多頭飼いの猫のストレスと解決策:新入り猫の威嚇と先住猫への配慮

新入りネコの威嚇が収まりません。こんにちは。現在6か月の黒猫・メス(日本猫)を飼っています。おとといから、ちょっとした事情で、ソマリ・メス5か月を引き取ることになりました。これまで3か月くらい黒猫ちゃんと仲睦ましく暮らしていました。新入りちゃんは、来た当初はトイレも使わず(トイレは2匹分別の部屋に置きました)、ごはんも食べず、うちの黒猫ちゃんにケージの上から見下ろされて、終始「ウーウー」と唸り、「シャー」と威嚇してきました。黒猫ちゃんは動じずに、鼻を近づけようと試みては、威嚇されて尻込みする感じでした。新入りちゃんは翌日には排便も排尿もあり、ご飯も食べています。が、相変わらず黒猫ちゃんに威嚇はしています。今日は二人とも部屋に離していますが、いつもは私にべったりな黒猫ちゃんが、威嚇する新人ちゃんに近づいては唸られるを繰り返し続けています。今日は鼻チョコンの挨拶を2回くらいしていました。(新人は唸りながら)ご縁があって出会った新人も一生の面倒を見てゆくつもりですが、青天の霹靂で住人が増えた上に、終始唸られる黒猫ちゃんがどうにも不憫なりません。いつか仲良くなって、結果的に黒猫ちゃんも仲間ができてよかった、と思えるのでしょうか?とりとめのない質問でごめんなさい。補足ご回答いただきまして、ありがとうございます。とても参考・励みになりました。kiss_in_the_darkness2012さん はい、取っ組み合いはしていないけど、追っかけあいはしていて、新人がたまに唸ったり、威嚇したりしている状態です。ootsuka_koroさん とても詳しいご説明ありがとうございました。寝ているようでも飼い主の行動をよく見ているの一文はとても納得できました。慎重に、やきもちを焼かせないようにします。acorn_hachigasakiさん そうなんです!とっても気が強いんです。(もしくは大変なビビリ)でもへっぴり腰で、O脚です。内股なのかな?毛並みがきれいで、出来れば抱き上げてすりすりしたいのですが、先住が常に私の後をついてきている状態で、まだ新人さんを抱っこしたことがありません。先住を優先に!とのことで、新人にはほとんど構っていません。このまま数か月続けると、新人は家庭内(私と黒ちゃんと新人ちゃん)で孤立してしまいませんでしょうか?甘えたがって見上げてくる新人ちゃんを見て見ぬふりしていると、自分がいじめをしているようで胸が痛みます。

猫同士の仲良しになるには時間がかかります。特に、新入り猫が威嚇する場合は、先住猫への配慮と、新入り猫への適切な対応が重要です。この記事では、多頭飼いの猫のストレス軽減と、猫同士の良好な関係構築のための具体的な方法を解説します。

猫の威嚇行動とその原因

新入り猫が先住猫を威嚇する理由は様々です。主な原因としては、以下の点が挙げられます。

  • テリトリー意識:猫は縄張り意識が強く、自分のテリトリーに侵入されたと感じることで威嚇します。特に、トイレや餌場、寝床などの大切な場所が侵されたと感じると、強いストレスを感じます。
  • 不安と恐怖:新しい環境に適応できない、先住猫の存在に脅威を感じている、など、不安や恐怖から威嚇行動に出ることがあります。特に、ケージに入れられたままの状態は、猫にとって大きなストレスとなります。
  • 性格の違い:猫の性格は様々です。気が強い猫や臆病な猫など、性格によって威嚇の度合いも異なります。ソマリは活発で好奇心旺盛な猫種として知られており、日本猫に比べて活発な行動をする可能性があります。
  • 資源の競争:餌、水、トイレ、寝床など、資源が不足している、または資源へのアクセスに不公平感がある場合も、威嚇行動につながります。

