多頭飼いの猫のストレスと解決策:病院帰りの異変と妊娠中の飼い主さんの対応

ネコの多頭飼いについて教えて下さい。 チンチラゴールデン(5歳・♀)とシルバー(2歳・♀)を飼っています。 普段から特別仲が良い方ではありませんが、喧嘩もしません。上の子がたまに ウーとかシャーとか威嚇はしますが手は出しません。 昨日毛刈りと爪切の為二匹共いつもの病院に行きました。(麻酔使用です) 夜、家に帰ってきてから、下の子が異常に上の子を威嚇します。 病院の匂いがするからかなーと思うのですが、ウーとかシャーとか 威嚇するだけでなく執拗に追いかけ、手を出し始め飼い主でも手がつけられず 上の子が逃げ回って怯えてしまい高いところで小さくなっています。 昨夜は主人が下の子、私が上の子と一緒に別々の寝室で様子を見たのですが、 今朝になってもひどくなっている状況で今は下の子をリビングから出しています。普段は下の子はとてもおっとりしていて人にも上の子にも怒ったことがありません。逆に上の子は下の子に厳しかったんですが、飼い主が怒れば威嚇はやめていました。 初めて下の子のこんな様子をみて戸惑っています。 今まで上の子が病院から帰ってきても下の子が怒ったことはありません。 (逆はあります) 昼は家には私一人で、どちらかを別の部屋に入れると、どちらかは一人ぼっちに なってしまい基本的に二人とも甘えん坊なので部屋から絶えず鳴き声が聞こえ、 こちらも悲しくなってしまいます。(親ばかですみません) 早く匂いに慣らすためにもいつも通り同じ部屋で過ごさせたほうがいいのか、 しばらく距離をおかせた方がいいのか教えて下さい。 そしてこの状況は時間とともに改善されるのでしょうか? 私自身、妊娠8ヶ月で喧嘩の仲裁に入るにも機敏に動けず、猫の動きについていけず、猫の行動に戸惑っています。 教えて下さい。

病院帰りの猫の異変:原因と対処法

妊娠8ヶ月という状況下で、愛猫たちのトラブルに直面し、お困りのことと思います。まず、落ち着いて状況を整理しましょう。下の子の異常な行動の原因として考えられるのは、以下の通りです。

1. 病院の匂いによるストレス

麻酔の匂いや、病院特有の消毒薬の匂いなどに、猫が過剰に反応している可能性があります。猫は嗅覚が非常に鋭いため、人間には気づかないような匂いでも、強いストレスを感じることがあります。

2. 縄張り意識の変化

病院での体験が、猫の縄張り意識に影響を与えている可能性があります。特に、麻酔の影響で猫の行動や感覚が変化し、普段とは異なる反応を示すことがあります。上の子が病院の匂いを強く残していることで、下の子が縄張り争いを起こしている可能性も考えられます。

3. 上の子の行動変化

麻酔の影響で、上の子の行動や体臭が変化し、下の子がそれを脅威と認識している可能性があります。普段は威嚇程度だった上の子が、麻酔の影響で弱々しくなり、下の子がそれを攻撃のチャンスと捉えた可能性も否定できません。

具体的な解決策とアドバイス

現在の状況を改善するためには、以下の対策を試みてください。

1. フェロモン製品の活用

猫用フェロモン製品(Feliwayなど)を使用することで、猫の安心感を高め、ストレスを軽減することができます。スプレータイプやディフューザータイプなど、様々な製品があるので、ご自宅の環境に合わせて選んでください。これは、猫のストレス軽減に非常に効果的な方法です。

2. 匂いの除去

上の子の体から病院の匂いを完全に除去するために、専用の猫用シャンプーで丁寧に洗ってあげましょう。また、上の子が触れた場所も、猫に安全な消臭剤で念入りに清掃してください。

3. 空間的な工夫

猫同士が接触しないように、一時的に空間を分けることは有効です。しかし、完全に隔離するのではなく、お互いの存在を感じられる程度の距離を保つことが重要です。例えば、猫用ケージキャットタワーなどを活用し、それぞれが安全に過ごせる場所を確保しましょう。

4. 落ち着いた環境づくり

妊娠中の飼い主さんにとって、猫の喧嘩の仲裁は大変です。そのため、猫たちが落ち着いて過ごせる環境づくりが重要です。静かな場所を用意し、刺激の少ない環境を維持しましょう。

5. 徐々に距離を縮める

数日後、猫たちの様子を見ながら、徐々に距離を縮めていきましょう。最初は短い時間から始め、様子を見ながら時間を延ばしていきます。無理強いは禁物です。猫たちの反応を見ながら、慎重に進めてください。

6. 専門家への相談

状況が改善しない場合、または不安な場合は、動物病院の獣医師に相談することをお勧めします。獣医師は、猫の行動や健康状態を詳しく診察し、適切なアドバイスをしてくれます。特に、妊娠中であることを伝え、安全な対応方法について相談しましょう。

妊娠中の飼い主さんの注意点

妊娠中は、身体的な負担が大きいため、猫の世話に苦労することもあると思います。無理をせず、ご主人の協力を得ながら、猫たちの世話をしてください。必要であれば、ペットシッター動物病院の入院なども検討しましょう。

改善の見込みと時間

猫同士のトラブルは、時間とともに改善する可能性が高いです。しかし、改善には時間がかかる場合もあります。焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと対応していくことが大切です。

まとめ:猫のストレス軽減と飼い主さんの安心

多頭飼いの猫のトラブルは、様々な原因が考えられます。今回のケースでは、病院の匂いや麻酔の影響、縄張り意識の変化などが考えられます。フェロモン製品の活用、匂いの除去、空間的な工夫、そして専門家への相談などを試みることで、猫たちのストレスを軽減し、穏やかな生活を取り戻せる可能性が高まります。妊娠中の飼い主さんは、無理をせず、ご自身の健康と安全を第一に考え、必要であれば周囲の協力を得ながら対応しましょう。

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