多頭飼いの成功への道:先住猫と新入り猫のストレスフリーな同居生活

先住猫2歳半オス、去勢済を飼っています。この度訳あって、7、8か月ぐらいのオス去勢済の子を引き取る事になりました。1つの部屋に新入りを隔離、ネットで調べた手順をふんで顔合わせをするつもりが、私の不注意で初日に突然顔合わせしてしまいました。先住猫は追いかけることはしませんでしたが、ゆっくり移動しながら威嚇。その後、新入りをケージに入れた隔離していますが、今後どのようにしたらいいのでしょうか?私の予定では、1週間後にお互い使っていたタオルを交換し匂いをかがせる→先住を新入りの部屋に入れ合わせる(新入りはケージの中)→それからは様子を見ながら徐々に新入りを自由にしていくつもりでした。もう手遅れですか?あれから先住は新入りの部屋が気になるみたいで、しょっちゅうドアの前にいたり、行ったり来たりしています。ちなみに、まだ3日目なんですが…。やっぱりオス同士というのも無理がありますか?新入りは虐待されていた子で、しっぽが切られほとんど無い状態です。こういう事もあり、是非我が家で幸せになってほしいのですが先住の事も優先に考えないといけないですし。もちろん検査済でエイズ、白血病等マイナスです。いい方法があればアドバイスお願いします。

多頭飼いの導入:猫同士のストレス軽減とスムーズな同居

突然の顔合わせで先住猫が威嚇したとのこと、ご心配ですね。しかし、3日目でまだ様子見の段階なので、決して手遅れではありません。オス同士で、しかも新入り猫が虐待経験者という状況は、慎重な対応が必要ですが、適切な方法で進めれば、必ず仲良くなれる可能性があります。

猫の性格と過去の経験

猫の性格は様々です。先住猫が比較的穏やかな性格であれば、新入り猫を受け入れる可能性は高まります。しかし、新入り猫は虐待経験から強いストレスを抱えている可能性があり、警戒心が強いでしょう。この点を踏まえ、ゆっくりと時間をかけて関係構築を進めることが重要です。

段階的な慣らし方:再計画と具体的なステップ

初日の突然の顔合わせは、先住猫に大きなストレスを与えてしまった可能性があります。そこで、計画を見直し、より慎重なステップを踏んでいきましょう。

  • 隔離期間の延長: 少なくとも2週間は完全隔離を継続します。ケージ越しではなく、完全に別の部屋で生活させ、お互いの存在を匂いなどで徐々に認識させましょう。
  • 匂いの交換: お互いのタオルやベッドなどの匂いのついた物を交換し、匂いを嗅ぎ合わせることは有効です。ただし、いきなりではなく、数日かけて徐々に慣れさせましょう。
  • 視覚的な慣れ: 隔離された部屋のドアを少し開けて、お互いがお互いを少しだけ見れるようにします。最初は数分程度から始め、徐々に時間を延ばしていきます。この段階で威嚇行動が激しい場合は、すぐにドアを閉じて隔離を継続します。
  • 短い時間での面会: 匂いに慣れてきたら、先住猫を新入り猫の部屋に入れ、新入り猫はケージに入れたまま、数分間の面会を試みます。この時、先住猫が落ち着いていれば、徐々に時間を延ばしていきます。常に猫の様子を注意深く観察し、少しでも緊張や威嚇が見られたら、すぐに面会を中断します。
  • ケージからの解放: 面会がスムーズに進み、お互いに落ち着いていられるようになったら、新入り猫をケージから出して、部屋の中で自由に動き回れるようにします。最初は先住猫も同室にしますが、常に監視し、必要に応じてすぐに隔離できるように準備しておきましょう。
  • 完全同居: 数日間の同室生活で問題がなければ、完全に同居を始めます。それでも、最初は様子を見ながら、十分な遊び場や隠れ場所を用意し、猫たちが自由に過ごせるように配慮しましょう。

環境整備:猫が落ち着ける空間づくり

猫たちが安心して過ごせる環境を作ることも重要です。

  • 隠れ家: 猫は隠れ場所を好みます。それぞれに十分な数の隠れ家(猫ハウス、段ボール箱など)を用意しましょう。特に新入り猫は、安全な場所を必要とします。
  • トイレ: 猫の数より多くのトイレを用意しましょう。場所も分散させ、猫たちが自由にトイレを使えるようにします。
  • 給餌場所: 餌や水は、それぞれ別の場所に置き、競争によるストレスを軽減します。
  • 遊び場: 猫が自由に遊べるスペースを確保し、猫じゃらしやボールなどの玩具を用意しましょう。遊びを通して、猫同士のコミュニケーションを促進することもできます。

専門家への相談:獣医師や動物行動学者

状況が改善しない場合、または猫同士の激しいケンカが起こった場合は、獣医師や動物行動学者に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応策を見つけることができます。

オス同士の多頭飼いの注意点

オス同士の多頭飼いは、メス同士やオスとメスの組み合わせに比べて、縄張り争いが起こりやすい傾向があります。しかし、適切な対応をすれば、問題なく同居できるケースも多いです。重要なのは、猫たちのストレスを最小限に抑え、ゆっくりと時間をかけて関係を築くことです。

虐待経験猫への配慮

新入り猫は虐待経験者とのことですので、特に慎重な対応が必要です。恐怖心や警戒心が強い可能性が高いので、無理強いせず、猫自身のペースで環境に慣れていくようにサポートしましょう。

まとめ:忍耐と愛情で多頭飼いを成功させよう

多頭飼いは、猫にとっても飼い主にとっても、喜びと苦労が伴います。今回のケースは、最初の段階で少しトラブルがありましたが、焦らず、段階的に進めていけば、必ずうまくいきます。猫たちの様子を注意深く観察し、必要に応じて計画を修正しながら、根気強く取り組んでいきましょう。猫への愛情と、時間と忍耐が、多頭飼いの成功の鍵となります。

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