先住猫と新入り猫のストレス軽減のための具体的な対策

フェロモン製品の活用

猫用フェロモン製品(フェリウェイなど)は、猫の安心感を高める効果があります。スプレータイプやディフューザータイプがあり、猫が落ち着ける環境を作るのに役立ちます。特に、新入り猫が落ち着いて過ごせるように、ケージの近くに設置するのも効果的です。

ゆっくりとした時間をかける

猫同士が仲良くなるには、時間が必要です。急がずに、ゆっくりと時間をかけて関係を築いていくことが大切です。いきなり猫同士を自由に接触させるのではなく、最初はケージ越しに顔を合わせさせたり、匂いを嗅がせたりするなど、段階的に距離を縮めていきましょう。完全に隔離するのではなく、お互いの存在を感じられる距離を保つことが重要です。

別々の資源を用意する

餌場、水飲み場、トイレ、寝床など、猫が使用する資源は、それぞれ別々に用意しましょう。資源の競争を防ぎ、猫同士のストレスを軽減することができます。特にトイレは、猫の数+1個用意するのが理想的です。場所も分散させることが重要です。

安全な隠れ家を作る

新入り猫にとって、安全で落ち着ける隠れ家を用意することは非常に重要です。猫用ベッド、段ボール箱、キャットタワーなど、猫が自由に隠れられる場所を用意しましょう。隠れ家があることで、新入り猫は安心感を持ち、先住猫からの威嚇から逃れることができます。隠れ家は複数個用意し、場所も分散させると更に効果的です。

猫の行動を観察する

猫同士の行動をよく観察し、威嚇行動や攻撃行動が発生した場合は、すぐに介入しましょう。猫がストレスを感じているサインを見逃さないように注意が必要です。例えば、過剰なグルーミング、食欲不振、排泄異常などは、ストレスのサインです。

専門家のアドバイスを求める

猫の行動に不安を感じたり、解決策が見つからない場合は、獣医さんや動物行動学の専門家に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、猫にとって最適な解決策を見つけることができます。

インテリアと猫のストレス軽減

インテリアも猫のストレス軽減に影響します。例えば、猫が自由に移動できる空間を確保したり、高い場所を用意したりすることで、猫のストレスを軽減することができます。また、猫が落ち着けるような、落ち着いた色合いのインテリアを選ぶことも効果的です。

  • 垂直空間の確保:猫は高い場所が好きです。キャットタワーや棚などを設置して、猫が自由に登ったり降りたりできる空間を作りましょう。これにより、猫は安全な場所を確保でき、ストレスを軽減できます。
  • 隠れ家の設置:猫は隠れ家が好きです。猫用ベッドや段ボール箱などを設置して、猫が自由に隠れられる場所を作りましょう。これにより、猫は安心感を持ち、ストレスを軽減できます。
  • 落ち着いた色合いのインテリア:猫は刺激的な色よりも、落ち着いた色合いのインテリアの方が落ち着きます。グレーやベージュなどの落ち着いた色合いのインテリアを選ぶことで、猫のストレスを軽減することができます。
  • 安全な通路の確保:猫が自由に移動できる通路を確保しましょう。家具の配置や物の置き場所を工夫することで、猫が安全に移動できる空間を作ることができます。

グレーのインテリアは、猫にとって落ち着く色と言われています。落ち着いた雰囲気を作り出し、猫のストレスを軽減する効果が期待できます。ソファやベッドカバー、カーテンなどにグレーを取り入れることで、リラックスできる空間を演出できます。

まとめ

猫同士の仲良くなるには時間と忍耐が必要です。先住猫と新入り猫のストレスを軽減するための対策を講じ、ゆっくりと時間をかけて関係を築いていきましょう。それでも解決しない場合は、専門家の力を借りることも検討しましょう。そして、インテリアも猫の生活環境を快適にする上で重要な要素です。猫が安心して過ごせる空間づくりを心がけましょう。

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