多頭飼いの猫、先住猫と新入り猫の関係改善方法

先住猫との関係が悪化のその後です。改善の方法があれば教えてください。今週土曜で4週間になりますが、最初に先住が部屋に入って来て対面(自分を猫と思っていない先住は逃げる)→興味を示し、向かい合い、尻尾を下げて振りながら観察。新入りが部屋から出て歩き回ると離れて見ていて、近づくと逃げる(一週間ほどこの状態)→新入りが部屋から出ると、離れて後をサササと追い、テーブルの下に隠れて待ち伏せするが、新入りが部屋に戻る為、振り返って走り出すと逃げ出す→今週に入り、新入りがリビングに来ると、後を追いかけたり、待ち伏せしたりし、勢いよく走り新入りの部屋まで追いかける。(顔を合わす度に挨拶し、近づこうとしていた新入りは怖がって逃げ、押入れに逃げ込む)と、先住が慣れて、気にしなくなるどころか、相手が怖くなく、自分の方が強いことが分かるにつれ、態度が強化していきます。最初に対面させてしまたこと、その後隔離をしたもの、襖の部屋なので先住が入ってきたり、少しは姿を見せた方がよいかと、日に数分出したなど失敗でしたが、もうその部屋にいることを知っていて、私が餌やトイレの世話で新入りの部屋に入って行くと、外で待ち伏せています。先住をこれまで以上抱っこしたり撫でたり、甘えさせても焼餅はエスカレートする一方。でも野良生活から、室内飼いになり、私にしか懐かず、ちょっとした音や人の声にも怯え、窓から外を見ると出たがって鳴いている新入りをこのまま部屋に閉じ込めておくのも可哀想で、途方にくれています。最初のルールを間違え、後悔していますが、今後、どうすべきか教えてください。補足新入りがリビングに現れると、尻尾を振りながら、すざましく追いたて、撫でてなだめても駄目です。慣れるどころか、日増しに怒りが酷くなるようです。

猫同士の縄張り争いとストレス:現状分析

現在、先住猫は新入り猫に対して強い敵対心と攻撃性を示しており、これは縄張り意識とストレスが原因と考えられます。 4週間という期間は、猫同士が完全に受け入れるには短すぎる時間です。 最初の対面方法、隔離方法、そして徐々に接触させた方法全てに改善点が見られます。特に、襖越しに接触させたことで、先住猫は新入り猫の存在を常に意識し、警戒心を強めてしまった可能性が高いです。 新入り猫は野良猫出身で、人間にも警戒心が強い状態であるため、二重のストレスを抱えていると考えられます。

先住猫と新入り猫の関係改善のための具体的なステップ

猫同士の関係改善には、時間と忍耐が必要です。焦らず、段階的に進めていきましょう。

1. 完全な空間分離とフェロモン対策

まずは、先住猫と新入り猫を完全に隔離します。 完全に別々の部屋で生活させ、匂いが混ざらないように徹底しましょう。 この段階では、お互いの存在を意識させないことが重要です。 同時に、フェリウェイなどの猫用フェロモン製品を両方の部屋に設置します。 フェロモンは猫の安心感を高め、ストレスを軽減する効果があります。

2. スローな再導入:匂いの交換

完全隔離を数日間続けた後、匂いの交換を始めます。 それぞれの猫のタオルやベッドなどを、数時間ずつ交互にそれぞれの部屋に置きます。 これにより、お互いの匂いに徐々に慣れていくことができます。 この段階では、直接の接触は避けましょう。

3. 視覚的な接触:徐々に距離を縮める

匂いに慣れてきたら、視覚的な接触を試みます。 最初は遠くから、徐々に距離を縮めていきます。 例えば、最初は別々の部屋で、ドアを開けて少しだけ見えるようにするなどです。 お互いが落ち着いて見ている状態を保つことが重要です。 もし、先住猫が威嚇したり攻撃的な行動を示したら、すぐに視覚的な接触を中止し、再び完全隔離に戻ります。

4. 嗅覚と視覚の同時接触:慎重な接近

視覚的な接触に慣れてきたら、嗅覚と視覚の同時接触に挑戦します。 例えば、安全なケージの中に新入り猫を入れ、先住猫が自由に近づけるようにします。 先住猫が攻撃的な行動を示したら、すぐにケージを移動させましょう。 この段階では、決して無理強いはしません

5. 慎重な直接接触:監視下での出会い

全ての段階をクリアし、お互いが落ち着いていられるようになったら、監視下で直接接触させます。 最初は短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていきます。 この時、常に飼い主がそばにいて、猫たちの様子を注意深く観察することが重要です。 もし、喧嘩が始まったら、すぐに介入して、猫たちを分離しましょう。

6. 継続的な観察とサポート:根気強い努力

多頭飼いの成功は、継続的な観察とサポートにかかっています。 猫たちの様子を毎日観察し、必要に応じて空間や接触方法を調整します。 猫同士の関係は、一朝一夕に改善するものではありません。 根気強く、猫たちのペースに合わせて進めていきましょう。

専門家のアドバイス:獣医への相談

猫同士の関係改善に苦労する場合は、獣医への相談を検討しましょう。 獣医は、猫たちの行動や健康状態を評価し、適切なアドバイスや治療法を提案してくれます。 特に、先住猫の攻撃性が強い場合や、新入り猫が強いストレスを抱えている場合は、獣医の助けが必要になることがあります。

インテリアと多頭飼育:快適な空間づくり

インテリアも、多頭飼育の成功に影響を与えます。 それぞれの猫が安全に過ごせる隠れ家を用意したり、垂直空間を確保したりすることで、猫同士のストレスを軽減することができます。 例えば、キャットタワーや棚などを設置することで、猫たちは自分のテリトリーを確保し、落ち着いて過ごすことができます。 また、猫が自由に移動できる空間を確保することも重要です。

まとめ:時間と愛情を注ぎ、多頭飼育の成功を目指しましょう

多頭飼育は、多くの喜びをもたらしますが、同時に、多くの課題も伴います。 先住猫と新入り猫の関係改善には、時間と忍耐、そして愛情が必要です。 焦らず、段階的に進め、猫たちのペースに合わせて、快適な環境を整えてあげましょう。 困難な状況でも諦めずに、根気強くサポートすることで、必ず良好な関係を築くことができるはずです。

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