多頭飼いの猫のトラブルシューティング:先住猫と新入り猫の共存を目指して

先住猫と新住猫について質問させていただきます。私は一昨年の12月に初めて里親になりました。生後4カ月の雄猫です。その20日後くらいに兄弟猫(現在1才8ヶ月)も飼うことにしました。兄弟猫はとても人懐っこくかわいい仔達でした。しかし、最初に飼っていた仔が精神病で3月に他界しました…。そして今年の1月に新たに3ヶ月くらいの雌猫(現在6ヶ月くらい)が家族に加わりました。その仔は怖がりなのかいつも机の後ろや物の下に隠れていました。だんだんと慣れてきたのか私の前にも姿を現してくれる様になりました。しかし、立ち上がったり近づいたりするとビクッとなったり逃げてしまいます。そして何より問題なのが先住猫のチャチャと仲がいいのか悪いのかなんですが別々にして先住猫を違う部屋に移すと新住猫がずっと鳴いています。それなのに一緒にさせるとしょっちゅう喧嘩をしていて新住猫が悲鳴のような声を上げます。猫の喧嘩だし…と取っ組み合いをしている時はほっておくこともありますが新住猫の悲鳴がうるさすぎるのでいつも先住猫を叱ります。部屋中で追いかけっこをして(先住猫が新住猫を追いかけます)ホコリをたてたり物を落としたり散らかしたりするのでとても疲れます。どちらかを捕まえても嫌と言わんばかりに抜け出しますし離しても鳴き続けてうるさくてとても困っています。2匹とも去勢、避妊済みですし「シャー」という威嚇の様なことも一切しません。くつろいでいる時はいつも一緒に寄り添っていますしよくお互いに舐め合っています。なのでしょっちゅうする喧嘩と新住猫が悲鳴のような声を上げる理由がわかりません。今後、じゃれ合い程度の取っ組み合いになるのでしょうか。それとも喧嘩するたびに悲鳴を上げ続けるのでしょうか。また、人間に慣れる日はくるのでしょうか。アドバイス等お願いします。ちなみに、先住猫は兄弟猫とじゃれ合いをしていたので甘噛みは覚えていると思います。私も時々軽く噛まれますし。新住猫はこれから先住猫とのじゃれ合いで覚えていくんだろうと思ったのですが…分かりづらい文で申し訳ございませんがよろしくお願いします。

多頭飼いのストレスと猫のコミュニケーション

猫同士の同居は、一見仲良さそうに見えても、ストレスを抱えている場合があります。特に、先住猫と新入り猫の関係は、テリトリー争いや序列争いが発生しやすく、質問者様のケースのように、喧嘩や悲鳴が絶えない状況になりがちです。 新入り猫が怖がりで隠れていること、そして、先住猫が新入り猫を追いかける行動は、典型的なストレスサインです。

猫の喧嘩と悲鳴の理由

猫の喧嘩は、必ずしも敵対心から来るものではありません。じゃれ合いと喧嘩の境界は曖昧で、激しい遊びが喧嘩に発展することもあります。 しかし、新入り猫が悲鳴を上げるのは、明らかに恐怖や痛みを感じている証拠です。先住猫は、新入り猫を遊び相手として認識している可能性が高いですが、その遊びの強度が新入り猫にとって耐え難いレベルになっていると考えられます。

先住猫と新入り猫の現状分析

* 先住猫:兄弟猫とじゃれ合いの経験があり、甘噛みも理解している。新入り猫を遊び相手と認識している可能性が高い。
* 新入り猫:怖がりで警戒心が強く、まだ環境に慣れていない。先住猫とのじゃれ合いを理解しておらず、恐怖や痛みを感じている。

具体的な解決策とアドバイス

猫同士のトラブル解決には、時間と根気、そして適切な介入が必要です。以下に具体的な解決策とアドバイスを示します。

フェロモン製品の活用

猫が安心できる環境を作るために、フェロモン製品を活用することをおすすめします。フェリウェイなどの合成フェロモンは、猫の安心感を高め、ストレスを軽減する効果が期待できます。ディフューザータイプとスプレータイプがあり、状況に合わせて使い分けましょう。

環境エンリッチメント

猫が安全に過ごせる隠れ家を増やすことで、ストレスを軽減できます。猫タワー、キャットウォーク、ダンボールハウスなど、様々な隠れ家を用意し、それぞれの猫が落ち着ける場所を確保しましょう。

個別ケア

* 新入り猫:安全な隠れ家を提供し、無理強いせず、ゆっくりと環境に慣れる時間を与えましょう。
* 先住猫:新入り猫へのストレスを軽減するために、先住猫専用の安全な空間(例えば、高い場所のキャットタワーなど)を用意しましょう。

食事とトイレの場所

食事とトイレは、それぞれの猫が安心して利用できる場所に設置しましょう。お互いの食事場所やトイレに近づけないように、十分な距離を確保することが重要です。

遊びの工夫

先住猫と新入り猫を同時に遊ばせるのではなく、それぞれ個別に遊んであげましょう。猫じゃらしやボールなど、猫が楽しめるおもちゃを用意し、十分な運動の機会を与えてあげましょう。

徐々に距離を縮める

最初は完全に別々の部屋で生活させ、徐々に接触時間を増やしていく方法が効果的です。例えば、最初はドアを開けて匂いを嗅ぎ合わせる程度から始め、徐々に同じ部屋で過ごす時間を長くしていきましょう。

専門家の相談

状況が改善しない場合は、獣医や動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、適切な解決策を見つけることができます。

今後の展望

猫同士の関係は、時間をかけて徐々に改善していくものです。すぐに仲良くなるとは限りませんが、適切な対応を続けることで、じゃれ合い程度の取っ組み合いになる可能性は十分にあります。新入り猫も、時間をかけて人間に慣れていくでしょう。焦らず、根気強く対応することが大切です。

まとめ

多頭飼いは、多くの喜びをもたらしますが、同時に様々な課題も伴います。今回のケースのように、猫同士のトラブルが発生した場合、焦らず、冷静に対処することが重要です。環境整備、個別ケア、そして専門家のアドバイスを有効活用することで、猫たちが幸せに暮らせる環境を築き上げましょう。

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