多頭飼いの猫のケンカと仲良しへの道:メインクーンとスコティッシュの多頭飼育における注意点

ペットショップから生後2〜3ヶ月のメインクーン(オス)を2ヶ月前にお迎えしました。今は5ヶ月程です。この子は、私や同居人への噛み癖が酷く頭を悩ませていました。 噛み癖について調べたとこ ろ、猫とじゃれ合うことによって学ぶことが多くあるとのことだったので、同じくらいの年齢のスコティッシュ(オス)を知人からお迎えしました。 部屋数の都合で完全に隔離はできないので、新入りスコはケージに、先住猫のメインクーンは今まで通りに部屋で離し飼いにしています。 まだお迎えして3日くらいなので、仕方ないのかもしれませんが、新入りスコが、先住猫へすごく威嚇をしています。先住猫は猫が好きな猫のようで、興味深々で近づいていくのですが、新入りはすぐに威嚇をします。 この様子に、先住猫がビビってしまったようで、初日はいつも一緒のベットで寝ているのに寝てくれませんでした。なので、エサは先に与えるなど、先住猫を優先にして生活することをさらに気にかけるようにしました。 目の届くときに、先住猫と新入りを部屋に離すことがあるのですが、息がきれるまで噛み付いたりケンカしたりしています。先住猫よりも新入りの方が身体も大きいので、とても心配です。これは今後仲良くなるうえで必要な行動なのでしょうか?それとももう仲良くなれないのでしょうか? ちなみに新入りは、人間のことが好きな猫のようで、にゃーにゃーと鳴いてかまってくれと言います。触ったらゴロゴロとノドも鳴らします。 しかし、ケージから出すと先住猫に一目散に攻撃を開始します。 トイレの砂もお互いの匂いを混ぜてみたりしたのですが、まったくと言っていいほど効果はないです。 調べたら同じシャンプーで同じ匂いにしたら仲良くなる可能性もあるとのことだったので、やってみようと思うのですが、効果あった方いらっしゃいますか? 体格差もあり、性格差もあり先住猫がこのままだとケガをしてしまいそうで気がきじゃありません。 どうしたら仲良くなれるかアドバイスをもらえたらうれしいです。仲良しにならないまでも、普通にお互いが安全に暮らせるくらいまでにはしたいです。 質問がうまくまとまらずに申し訳ないありません。よろしければアドバイスをください。補足スコは知人宅からお迎えしたので、たしかに5カ月程の子です。ご飯をたくさんあげすぎていたのか成猫のような大きさですが・・・。できるだけケージの中に新入りを入れているのですが、出せ!と大きな声で鳴くので出してしまいました。やっぱり少しも出さない方がいいのでしょうか?こちらにくるまで室内放し飼いだったので、ストレスがたまってしまいそうで心配ですが、先住猫にケガをさせてしまうかもしれないのも問題です。

猫同士の多頭飼育における注意点と解決策

猫同士の多頭飼育は、楽しい反面、ケンカやストレスといった問題も発生しやすいものです。特に、年齢や性格の異なる猫を迎え入れる場合は、慎重な配慮が必要です。今回のケースでは、5ヶ月齢のメインクーンと、やや大きめのスコティッシュの多頭飼育で、威嚇やケンカが起きているとのこと。これは決して珍しいケースではありません。

猫の性格と環境

まず、猫の性格を理解することが重要です。メインクーンは穏やかな性格の猫が多い一方で、スコティッシュフォールドは比較的活発で、独立心の強い猫が多いと言われています。 今回のケースでは、新入りスコティッシュが先住メインクーンに対して威嚇している状況ですが、これは縄張り意識やストレスからくる行動です。 ケージに入れられていること、新しい環境への不安、先住猫の存在などが、スコティッシュのストレスを増幅させている可能性があります。

段階的な慣らしと安全確保

猫同士をいきなり自由にさせるのは危険です。 特に体格差がある場合は、ケンカによって先住猫が怪我をする可能性があります。 まずは、完全に隔離された状態から始め、徐々に距離を縮めていく必要があります。

  • 視覚的な慣れ: 最初は、ケージ越しに、お互いの存在を認識させることから始めます。 数日間、ケージを離れた場所に置き、徐々に近づけていきます。 この時、お互いにストレスを感じさせないよう、落ち着いた環境を維持することが重要です。 フェロモン製品(フェリウェイなど)を使用するのも効果的です。
  • 嗅覚的な慣れ: お互いの匂いを嗅がせることで、安心感を高めることができます。 タオルなどに猫の匂いを付け、交互にケージの中や部屋に置いてみましょう。 トイレの砂を混ぜるのも有効な手段です。
  • 聴覚的な慣れ: 最初はケージ越しに、お互いの鳴き声を聞かせ合うことから始めます。
  • 短い時間での接触: 数日後、安全な場所で、短い時間だけ、監視下で、直接顔を合わせさせます。 この時、猫がリラックスできるよう、おもちゃで気を紛らわせるのも効果的です。 ケンカが始まったら、すぐに隔離しましょう。
  • 徐々に時間を延長: ケンカが起きないことを確認しながら、徐々に一緒に過ごす時間を延長していきます。

環境整備とストレス軽減

猫がストレスを感じないように、環境を整えることも重要です。

  • 隠れ家: それぞれの猫が安全に過ごせる隠れ家を用意しましょう。 猫は不安を感じると隠れる習性があります。 段ボール箱や猫用ベッドなどを複数用意することで、お互いの距離を保ちつつ、安心感を高めることができます。
  • トイレの数: 猫の数より多くのトイレを用意しましょう。 トイレの場所も、お互いに干渉しないように離れた場所に設置します。 また、砂の種類も、それぞれの猫が好むものを用意しましょう。
  • エサ場と水飲み場: エサ場と水飲み場も、離れた場所に複数設置することで、競争によるストレスを軽減できます。
  • 遊びの時間: 猫が十分に運動できるよう、遊びの時間を取りましょう。 おもちゃを使って遊ぶことで、猫のストレスを軽減し、運動不足を解消することができます。

シャンプーによる匂い合わせの効果

同じシャンプーを使うことで、猫同士が仲良くなるという説がありますが、科学的な根拠は乏しいです。 効果があったという報告もありますが、あくまで個体差によるもので、必ずしも効果があるとは限りません。 匂い合わせは、他の方法と併用する手段の一つとして考え、期待しすぎない方が良いでしょう。

専門家の相談

猫同士の仲が悪く、改善が見られない場合は、動物病院や猫行動学の専門家に相談することをお勧めします。 専門家は、猫の行動や性格を分析し、適切なアドバイスをしてくれます。 特に、ケンカが激しく、怪我の危険性がある場合は、すぐに相談することが重要です。

まとめ:時間と忍耐が鍵

猫同士の仲良くなるには、時間と忍耐が必要です。 焦らず、段階的に進めていくことが大切です。 今回のケースでは、新入りスコティッシュのストレスを軽減し、安全な環境を確保することが最優先です。 ケージから出す時間を徐々に増やすことも検討できますが、先住猫の安全を確保しながら、慎重に進めてください。 そして、猫の行動をよく観察し、必要に応じて専門家のアドバイスを求めることも重要です。 猫たちが安全で幸せに暮らせるよう、根気強く取り組んでいきましょう。

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