多頭飼いの猫の仲良く暮らすためのステップバイステップガイド

猫の二匹飼いについて悩んでいます。我が家に五年目になる先住猫(♂)がいます。そして二ヶ月程前に新入りの猫(生後三ヶ月♀)を迎え入れました。二匹目の受け入れ方をネットなどで調べ、最初は新入りをケージに入れて先住がいつでも見にこれるようにケージのある部屋(私の部屋ですが)を開けっぱなしにしておきました。しかし先住は最初の日だけケージに近づいてシャーっ!と言ったっきり一度も見にきてはくれませんでした。たまに部屋の入り口から遠巻きに見てることはありましたが近づく気配は一向にありませんでした。それから段々新入りもやんちゃになり、ケージ内で飼うのは限界になってきたので最近は私の部屋で放し飼いにしています。その際、私の部屋の入り口の引き戸を猫が出入りできないくらいの隙間を開けておいて、先住と隙間ごしに対面できるようにしていましたが、やはり先住はシャーっ!と言うだけ。最近一度同じ部屋に入れてみたら、新入りが先住に走って近づいて行ったため、先住はすごい歯をむき出しにして逃げていきました。お互いが怪我をするのではと私や母親も不用意に二匹を会わせないようにしてしまってます。しかし仲が良くなってほしいとまではいいませんが、同じ家の中で折り合いをつけて自由にいてくれるようにはなってほしいと思っています。どうやって猫同士を会わせていけば良いのでしょうか?とても悩んでいます。ちなみに先住猫は私の両親になついていてご飯も父親から毎日貰っていますし、毎晩母親と寝ています。私にはそこまでなついていませんがとても可愛がっていたし、今でも外から帰ってきたら真っ先に会いに行ってます。しかし元々甘える性格ではありませんし、大人になってからはオモチャで遊ぶこともほぼないです。たまにおっかけっこ(母や私と)はやります。夜母親と寝ると言っても普段は母親が抱っこしたりするとすごく嫌がり、ひどいと噛みつきます。(家族全員にそんな感じ)しかしけっこうビビりやすいと思います。でも気は強くすぐ怒るし噛みつかれるとたまに血が出ます…(これは噛みグセをしっかり治せなかった私に原因があるのですが…)一方新入りは先住がどれだけ警戒しても立ち向かって行くので好奇心旺盛でやんちゃな感じです。怒るところも見たことないですし甘えん坊です。お互いご飯は普通に食べますし、排泄も問題はないですし、お互いの遊んだオモチャを交換しても何の警戒もしていません。補足いくつかご回答いただきありがとうございます。早速今日リビングに先住がいる時に、新入りをキャリーに入れて会わせてみました。先住は威嚇した後部屋から逃げていってしまいました。以前から先住が新入りとの対面を避けているようで思うように対面させられていない状況ですが、毎日繰り返していけば変わるものでしょうか?その後先住が寂しそうに廊下で鳴いていたので様子を見に行ったら思い切り威嚇されてしまいました…

多頭飼いの猫のゆっくりとした紹介方法

猫同士の出会い、特に先住猫がいる家庭に新しい猫を迎える際には、時間をかけてゆっくりと紹介することが非常に重要です。急な接触は、先住猫に強いストレスを与え、攻撃的な行動を引き起こす可能性があります。 今回のケースでは、新入り猫の積極的な行動と先住猫の警戒心が高い状態が、スムーズな関係構築を阻んでいるようです。

