多頭飼いの犬のケンカと対策:安心安全な共存のための具体的な方法

犬同士のケンカについてです。今うちでは2匹の犬(1歳の両方とも♂、兄弟です)を飼っています。遊びのケンカ(お尻をあげて噛み合うような)ではなく、うぅ~と唸りだし野生の狼のように上唇をあげ歯を見せ、爪を立てケンカをします。初めて見たときは飼い犬ながらも恐しく感じました。飼い始めはこんなことなかったのですが、徐々に増えてきて1日に2回はあります。犬からしてみれば普通のことなのかもしれませんが、最近は鼻の皮がむけていたり、耳の毛がハゲてしまっていたりするので不安です。そうなってしまった時は止めて、いつも別々の部屋に引き離しているのですが対処の方法としては間違っている気がして(泣)どうすればいいのでしょう?ご回答よろしくお願いしますm(__)m

兄弟犬のケンカ:原因と解決策

1歳の♂兄弟犬同士のケンカ、特に「うなり声」「歯をむき出し」「爪を立てる」といった激しいケンカは、飼い主さんにとって大きな不安材料となりますよね。遊びのケンカとは明らかに異なる、本気のケンカです。 鼻の皮がむけたり、耳の毛が抜けるなど、ケガをしている様子も心配です。 まずは、このケンカの原因を探ることから始めましょう。

ケンカの原因を特定する

兄弟とはいえ、犬はそれぞれ個体差があります。性格や遊び方、資源への執着心など、様々な要因がケンカに繋がります。

  • 資源の奪い合い:エサ、おもちゃ、寝床、飼い主さんの愛情など、犬にとって大切な資源をめぐる争いが原因の一つです。特に、エサやりや遊びの際に、一方だけが有利になるような状況は避けるべきです。
  • ストレス:環境の変化(引っ越し、家族構成の変化)、過度な興奮、十分な運動不足、社会化不足など、様々なストレスがケンカを誘発します。 兄弟犬とはいえ、それぞれに適度な空間と休息が必要です。
  • 順位争い:群れの中で自分の地位を確立しようとする行動です。特に若い犬同士では、順位がまだ定まっていないため、ケンカが多くなる傾向があります。
  • 病気や痛み:病気や怪我をしている場合、痛みや不快感から攻撃的になることがあります。 もし、ケンカが急に増えた、または普段と様子が違う場合は、動物病院で検査を受けさせることをお勧めします。
  • コミュニケーション不足:犬同士のコミュニケーションが不足していると、誤解やストレスが溜まり、ケンカに発展しやすくなります。適切な遊びやトレーニングを通して、コミュニケーション能力を高める必要があります。

具体的な解決策とアドバイス

ケンカを完全に無くすことは難しいかもしれませんが、頻度を減らし、ケガを防ぐことは可能です。

1. 環境の見直し

  • 資源の管理:エサは別々の場所で与え、おもちゃも複数用意して、奪い合いが起こらないようにします。 寝床も、それぞれが落ち着いて休める場所を確保しましょう。 給餌時は、落ち着いて食事ができるよう、少し離れた場所で与えるのが効果的です。
  • 空間の確保:それぞれの犬が落ち着いて過ごせる、プライベートな空間を用意しましょう。 クレートやサークルなどを活用し、必要に応じて一時的に隔離することも有効です。 ただし、常に隔離するのではなく、適度な距離感を保つことが重要です。
  • 安全な環境:ケンカになりやすい場所(狭い通路など)を避け、安全に遊べるスペースを確保しましょう。 家具などを配置して、犬が自由に動き回れるスペースを制限することも有効です。

2. トレーニング

  • 基本的な服従訓練:「待て」「来い」「おすわり」などの基本的なコマンドを覚えさせることで、犬の行動をコントロールしやすくなります。 これは、ケンカの予防にも繋がります。 専門のドッグトレーナーに相談するのも良い方法です。
  • コミュニケーショントレーニング:犬同士のコミュニケーションを促進するためのトレーニングを行います。 例えば、一緒に遊ぶ時間を作る、互いの匂いを嗅がせる、などです。 ただし、無理強いは禁物です。 犬同士のペースに合わせて行いましょう。

3. 専門家への相談

  • 動物行動医:ケンカの原因を特定し、適切な解決策を提案してくれます。 特に、病気や心の問題が原因の場合、動物行動医の診察が不可欠です。
  • ドッグトレーナー:犬のトレーニング方法や、多頭飼いのコツなどを教えてくれます。 個々の犬の性格や状況に合わせたトレーニングプランを作成してくれます。

4. ケンカの際の対処法

ケンカが始まったら、大声で叱ったり、無理やり引き離したりするのは危険です。 犬は興奮状態にあるため、怪我をする可能性があります。 代わりに、

  • 大きな音で注意をそらす:大きな音(ペットボトルを振るなど)で犬の注意をそらし、ケンカを中断させます。
  • 水をかける:水をかけると、犬は驚いてケンカを中断することがあります。
  • 間に入る:どうしても中断できない場合は、慎重に間に入り、犬を落ち着かせます。 この際、犬に噛まれないように注意が必要です。
  • 別々の部屋に移動:落ち着いたら、別々の部屋に移動させ、落ち着くまで時間を与えます。

インテリアと多頭飼い

犬同士のケンカを減らすために、インテリアにも工夫を凝らし、ストレスを軽減する環境作りを目指しましょう。

ブラウンインテリアで落ち着きを演出

今回の質問では具体的な色は記載されていませんが、ブラウン系のインテリアは、犬にも飼い主さんにも落ち着きを与え、穏やかな雰囲気を演出するのに適しています。 ブラウンは自然の色であり、犬にとって安心感を与える効果があります。 カーペットやクッション、ソファなど、犬が触れるものにもブラウンを取り入れることで、よりリラックスした空間を作ることができます。

安全な空間づくり

犬が自由に動き回れるスペースと、落ち着いて休めるプライベート空間を確保しましょう。 家具の配置や、サークル、クレートなどの活用で、安全で快適な空間を作り出せます。 尖った家具の角には、クッションなどを当てて、ケガの防止にも努めましょう。

まとめ

兄弟犬同士のケンカは、飼い主さんにとって大きな悩みですが、適切な対策を行うことで、改善が見込めます。 原因の特定、環境の見直し、トレーニング、そして専門家への相談を組み合わせることで、犬たちが安心して暮らせる環境を築きましょう。 焦らず、根気強く取り組むことが大切です。 そして、インテリアも活用して、犬にとってストレスの少ない、穏やかな空間作りを目指しましょう。

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