いの匂いに慣れていきます。
  • 食事場所の工夫:仔猫と先住猫の食事場所を離して、お互いの匂いを嗅ぎながら食事をする機会を作ります。この時、食事中に近づいたり、干渉したりしないように注意しましょう。

ステップ2:視覚的な慣れ

匂いに慣れてきたら、次は視覚的な慣れを促します。

  • 距離を保って観察:仔猫を水槽から出して、安全な距離(例えば、別々の部屋)で、お互いを自由に観察できるようにします。最初は数分間だけにし、徐々に時間を延ばしていきます。この時、先住猫が仔猫に近づきすぎないように注意し、安全な場所を確保しましょう。
  • フェロモン製品の活用:猫用フェロモン製品(Feliwayなど)を使用することで、猫の安心感を高め、ストレスを軽減することができます。スプレータイプやディフューザータイプなど、様々な製品がありますので、獣医さんに相談して最適な製品を選びましょう。

ステップ3:ゆっくりと接近

視覚的な慣れが進んだら、ゆっくりと距離を縮めていきます。

  • 間接的な接触:最初は、おもちゃを使って間接的に接触させます。例えば、先住猫が遊んでいるおもちゃを仔猫の近くに置き、お互いがおもちゃを通して交流する機会を作ります。この時、先住猫が仔猫に攻撃的にならないように注意深く観察します。
  • 少しずつ距離を縮める:先住猫が仔猫に対して攻撃的な反応を示さなくなったら、少しずつ距離を縮めていきます。最初は数メートル離れた場所から始め、徐々に近づけていきます。この時、先住猫が逃げたり、威嚇したりする場合は、すぐに距離を離しましょう。

ステップ4:共同生活への移行

お互いに落ち着いて過ごせるようになったら、徐々に共同生活に移行します。

  • 最初は短時間:最初は、短時間だけ同じ部屋で過ごさせ、様子を見ながら時間を延ばしていきます。この時、安全な隠れ場所を用意しておくことが重要です。猫は安全な場所を確保することで、ストレスを軽減することができます。
  • 遊びの時間:猫同士が一緒に遊べるように、猫じゃらしやボールなどの玩具を用意します。一緒に遊ぶことで、絆を深めることができます。

専門家のアドバイスと重要なポイント

猫の行動学に詳しい獣医や動物行動学者に相談することも有効です。専門家のアドバイスを受けることで、猫の性格や状況に合わせた適切な対応策を立てることができます。

重要なポイント:

* 無理強いは禁物:猫同士の仲良し作戦は、焦らずゆっくりと時間をかけて進めることが大切です。無理強いすると、かえってストレスを増大させる可能性があります。
* 安全な環境の確保:猫が安心して過ごせるように、安全な隠れ場所やトイレ、食事場所などを複数用意しましょう。
* 仔猫の隔離:仔猫を水槽に閉じ込めることは、ストレスの原因となります。安全な場所で、自由に動き回れるようにしましょう。
* 観察と記録:猫の行動を注意深く観察し、記録を残すことで、効果的な対応策を立てることができます。

インテリアと多頭飼いの関係

多頭飼いの猫が快適に暮らせるよう、インテリアにも工夫が必要です。

* 隠れ家スペース:猫が落ち着いて過ごせる隠れ家となるキャットタワーやベッドを複数設置しましょう。
* 垂直空間の活用:猫は高い場所を好むため、キャットウォークや棚などを設置して、垂直方向の空間を活用しましょう。
* ストレス軽減のための空間:それぞれの猫が落ち着いて過ごせるように、複数の休憩場所を用意しましょう。
* グレーインテリアの効果:グレーは落ち着きと安心感を与え、猫のストレス軽減に役立ちます。

まとめ

先住猫と仔猫の仲良し作戦は、時間と忍耐が必要です。焦らず、段階的に進めていくことで、必ず仲良くなれるはずです。専門家のアドバイスも活用しながら、猫たちが幸せに暮らせる環境づくりを目指しましょう。

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