段階的な紹介方法

以下のステップを参考に、猫同士の距離を徐々に縮めていきましょう。焦らず、猫たちのペースに合わせて進めることが大切です。

  • フェロモン製品の活用: フェリウェイなどのフェロモン製品を、猫たちが過ごす部屋に設置します。これにより、猫たちのリラックスを促し、ストレスを軽減する効果が期待できます。 特に、新しい猫が初めて家に来た時や、新しい部屋へ移動させる際に効果的です。
  • 別々の部屋での生活: まずは、完全に別々の部屋で生活させ、お互いの存在を匂いを通して認識させます。 数日間から数週間、この状態を維持しましょう。 この間、それぞれの猫に十分な愛情と注意を払い、ストレスを軽減することが重要です。 食事、トイレ、寝床など、それぞれの猫が快適に過ごせる環境を整えてください。
  • 匂いの交換: 別々の部屋で生活している間、それぞれの猫のタオルやベッドなどを交換し、お互いの匂いを嗅ぎ合わせることで、少しずつお互いの存在に慣れてもらいます。 この段階では、直接の接触は避けましょう。
  • 間接的な出会い: 次に、ドアや壁を挟んで、お互いの姿を見せるようにします。 最初は短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。 この時、猫たちが落ち着いていられるように、安全な場所を用意しておくことが重要です。 隠れ家となる場所を用意し、猫たちが自由にその場所へ逃げ込めるようにしましょう。
  • 短い時間での直接的な出会い: 猫たちが落ち着いてお互いの存在を受け入れるようになったら、短い時間だけ同じ部屋で遊ばせてみましょう。 最初は、監視しながら、安全な距離を保てるように注意します。 この時、猫たちがストレスを感じ始めたら、すぐに別々の部屋に戻しましょう。 オモチャを使って気を紛らわせるのも有効です。
  • 徐々に時間を長くする: 問題なく過ごせれば、徐々に一緒に過ごす時間を長くしていきましょう。 常に猫たちの様子を観察し、ストレスサイン(耳を後ろに倒す、尻尾を膨らませる、威嚇するなど)に注意を払いましょう。 ストレスサインが見られたら、すぐに別々の部屋に戻します。
  • 食事、トイレ、寝床の場所: 複数の食事場所、トイレ、寝床を用意しましょう。 資源の競争を減らすことで、猫同士のストレスを軽減できます。 特に、トイレは猫の数より一つ多く用意することが理想的です。

専門家の意見

動物行動学の専門家は、猫同士の仲良く暮らすためには、猫それぞれの性格や行動パターンを理解し、個々のニーズに合わせた対応が重要だと指摘しています。 先住猫が警戒心が強く、ビビりやすい性格であることを踏まえ、新入り猫との接触は、先住猫が安全で安心できるペースで行うことが大切です。

具体的なアドバイス

* 先住猫への配慮: 先住猫がリラックスできる場所(高い場所、隠れ家など)を複数用意しましょう。新入り猫が先住猫の安全な場所に近づかないように注意しましょう。
* 新入り猫への配慮: 新入り猫は好奇心旺盛でやんちゃなため、先住猫を追い詰めないように注意しましょう。
* 継続的な観察: 猫たちの様子を常に観察し、ストレスサインに気づいたら、すぐに対応しましょう。
* ご褒美: 猫たちが良い行動をとった際には、ご褒美を与え、肯定的な強化をしましょう。
* 獣医への相談: 猫同士のトラブルが解決しない場合は、獣医に相談しましょう。

インテリアと猫の共存

猫との多頭飼いは、インテリアにも影響を与えます。猫が快適に過ごせる空間を作ることで、猫同士のストレスを軽減し、より円滑な関係構築に繋がります。

猫が快適に過ごせるインテリア

* 猫用家具: 猫が自由に登ったり、隠れたりできるキャットタワーや、猫用ベッドなどを設置しましょう。
* 爪とぎ: 猫が爪とぎをするための場所を複数用意しましょう。
* 隠れ家: 猫が落ち着いて休める隠れ家となる場所を用意しましょう。
* 遊び場: 猫が遊べるおもちゃや、猫じゃらしなどを用意しましょう。
* 安全な空間: 猫が安心して過ごせる、安全な空間を確保しましょう。

まとめ

猫同士の仲良く暮らすためには、時間と忍耐が必要です。焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと関係を築いていきましょう。 上記の方法を試しても改善が見られない場合は、獣医や動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。 猫たちが幸せに暮らせるように、飼い主さんの愛情と努力が大切です。

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