多頭飼いの猫、やきもちと警戒心…仲良くなるためのステップ

焼餅やきの先住猫と警戒心を持ち始めた新入りに進展はありますか? 別の部屋で飼っていて、新入りは私以外の家族にも懐かず、押入れを寝床兼隠れ家にしています。 先住は新入りと顔を合わせても、落ち着いているようになりました。 ただ、焼餅が酷く、私が新入りのところに行かないかずっと目で追っていて、新入りの部屋に行くと襖の前で待っています。 開けてやると入って来ますが、おもちゃで一緒に遊んだりせず、新入りのほうをじっと見ています。 そのうちくつろいだり、眠そうに目を閉じたりするのですが。 新入りも警戒するような感じで見ていますが(どちらも動かず)、先住がくつろぎだすと、新入りも毛づくろいを始めます。 さきほどは新入りが部屋でくつろいでいると、先住がトイレの匂いを嗅ぎ始め、新入りが後ろからお尻の匂いを嗅ぎ出し、気づいた先住が振り返り、また座り込むという状態でしたが、親しくなるという状態ではありません。 それに先住の甘え方が酷く、子犬が甘えるような声を出し、擦り寄ってくるのです。 この焼餅がなくなることはあるのでしょうか? 先住は威嚇や追いたてはしないまでも、ずっと妬いたまま、相手を快く思わないままということも考えられますか? 自分から近寄っていた新入りが、警戒し出し、不安そうな目で先住と私を交互に見たりしだしたのも心配です。

多頭飼育における猫のやきもちと警戒心:現状分析

ご質問ありがとうございます。先住猫のやきもちと新入り猫の警戒心、そしてその変化について、ご心配されている様子が伝わってきます。現状を整理すると、以下のようになります。

* **先住猫:** 新入り猫への直接的な攻撃はないものの、強いやきもちを焼いている。飼い主さんの行動を常に監視し、新入り猫の部屋に同行する。甘える行動が増加している。
* **新入り猫:** 警戒心が強く、飼い主さん以外の人には懐いていない。押入れを隠れ家として利用している。先住猫に対して、警戒しながらも、先住猫が落ち着くと毛づくろいを始めるなど、微妙な変化が見られる。

これらの状況から、新入り猫への警戒心と、先住猫のやきもちという二つの問題が複雑に絡み合っていることが分かります。 重要なのは、焦らず、猫たちのペースに合わせて関係性を築いていくことです。

やきもち対策:先住猫への愛情表現と安心感の提供

先住猫のやきもちの原因は、飼い主さんの愛情が新入り猫に奪われるのではないかという不安です。 そのため、先住猫への愛情表現を今まで以上に意識的に行うことが重要です。

  • 特別な時間を作る: 新入り猫の世話とは別に、先住猫とだけ過ごす特別な時間を設けましょう。ブラッシング、おやつ、一緒に遊ぶなど、先住猫が喜ぶことを積極的に行いましょう。この時間は、新入り猫の存在を忘れさせるくらい、先住猫に集中することが大切です。
  • 個別の褒め方とご褒美: 新入り猫と先住猫それぞれに、名前で呼びかけ、個別の褒め方やご褒美を用意しましょう。 「〇〇ちゃん、賢いね!」「〇〇くん、可愛いね!」など、猫種や性格に合わせた褒め言葉を使い分け、それぞれが特別な存在であることを伝えましょう。
  • 安心できる空間の確保: 先住猫が安心して過ごせる、新入り猫のいない安全な場所を確保しましょう。猫タワーやキャットベッドなど、高所にある落ち着ける場所を用意するのも効果的です。 この場所は、新入り猫が近づけないように配慮しましょう。
  • フェロモン製品の活用: 猫用フェロモン製品(Feliwayなど)は、猫のストレスを軽減し、安心感を高める効果があります。 特に、やきもちを焼いている先住猫のいる場所に設置することで、落ち着きを取り戻す助けになります。

警戒心対策:新入り猫へのゆっくりとしたアプローチ

新入り猫の警戒心を解くには、急がず、猫自身のペースを尊重することが重要です。

  • 距離を保つ: 新入り猫に近づきすぎず、一定の距離を保ちましょう。 無理に抱っこしたり、触ろうとしたりせず、猫が自ら近づいてくるのを待ちましょう。
  • 安全な環境を作る: 新入り猫が安心して過ごせる隠れ家を用意しましょう。押入れを利用しているとのことですが、猫が安心して過ごせるように、快適なベッドや爪とぎなどを設置しましょう。隠れ家から出てきやすいように、入り口は広く、視界を確保できる場所に設置することをお勧めします。
  • ゆっくりとしたコミュニケーション: 猫同士のコミュニケーションは、視線や匂いを通して行われます。 そのため、無理に接触させるのではなく、お互いの匂いを嗅ぎ合わせるなど、ゆっくりとしたコミュニケーションから始めましょう。 例えば、先住猫のタオルやベッドを新入り猫の近くに置いて、匂いを共有させるのも有効です。
  • 食事場所の工夫: 食事場所は、お互いにストレスを感じずに食事ができるように、十分な距離を保って設置しましょう。 複数個の食器を用意し、離れた場所に置くことで、競争意識を減らすことができます。

専門家のアドバイス:獣医さんや猫行動学者への相談

状況が改善しない場合、獣医さんや猫行動学者に相談することをお勧めします。 専門家のアドバイスを受けることで、猫たちの状況に合わせた適切な対応策を見つけることができます。 特に、新入り猫の警戒心が強い場合や、先住猫のやきもちが過剰な場合は、専門家の助けが必要となる場合があります。

インテリアの工夫:多頭飼育に適した空間づくり

インテリアの工夫も、猫たちのストレス軽減に役立ちます。

  • 垂直空間の活用: 猫は高い場所を好むため、猫タワーや棚などを設置して、垂直空間を確保しましょう。 これにより、猫同士が干渉することなく、それぞれが安心して過ごせる場所を作ることができます。
  • 隠れ家の設置: 猫が落ち着いて休むことができる隠れ家(ハウス、キャットトンネルなど)を複数設置しましょう。 それぞれが自分のテリトリーを持つことで、安心感が増します。 素材やデザインも、猫の好みに合わせて選びましょう。
  • 視界の確保: 猫同士が視界を遮られることなく、お互いの様子を確認できるような配置にしましょう。 ただし、常に視界に入っている状態がストレスになる場合もあるので、隠れ家や高所なども用意して、猫が自由に移動できる環境を作るのがポイントです。
  • 落ち着いた色合いのインテリア: 猫は、落ち着いた色合いの環境を好みます。 ベージュやグレーなどの、穏やかな色合いのインテリアを選ぶことで、猫たちのリラックスを促すことができます。特に、新入り猫が落ち着ける空間には、ベージュなどの温かみのある色を選ぶと効果的です。

まとめ:時間と愛情をかけて、ゆっくりと関係を築きましょう

猫同士の仲良くなるには、時間と愛情が必要です。 焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと関係を築いていきましょう。 先住猫への愛情表現を忘れず、新入り猫への理解を示すことで、やがては仲の良い兄弟猫になれるはずです。 それでも改善が見られない場合は、専門家への相談を検討しましょう。

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