多頭飼いの猫との幸せな暮らし方:新しい家族を迎えるための準備と注意点

うちには1歳の♀(避妊済み)と2歳の♂(去勢済み)の猫がいます。完全室内飼いです。部屋もわりと広く、最近キャットタワーを買う話でもりあがり、元々猫好きな私たち夫婦は保健所もしくは里親探しのサイトからもう一匹譲って頂こうかと話しています。そこでなんですが、今我が家にいる子達ははとても仲良しです。ただ新しく子猫が来た際、気をつける点はありますか?2匹目の時に先住猫に子猫の匂いのついたタオルを嗅がせたり、本当に慎重にやっていたんですが、2匹いる中にさらに…となるとやはり難しいのでしょうか。多頭飼いされている方々にお見合いの時のお話等聞かせてほしいです。又、♀猫ちゃんはやはり♂に比べて性格がちょっときついですか?よく聞きますが、うちも♀がきつく、♂が追いかけ回されている感じです。だとしたら新入りも♂が良いのでしょうか。補足ありがとうございます(><)

新しい猫を迎える際の注意点:スムーズな多頭飼いを実現するために

3匹目の猫を迎えることは、確かに2匹目よりも難易度が上がります。しかし、適切な準備と配慮をすれば、3匹の猫が仲良く暮らすことは十分可能です。大切なのは、先住猫へのストレスを最小限に抑え、新入り猫が安心して過ごせる環境を整えることです。

段階的な導入が重要:新入り猫との最初の出会い

いきなり3匹を同じ空間に放つのは危険です。新入り猫をケージや別室で数日間隔離し、先住猫たちに匂いを徐々に慣れさせることから始めましょう。ケージは猫が落ち着いて過ごせる広さが必要です。隠れ家となるハウスや、高い場所へのアクセスも確保しましょう。

具体的なステップは以下の通りです。

  • 匂いの慣れ合い: 新入り猫のタオルや毛布を先住猫たちのいる場所に置き、匂いを共有させます。これにより、事前に新入りの存在を認識させ、警戒感を和らげることができます。
  • 視覚的な慣れ合い: ケージに入れた新入り猫を、先住猫たちが安全な距離から観察できるようにします。最初は短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていきます。お互いの存在を認識させつつ、直接の接触は避けましょう。
  • 間接的な接触: 数日後、ケージ越しに匂いを嗅がせたり、おもちゃで遊びを通して、間接的なコミュニケーションを促します。この段階では、猫同士が自由に接触できる状態にはしません。
  • 慎重な面会: 数日間の隔離後、安全な場所で、短い時間だけ、猫同士を直接接触させます。この時、猫たちが落ち着いていられるように、広いスペースを用意し、隠れ家となる場所も複数用意しましょう。常に様子を観察し、喧嘩が始まりそうになったらすぐに分離します。
  • 徐々になじませる: 最初の面会がうまくいけば、徐々に接触時間を延ばしていきます。常に猫たちの様子を観察し、ストレスサイン(耳を後ろに倒す、尻尾を膨らませるなど)が見られた場合は、すぐに分離します。

この段階的な導入は、猫同士のストレスを軽減し、スムーズな多頭飼いを実現するために非常に重要です。焦らず、猫たちのペースに合わせて進めることが大切です。

環境整備:猫が快適に過ごせる空間を

多頭飼いの場合、猫がそれぞれ安心して過ごせる空間を確保することが重要です。

  • 隠れ家: 猫は自分のテリトリーを持つことで安心感を覚えます。猫ベッド、ハウス、キャットタワーなど、複数の隠れ家を用意しましょう。特に、新入り猫には、安全で落ち着ける隠れ家が必要です。
  • トイレ: 猫の数より一つ多くトイレを用意しましょう。トイレの位置も分散することで、トイレ争いを防ぎます。砂の種類も、猫によって好みが異なるため、複数種類を用意するのも良いでしょう。
  • 餌場: 餌場も複数用意し、猫同士が食事の際に争わないようにします。また、猫が落ち着いて食事ができる静かな場所を選びましょう。
  • 遊び場: 猫が自由に遊べるスペースを確保しましょう。キャットタワー、おもちゃ、爪とぎなど、猫が楽しめるアイテムを用意することで、ストレス軽減に繋がります。

インテリアにおいては、猫が自由に動き回れるスペースを確保し、高い場所も用意することで、猫同士の縄張り争いを軽減できます。例えば、キャットタワーを複数設置したり、猫が登れる棚を設置するのも有効です。

性格の違いと新しい猫選び:オス猫とメスの違い

一般的に、メス猫の方がオス猫よりも独立心が強く、縄張り意識が強いと言われています。しかし、これはあくまで傾向であり、個体差が大きいため、一概には言えません。あなたの家のメス猫がオス猫を追い回すのは、個体差による性格の違いが大きく影響している可能性が高いです。

新しい猫を選ぶ際には、性格だけでなく、年齢や健康状態なども考慮する必要があります。子猫は遊び好きで活発ですが、先住猫との関係構築には時間がかかります。成猫であれば、性格が落ち着いていて、多頭飼いに適している可能性があります。

専門家の意見: 動物病院の獣医や、猫の行動に詳しい専門家などに相談することで、より適切な猫選びや、多頭飼いの成功のためのアドバイスを得ることができます。

お見合いについて:里親探しでのポイント

保健所や里親募集サイトから猫を迎える際には、お見合いが非常に重要です。猫の性格や健康状態を直接確認し、先住猫との相性なども考慮しましょう。

  • 複数回の訪問: 一度の訪問だけでは猫の性格を判断するのは難しいです。複数回訪問し、猫の様子をじっくり観察しましょう。
  • 猫との触れ合い: 猫と実際に触れ合い、性格や気質を確認しましょう。穏やかで人懐っこい猫を選ぶことが大切です。
  • 飼育環境の確認: 譲渡団体や保健所の方と、飼育環境についてしっかりと話し合いましょう。猫の健康管理や、多頭飼いの経験についても相談しましょう。
  • 相性チェック: 可能であれば、先住猫と新入り猫を短時間だけ面会させて、相性を確認してみるのも良いでしょう。ただし、無理強いはせず、猫たちの様子を注意深く観察することが大切です。

新入りがオス猫が良いかメス猫が良いかは、先住猫との相性次第です。性格が穏やかなオス猫であれば、メス猫と良好な関係を築ける可能性もあります。重要なのは、猫同士の性格や気質を考慮し、慎重に検討することです。

まとめ:愛情と忍耐で幸せな多頭飼いを実現しましょう

3匹の猫との幸せな生活は、適切な準備と、猫たちへの愛情と忍耐によって実現可能です。焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと時間をかけて関係を築いていきましょう。そして、困ったことがあれば、獣医さんや動物行動学の専門家などに相談することをお勧めします。

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