多頭飼いの猫、スムーズな合流と先住猫のストレス軽減方法

こんばんは☆ 多頭飼いについて質問です。 今五歳になるオス猫を飼っています。 三週間前から2ヶ月くらいのオス猫を飼い始めました。 最初に匂いの交換をせずに飼い初めてしまって先住猫が 不安がって元気がありません。 子猫のほうは寝室で、ゲージで暮らしていて先住猫はそれ以外の部屋を自由に行き来するかんじです。 なかなか会わすタイミングをつかめなくていまだ寝室はほぼ閉めきっているんですがどういうタイミングで会わせるべきでしょうか? それと先住猫がほとんど甘えてこないし遊ぼうともせず拗ねているというか気を使っているように思えてとても心配です。 なにかいい方法ゃ体験談など教えてください。 お願いします。

多頭飼いの導入と、先住猫のストレス軽減:具体的なステップ

猫同士の出会い、特に先住猫がいる場合の多頭飼いは、慎重な手順が必要です。匂いの交換をせずにいきなり新しい猫を迎え入れたことで、先住猫が不安を感じ、ストレスを抱えている状態だと推測されます。まずは、先住猫の安心感を高めることから始めましょう。

ステップ1:徹底的な匂いの交換

  • 子猫のタオルや毛布などを、先住猫のいる場所に数日間置いておきます。子猫の匂いを徐々に先住猫に慣れさせることが重要です。逆に、先住猫の匂いのついたものを子猫のゲージに置くのも効果的です。
  • 食事の場所を離してください。食事中は縄張り意識が強くなるため、別々の場所で食事をさせることで、競争によるストレスを軽減できます。食器の色やデザインを変えて、それぞれの猫が自分の食器と認識できるようにするのも良いでしょう。
  • トイレも別々に設置します。トイレは縄張りの象徴となるため、それぞれの猫が安心して使えるように、複数設置するのが望ましいです。トイレの位置は、猫が落ち着いて使える場所を選び、常に清潔に保つことが大切です。

ステップ2:フェロモン製品の活用

動物病院やペットショップで販売されているフェロモン製品(フェリウェイなど)は、猫の安心感を高める効果があります。ディフューザータイプをリビングなどに設置したり、スプレータイプを猫が落ち着く場所に吹きかけたりすることで、環境全体をリラックスできる空間へと変えることができます。

ステップ3:ゆっくりとした時間をかけて面会

匂いに慣れてきたら、いよいよ面会です。最初は短い時間から始め、ゲージ越しでの面会が良いでしょう。お互いの様子をじっくり観察し、警戒感が強まっているようであれば、すぐに離してください。

  • 最初は数分間だけ、ゲージ越しに会わせます。お互いの様子をじっと観察し、威嚇したり、逃げ出したりする様子がないか注意深く見てください。
  • 徐々に時間を延ばしていきます。問題なく過ごせたら、徐々に面会の時間を延ばしていきましょう。ただし、先住猫がストレスを感じているようであれば、すぐに面会を中止してください。
  • 安全な場所を確保します。先住猫が逃げ込めるような、高い場所や隠れ家を用意しておきましょう。猫は高い場所を好むため、キャットタワーなどを設置するのも良いでしょう。

ステップ4:遊びを通して仲良くなる

猫同士が仲良くなるには、一緒に遊べる時間を作ることも重要です。猫じゃらしやボールなどで、一緒に遊ぶことで、良い関係を築くことができます。別々の場所で遊ぶ時間一緒に遊ぶ時間をバランスよく設定することで、それぞれの猫が満足感を得られるように配慮しましょう。

ステップ5:専門家のアドバイス

どうしてもうまくいかない場合は、動物病院の獣医師猫行動学の専門家に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、猫同士の適切な距離感や、ストレス軽減のための具体的な方法を学ぶことができます。

先住猫の行動変化への対応

先住猫が甘えてこなくなったり、遊ぼうとしなくなったりするのは、新しい猫へのストレスや不安の表れです。

先住猫への特別な愛情表現

  • 普段以上に優しく接しましょう。撫でたり、声をかけたりすることで、安心感を与えましょう。猫が嫌がる行為は避け、猫のペースに合わせて接することが大切です。
  • お気に入りの場所を確保します。猫は自分の安全な場所を必要とします。高い場所や隠れ家などを用意して、落ち着ける空間を作ってあげましょう。ソファやベッドの上など、猫が好む場所を確保することも重要です。
  • 特別なご褒美を用意します。お気に入りのフードやオヤツなどを与えることで、猫の心を満たしてあげましょう。新しい猫が来たことで、食事の時間が不安になっている可能性もありますので、食事の場所を確保し、ゆっくりと食事ができるように配慮しましょう。

インテリアによる環境調整

猫が落ち着ける空間を作るには、インテリアも重要です。

  • 猫が登れる家具やキャットタワーを設置します。猫は高い場所を好むため、キャットタワーを設置することで、安全な場所を確保できます。また、猫が自由に移動できるような空間を作ることも重要です。家具の配置や通路の確保などを工夫しましょう。
  • 隠れ家となるスペースを作ります。猫は隠れ家が好きです。段ボール箱や猫用ハウスなどを設置することで、落ち着ける場所を作ることができます。また、カーテンやソファの裏など、猫が隠れることができるスペースも確保しましょう。隠れ家には、猫が落ち着けるような柔らかい素材のベッドなどを置いてあげると良いでしょう。
  • 落ち着いた色合いのインテリアを選びます。猫は刺激的な色よりも、落ち着いた色合いのインテリアを好みます。グレーやベージュなどの落ち着いた色合いのインテリアを選ぶことで、猫がリラックスできる空間を作ることができます。また、照明も重要です。暗すぎず、明るすぎない、適度な明るさの照明を選ぶことで、猫が落ち着いて過ごせる環境を作ることができます。

まとめ:多頭飼いの成功への道

多頭飼いは、猫同士の性格や相性、そして飼い主の努力によって成功するかどうかが決まります。焦らず、ゆっくりと時間をかけて、猫たちのペースに合わせて進めていくことが大切です。そして、何か問題が発生した場合は、すぐに専門家に相談しましょう。

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