多頭飼いの成功への道!3歳猫同士の仲良し生活を実現するためのステップバイステップガイド

2匹目の猫の飼い方を教えてください。3歳のメス猫(避妊手術済み)がいるおうちに3歳のオス猫(去勢手術済み)を事情により一緒に育てる事になりました。初対面の2匹はどちらもシャーと言ってました。10分程の顔あわせです。2匹を仲良くさせるためにはどのような手順で飼えば一番いいのか、教えてください。今は別の部屋で過ごさせてます。

多頭飼いの注意点と準備

猫同士の同居は、慎重な準備と段階的な手順が必要です。特に成猫同士の場合は、縄張り意識が強く、いきなり同居させると激しいケンカに発展する可能性があります。まずは、安全で快適な環境を準備することが大切です。

1. それぞれの猫のための安全なスペースを確保

  • それぞれの猫に、専用のケージ、ベッド、トイレ、食器を用意しましょう。 ケージは、隠れ家として安心できる場所を提供し、ストレスを軽減します。ベッドは、柔らかく、落ち着ける素材を選びましょう。トイレは、複数設置することで、縄張り争いを防ぐ効果があります。食器も、それぞれ別の場所に置きましょう。
  • 猫が自由に移動できるスペースを確保しましょう。 狭い空間では、ストレスが溜まりやすく、ケンカの原因になります。
  • 高い場所を用意しましょう。 猫は高い場所を好むため、キャットタワーや棚などを設置して、それぞれの猫が落ち着いて過ごせる場所を確保しましょう。これにより、上下関係を築きやすく、ケンカを減らす効果があります。

2. 匂いの交換から始める

いきなり対面させるのではなく、まずは匂いを交換させることから始めましょう。

  • それぞれの猫のタオルやベッドなどを交換し、お互いの匂いに慣れさせましょう。 これは、数日かけてゆっくりと行いましょう。
  • フェロモン製品を活用するのも有効です。 猫用フェロモン製品は、猫の安心感を高め、ストレスを軽減する効果があります。獣医さんやペットショップで相談してみましょう。

3. 視覚的な接触から始める

匂いに慣れてきたら、次に視覚的な接触を始めましょう。

  • 最初は、それぞれの猫が互いに見える距離に、ケージや部屋を分けて置きましょう。 この段階では、直接接触させません。お互いの存在を確認させ、徐々に慣れていくことが重要です。数日間はこの状態を維持しましょう。
  • 遊びや食事で気を紛らわせましょう。 猫がお互いを意識しすぎないように、おもちゃで遊んだり、おやつを与えたりして、気を紛らわせる工夫をしましょう。 この時、同時に同じ場所でおやつを与えないように注意しましょう。

段階的な同居へのステップ

匂い、視覚的な接触に慣れてきたら、いよいよ同居を始めましょう。しかし、いきなり同居させるのではなく、段階的に進めることが重要です。

1. 短時間の面会

  • 最初は、数分間の短い時間だけ、監視しながら面会させましょう。 この時、猫同士がケンカを始めたら、すぐに引き離しましょう。決して無理強いは禁物です。
  • 安全な場所を確保しましょう。 ケンカが始まった場合に、すぐにそれぞれの猫を安全な場所に避難させられるように、事前に安全な場所を確保しておきましょう。
  • 褒めて、ご褒美を与えましょう。 穏やかに過ごせている時は、たくさん褒めて、おやつを与えましょう。 ポジティブな経験を積み重ねることが大切です。

2. 徐々に時間を延長

  • 面会時間を徐々に延長していきましょう。 猫の様子を見ながら、少しずつ時間を長くしていきましょう。 ケンカが起きたり、一方的に威嚇したりする場合は、時間を短くしたり、一時的に隔離したりするなど、柔軟に対応しましょう。
  • 遊びを取り入れる。 一緒に遊べるおもちゃを使うことで、猫同士のコミュニケーションを促進することができます。 追いかけっこなど、狩猟本能を刺激するおもちゃが効果的です。

3. 完全同居

  • 猫たちが穏やかに過ごせるようになったら、完全同居を始めましょう。 それでも、常に様子を観察し、必要に応じて隔離する準備をしておきましょう。
  • ストレスサインに注意しましょう。 猫がストレスを感じている場合は、毛づくろいをしなくなったり、食欲がなくなったり、隠れたりするなどのサインが現れます。 このようなサインが見られた場合は、すぐに獣医に相談しましょう。

専門家のアドバイス

動物行動学の専門家によると、多頭飼いの成功の鍵は「ゆっくりとした時間と、猫の個性を尊重すること」です。それぞれの猫の性格や行動パターンを理解し、適切な対応をすることが重要です。焦らず、猫たちのペースに合わせて進めていきましょう。

インテリアと多頭飼いの調和

猫が快適に過ごせる空間を作るには、インテリアにも工夫が必要です。

猫のためのスペース確保

  • キャットタワーや棚などの垂直スペースを確保しましょう。 猫は高い場所を好むため、垂直方向のスペースは縄張り争いを軽減するのに役立ちます。
  • 隠れ家となる場所を用意しましょう。 猫は安全な隠れ家を求めます。ハウスやトンネルなどを設置することで、ストレスを軽減することができます。オレンジ色のハウスは、猫の注意を引き、リラックス効果も期待できます。
  • 複数のトイレ、食器、ベッドを用意しましょう。 資源の競争を避けるため、それぞれの猫に十分な数のトイレ、食器、ベッドを用意しましょう。特にトイレは、複数設置することで、縄張り争いを防ぐ効果があります。

安全な素材の選択

  • 猫が口にしても安全な素材を選びましょう。 家具やインテリアを選ぶ際には、猫が口に入れても安全な素材を選びましょう。特に、猫が噛んだり引っ掻いたりする可能性のある家具は、耐久性のある素材を選びましょう。

オレンジ色の効果

オレンジ色は、猫にとって落ち着きを与える色と言われています。オレンジ色のベッドやクッションなどを用意することで、猫がリラックスして過ごせる空間を作ることができます。

まとめ

多頭飼いは、猫にとっても飼い主にとっても、喜びと苦労が伴います。しかし、適切な手順と準備、そして何より猫への愛情があれば、必ず仲良くなれるはずです。焦らず、ゆっくりと時間をかけて、猫たちとの幸せな生活を築いていきましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)