多頭飼いの犬同士のケンカ解決への道:インテリアと行動学の両面からアプローチ

以前もご相談させて頂きましたが、犬の多頭飼いで悩んでいます。先住犬(ダックス♀5才)と2年前から飼っている後輩犬(ダックス♀9才)が激しいケンカをするようになり瞼やひたいを切り流血するほどです。必ず先住犬が勝つのですが後輩犬は服従せずに文句を言い続けにらみ続けてまたケンカを繰り返しています。無理矢理引き話して、今は後輩犬を子供の部屋に入れ柵をしていますが、先住犬が近づくと唸ります。後輩犬はどうしても柵から出て一緒に寝たりしたい様ですが、服従する気も全くなく、先住犬はイライラしています。甘やかしてしまったせいと深く反省してますが解決の糸口がわかりません。どうしたら良いのでしょうか。補足ありがとうございます。先住犬は5才といっても一般的なサイズで9才は体格が小ぶりでマズルも短い子です。新居にはもちろん先住犬が先ですがどちらかというと先住犬は神経質で真面目な犬。後輩は奔放で好奇心旺盛。新居でも先に探検していたのでそれも影響しているのかもしれません。

犬同士のケンカの原因解明:性格と環境の両面から

犬同士のケンカは、様々な原因が複雑に絡み合っています。今回のケースでは、先住犬と後輩犬の性格の違い、そして新居という環境変化が大きな要因と考えられます。

性格の違いによる摩擦

先住犬は神経質で真面目、後輩犬は奔放で好奇心旺盛。この性格の違いは、資源の奪い合い(場所、おもちゃ、飼い主の愛情など)において、大きな摩擦を生み出します。先住犬は自分のテリトリーや資源を後輩犬に侵害されることに強いストレスを感じ、攻撃的な行動に出る可能性があります。一方、後輩犬は、その行動を理解せず、しつこく近づいたり、資源を奪おうとしたりすることで、さらに先住犬の怒りを煽るという悪循環に陥っていると考えられます。

環境変化によるストレス

新居への引っ越しは、犬にとって大きなストレスです。特に、先住犬にとっては、自分のテリトリーが脅かされるような感覚になり、不安やストレスを感じている可能性があります。後輩犬が先に新居を探検したという事実も、先住犬の不安を増幅させていると考えられます。

具体的な解決策:行動修正と環境調整

ケンカを完全に無くすためには、行動修正と環境調整の両面からのアプローチが必要です。

1. 行動修正:プロの力を借りる

犬の行動修正は、専門家の知識と経験が不可欠です。動物行動学者やドッグトレーナーに相談し、適切なトレーニング方法を学ぶことを強くお勧めします。彼らは、犬の行動を観察し、ケンカの原因を特定し、具体的な解決策を提案してくれます。

  • プロによるカウンセリング:犬の行動パターンや性格を分析してもらい、問題行動の原因を特定します。
  • トレーニング方法の指導:具体的なトレーニング方法を学び、飼い主自身で犬の行動を改善できるよう指導を受けます。
  • 薬物療法の検討:必要に応じて、獣医師から抗不安薬などの処方を受けることも検討しましょう。

2. 環境調整:犬にとって快適な空間づくり

インテリアの工夫によって、犬にとってストレスの少ない環境を作ることができます。

  • それぞれの安全空間の確保:先住犬と後輩犬それぞれが安心して過ごせる、プライベートな空間を確保しましょう。クレートやベッド、サークルなどを活用し、それぞれの犬が落ち着ける場所を作ることで、ストレスを軽減できます。それぞれのスペースに、愛犬が好きなおもちゃや匂いのついたタオルなどを置いてあげましょう。
  • 資源の分散:餌や水飲み場、おもちゃなどを複数個所に配置することで、資源の奪い合いによるケンカを防ぎます。特に、餌やりは、それぞれの犬が互いに見えない場所で、同時に行うのが効果的です。
  • フェロモンディフューザーの活用:犬の安心感を高める効果のあるフェロモンディフューザーを使用するのも有効です。アロマディフューザーと違い、犬種を問わずに安全に利用できます。
  • インテリアの工夫:落ち着きのある色合いの家具や、犬が落ち着ける素材のベッドなどを選びましょう。ブラウン系の落ち着いた色は、犬の心を落ち着かせる効果があるとされています。例えば、ブラウンのソファやラグを配置することで、空間全体にリラックスした雰囲気を作ることができます。また、犬が落ち着いて過ごせるように、視線を遮るような家具の配置も効果的です。

3. 継続的な観察と記録

犬たちの行動を継続的に観察し、記録することが重要です。ケンカが発生した日時、状況、犬たちの反応などを詳細に記録することで、問題行動のパターンを把握し、効果的な対策を立てることができます。

インテリアと多頭飼育の調和

インテリアは、単なる見た目だけでなく、犬たちの行動や心理に大きな影響を与えます。快適な空間づくりは、多頭飼育におけるストレス軽減に不可欠です。

色の効果

落ち着いた色調のインテリアは、犬の心を落ち着かせ、リラックス効果を高めます。ブラウン、ベージュ、アイボリーなどの自然な色合いは、犬にとって安心感を与え、ケンカを減らす効果が期待できます。

空間デザイン

犬が自由に動き回れるスペースを確保し、それぞれの犬が落ち着けるプライベート空間を設けることが重要です。家具の配置や高さなどを工夫することで、犬同士の接触機会を減らし、ストレスを軽減できます。

まとめ:根気と愛情で解決を目指しましょう

犬同士のケンカは、すぐに解決できる問題ではありません。根気強く、愛情を持って、行動修正と環境調整に取り組むことが重要です。専門家の力を借りながら、犬たちが安心して暮らせる環境を築いていきましょう。

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