多頭飼いの猫、縄張り争いとストレス軽減の秘訣

来ると追い立てる妬きもちな先住と、先住の回りをうろつく新入りのその後 追い立てても危険はないと教えて頂き、隔離部屋から出す回数を増やし、新入りが部屋を歩き回っていても、離れて様子を見るようにしています。 しかし先住は、他の自分が好きに使っている他の部屋をすべて縄張りだと思っている様子で、廊下で対面した時は、新入りが近づくと逃げたり、じっと動かず、新入りが通り過ぎるのを見ているのに、リビングや隣の和室に行くと、追いかけ、尻尾を左右に大きく振りながら、追い立てる機会を待ち伏せている様子です。 新入りが窓際に上っていると、後ろから襲い掛かるのではと心配なほど、尻尾を振りながら近づいて行き、私が先住に声をかけると(優しく宥めるように)逃げ、また近づき、一気に追い込むように追い立てるの繰り返しです。 しかも追い立てるまでの時間も勢いも酷くなっていくようで、最初は隔離部屋の入り口や、途中までだったのが、私が後から追って行くと、新入りが寝床にもしている押入れの隠れ家まで行って、私が行かなかったら、そこまで行きそうな勢いです。 尻尾も狸のように膨らんでいて、威嚇の仕方の知らない先住の、本人なりの威嚇か、少なくても遊びでなく、攻撃のように思われます。 追いかけあいになることもなく、来る頻度が高くなるたびに、イライラする様子。 自分の縄張りに潜入してくる、うっとうしく腹立たしい奴としか思っていないように感じられます。 新入りのはやに行かないか、目で追っていて、私が新入りの部屋に行くと甘えた、哀願するような鳴き方をし、出てくると留守番していて寂しかった時のように甘えます。 妬きもちやきで、新入りを快く思っていない猫には、慣れるということがあるのでしょうか? 目の前をうろちょろするほどに、嫌悪感や怒りが増すということもあるのではないでしょうか? どうか、神経質で、飲み込みの悪い私に一つ一つの不安と疑問にお答えくださるようお願い致します。

多頭飼いの猫の縄張り問題:先住猫と新入り猫の共存

猫同士の同居は、縄張り意識の強い猫にとって大きなストレスとなる場合があります。特に、先住猫が新入り猫を「侵入者」と認識した場合、追いかけたり威嚇したりする行動が見られます。質問者様のケースでは、先住猫の嫉妬心やストレスが顕著に表れており、新入り猫への攻撃性がエスカレートしている可能性があります。

先住猫の行動分析

先住猫は、リビングや和室など自分の縄張りと認識している場所では、新入り猫を容赦なく追い立てています。これは、縄張りを守ろうとする本能的な行動です。廊下では、新入り猫を無視したり、逃げたりするのは、直接の対決を避け、安全な距離を保とうとしているためと考えられます。しかし、安全圏から新入り猫を監視し、隙を見て攻撃を仕掛けている様子が伺えます。尻尾を大きく振る、膨らませるといった行動は、強い警戒心や怒りを示しています。

新入り猫への影響

新入り猫は、先住猫に追いかけられることで、常に恐怖を感じ、ストレスを抱えているでしょう。甘えるような鳴き声は、安心できる場所を求め、飼い主さんへの依存を示しています。 この状況が続けば、新入り猫は健康面、精神面に悪影響を及ぼす可能性があります。食欲不振、体重減少、毛づくろいの異常、隠れる行動の増加などが考えられます。

猫同士の共存のための具体的な対策

猫同士の仲を良くするには、時間と忍耐が必要です。焦らず、段階的に以下の対策を試みてください。

1. フェロモン製品の活用

フェリウェイなどのフェロモン製品は、猫の安心感を高める効果があります。スプレータイプやディフューザータイプがあり、猫が落ち着ける環境を作るのに役立ちます。特に、先住猫と新入り猫の接触が多い場所に設置することをお勧めします。

2. 資源の分散

猫がストレスを感じる原因の一つに、資源の不足があります。餌場、トイレ、寝床などを複数用意し、猫たちが自由に使えるようにしましょう。それぞれの場所に、先住猫と新入り猫の匂いが混ざらないように、完全に分離された場所を用意することも重要です。例えば、餌場は完全に別の部屋に設置するなど、物理的に隔離することで、競争を減らすことができます。

3. 徐々に接触時間を増やす

完全に隔離するのではなく、徐々に接触時間を増やしていくことが重要です。最初は、短い時間から始め、猫たちが落ち着いて過ごせるように見守ります。例えば、最初は数分間だけ同じ部屋に出し、その後は別々の部屋に戻すなど、段階的に時間を長くしていきます。

4. 遊びの時間を作る

猫が一緒に遊ぶことで、良い関係を築くことができる場合があります。猫用の玩具を使って、先住猫と新入り猫が一緒に遊べるように促します。ただし、遊びが喧嘩に発展しないように注意が必要です。

5. 安全な隠れ場所の確保

新入り猫にとって、安全な隠れ場所を確保することは非常に重要です。猫は、不安を感じた時に隠れ場所に逃げ込み、落ち着いて過ごすことができます。キャットタワー、猫ハウス、段ボール箱など、様々な隠れ場所を用意しましょう。

6. 褒めて強化する

先住猫と新入り猫が一緒に穏やかに過ごしている時は、積極的に褒めて、良い行動を強化しましょう。ご褒美として、おやつを与えたり、優しく撫でたりすることで、猫たちは良い行動を繰り返すようになります。

7. 専門家の相談

状況が改善しない場合、動物病院や動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。専門家は、猫の行動を分析し、適切なアドバイスを提供してくれます。

インテリアによる環境整備

猫同士のストレスを軽減するために、インテリアにも工夫が必要です。

視覚的な遮蔽物の設置

猫は視覚的な刺激に敏感です。先住猫が新入り猫を常に視界に捉えていると、ストレスが蓄積されます。パーテーションやキャットウォークを設置することで、猫たちが自由に移動しながらも、視覚的なストレスを軽減することができます。

多様な垂直空間の提供

猫は高い場所を好むため、キャットタワーや棚などを設置して、垂直空間を提供することで、猫たちが自由に移動し、互いに干渉することなく過ごせるスペースを作ることができます。

隠れ家のデザイン

猫が安心して休める隠れ家は、複数用意することが重要です。様々なデザインや素材の隠れ家を用意することで、猫たちが自分の好みに合った場所を選ぶことができます。例えば、暗い場所を好む猫のために、布製の猫ハウスを用意したり、開放的な場所を好む猫のために、棚の上などにスペースを作ったりするなど、多様な選択肢を提供します。

グレーインテリアを取り入れる

グレーは落ち着きと安らぎを与える色です。壁や家具にグレーを取り入れることで、猫のストレスを軽減し、穏やかな雰囲気を演出することができます。グレーのカーペットやクッションなども効果的です。

まとめ

多頭飼いの猫の共存には、時間と忍耐が必要です。焦らず、段階的に対策を進め、猫たちが快適に過ごせる環境を整えることが重要です。それでも改善が見られない場合は、専門家の助けを借りましょう。

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