多頭飼いの猫、嫉妬とストレス:ガリガリに痩せた猫への対処法

これって酷くないですか? うちには二匹猫がいて、一匹は昔からいる猫でもう一匹は最近きた赤ちゃん猫です。その赤ちゃん猫がくるまでは昔からいる猫を可愛がっていたのですが、赤ちゃん猫がきたらもう赤ちゃん猫ばっか可愛がるようになってしまいました。そして大人猫が焼き餅を妬いてにゃあにゃあ泣いてるとすぐ叩くんです。そのせいかは分かりませんが、うちの大人猫は餌をきちんと食べてるのにも関わらず、ガリガリになっています。俺がそれはやりすぎだよと言ってもうるさいなと言って聞かないし、可哀想だから部屋に連れてって可愛がってあげようとしたら駄目と言うし。このままだと死ぬかもしれません。酷くないですか?

猫の多頭飼育における嫉妬とストレス

ご心配されている通り、これは非常に深刻な状況です。 新しく猫を迎えたことで、先住猫が強いストレスを感じ、拒食や体重減少につながっている可能性が高いです。 赤ちゃん猫への偏った愛情表現、そして大人猫を叩くという行為は、先住猫にとって大きな負担となっています。 猫同士のケンカや嫉妬は、多頭飼育におけるよくある問題ですが、放置すると深刻な健康被害につながるため、早急な対応が必要です。

先住猫のストレスサイン

先住猫のガリガリに痩せている状態は、深刻なストレスサインです。 他にも下記のようなサインが出ているか確認してみましょう。

  • 食欲不振、または食べない
  • 毛並みが悪くなった
  • 元気がない、いつも眠っている
  • 隠れることが多くなった
  • トイレ以外で排泄する
  • 攻撃的になった、または逆に極端に臆病になった

これらのサインが複数見られる場合は、獣医への相談が必須です。

具体的な解決策:先住猫への愛情と配慮を

現状を変えるためには、飼い主さんの意識改革と具体的な行動が必要です。 赤ちゃん猫への偏った愛情表現を改め、先住猫への愛情表現を増やすことが重要です。 単に「可愛がる」だけでなく、先住猫が安心して過ごせる環境を作ることを意識しましょう。

1. フェアな愛情表現

赤ちゃん猫だけでなく、先住猫にも同じように愛情を注ぎましょう。 例えば、

  • ブラッシング:両方の猫を同じようにブラッシングしてあげる。
  • おやつ:両方の猫におやつをあげる。 同時にあげるとケンカになる可能性があるので、場所を分けてあげましょう。
  • 遊び:両方の猫と遊んであげる時間を確保する。 それぞれの猫の性格に合わせた遊び方をしましょう。
  • コミュニケーション:優しく声をかけ、撫でてあげる時間を確保する。 猫が嫌がる場合は無理強いしない。

これらの行為を通して、両方の猫に「自分は愛されている」と感じさせることが大切です。

2. セパレートスペースの確保

猫同士のストレスを軽減するために、それぞれの猫が安心して過ごせるセパレートスペースを確保しましょう。

  • 別々の部屋:完全に隔離する必要はありませんが、それぞれの猫が落ち着いて過ごせるスペースを確保しましょう。 例えば、猫ベッドやキャットタワーをそれぞれの場所に設置する。
  • 垂直空間の活用:猫は高い場所を好むため、キャットタワーや棚などを設置して、上下に空間を作ることで、猫同士の接触機会を減らすことができます。

3. 獣医への相談

先住猫のガリガリとした体型は、深刻な健康問題を示唆しています。 すぐに動物病院を受診し、健康状態をチェックしてもらいましょう。 拒食の原因を特定し、適切な治療を受けることが必要です。 獣医は、ストレス軽減のためのアドバイスもしてくれるでしょう。

4. 叩かないこと

猫を叩くことは絶対にやめましょう。 これは猫にとって大きな恐怖となり、ストレスをさらに悪化させます。 猫が泣いているのは、愛情を求めている、または不安を感じているサインです。 叩くのではなく、優しく声をかけたり、撫でたりして安心させてあげましょう。

5. 専門家への相談

状況が改善しない場合は、動物行動学の専門家や猫の行動コンサルタントに相談することをお勧めします。 専門家は、猫の行動を分析し、具体的な解決策を提案してくれます。 インターネットで検索すれば、多くの専門家が見つかるでしょう。

インテリアによる環境改善

猫のストレス軽減には、インテリアも重要な役割を果たします。

  • 落ち着ける隠れ家:猫が安心して休める隠れ家となる場所を確保しましょう。 猫用ベッド、キャットハウス、段ボールハウスなど、様々な選択肢があります。 素材やデザインにもこだわり、猫が気に入るものを選びましょう。
  • 安全な高所:猫は高い場所を好むため、キャットタワーや棚などを設置して、安全で落ち着ける高所を確保しましょう。 そこから周囲を見渡せることで、安心感が増します。
  • 遊び場:猫が自由に遊べるスペースを確保しましょう。 猫じゃらしやボール、おもちゃなどを用意し、定期的に遊んであげましょう。
  • 快適なトイレ環境:清潔で快適なトイレ環境は、猫のストレス軽減に繋がります。 複数設置し、猫が自由に使えるようにしましょう。

これらのインテリア要素をうまく配置することで、猫が安心して過ごせる空間を作ることができます。 特に、オレンジ色のアイテムは猫の食欲を増進させる効果があると言われています。 オレンジ色のクッションや食器などを置いてみるのも良いでしょう。

まとめ

多頭飼育は、猫にとっても飼い主さんにとっても喜びが多い反面、ストレス管理が非常に重要です。 先住猫への愛情表現を改めて見直し、ストレスを軽減するための対策を講じることで、猫たちが幸せに暮らせる環境を作ることができます。 大切なのは、両方の猫に愛情を注ぎ、それぞれの個性を尊重することです。 すぐに獣医に相談し、必要であれば専門家のアドバイスを受けることを強くお勧めします。

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