多頭飼いの悩み:先住猫と新入り猫の同居、成功への道

先住猫と新入り猫の扱いについて。パート4 雑種君(去勢済み 8ヶ月)のお友達にとターキッシュアンゴラ二ヶ月の女の子を 引き取ってきました。 アンゴラは隔離部屋に過ごさせたものの、なかなか慣れてくれず、 まだ威嚇はするし、いまだに篭城中です。 後で調べてみればアンゴラは他種猫との同居は避けるべきだと書かれていました。 しかし 部屋にしばらくいるとは隠れ場所から出てきて探索しながら遊ぶのですが、 私が身動きすると警戒し、隠れてしまうことも多いです。 よってアンゴラがきてからは掃除機等を使えない状態です。 ドア越しに雑種君がきて鳴き始めるとアンゴラも側により、ドアの外へ出たがったので、 少し開けてみるとお互い隙間から手を出し合っていました。猫パンチかもしれませんが。 しかし お互い唸ることもなく、アンゴラも人間よりは猫に興味をしめしたので、 外へ出してみたのですが、お互い威嚇しあうのでもなく、大丈夫かなあと 思いきや、先住猫が追いかけてしまい、アンゴラがすっ飛んで逃げ、 またも篭城中です。 その後もアンゴラは先住猫の鳴き声を聞き、ドアの側によることもあれば、 怖がって出てこないときもあります。 先住猫は新入り猫に興味津々と言う感じなのですが、 アンゴラが神経質で臆病なので、一進一退です。 私としても早く隔離部屋から開放したいのですが、 二匹の関係がどのようになれば出しても大丈夫でしょうか? ちなみに人間にももう少しなれてほしいのですが。。。

多頭飼育の注意点と段階的な導入

猫同士の同居は、慎重な導入が必要です。特に、性格の異なる猫(今回のケースのように、臆病なターキッシュアンゴラと活発な雑種猫)の場合、十分な時間と配慮が必要です。 いきなり同居させるのではなく、段階的に進めることが重要です。 焦らず、猫たちのペースに合わせて進めていきましょう。 今回のケースでは、アンゴラちゃんがまだ人間にも慣れていない状況ですので、まずは人間との信頼関係構築を優先しましょう。

段階1:安全な環境の構築と個体への配慮

  • 隔離部屋の快適化:隠れ家となる場所(段ボール箱、猫用ベッドなど)、トイレ、フードボウル、ウォーターボウルを十分に用意し、安全で落ち着ける空間を確保しましょう。 隠れ家がないと、猫は常に不安を感じます。
  • フェロモン製品の活用:猫用フェロモン製品(Feliwayなど)は、猫をリラックスさせる効果があります。隔離部屋にスプレーすることで、猫のストレスを軽減できます。
  • ゆっくりと時間をかける:猫は環境の変化に敏感です。最低でも2週間、できれば1ヶ月程度の隔離期間を設け、新入り猫が新しい環境に慣れていく時間を与えましょう。焦らず、じっくりと時間をかけてください。
  • アンゴラちゃんへの個別ケア:アンゴラちゃんは臆病な性格のようですので、無理強いせず、優しく声をかけて、少しずつ距離を縮めていきましょう。 おやつを与えたり、優しく撫でたりすることで、信頼関係を築くことができます。

段階2:視覚・嗅覚による馴化

  • ドア越しでの接触:隔離部屋と他の部屋のドアを少し開けて、猫同士が互いの存在を感じられるようにします。 最初は数分間だけにし、徐々に時間を延ばしていきます。 この段階では、猫同士が直接接触しないように注意しましょう。
  • 匂いの交換:それぞれの猫のタオルやベッドなどを交換することで、互いの匂いを嗅ぎ合わせます。 これにより、猫同士が互いの存在を認識し、警戒心を和らげることができます。
  • おもちゃで遊ぶ:ドア越しに、猫がお互いに興味を持つようなおもちゃを使って遊びます。 これにより、猫同士の関心を高め、ポジティブな感情を育むことができます。

段階3:短い時間での同居

  • 監視下での面会:猫同士が穏やかに接している様子を確認したら、短い時間だけ(最初は15分程度)同じ部屋で遊ばせてみます。 この間は、常に猫の様子を注意深く観察し、必要に応じてすぐに隔離できるように準備しておきましょう。
  • 安全な場所の確保:猫が逃げ込めるような、高い場所や隠れ家などを複数用意しておきましょう。 これにより、猫は安心感を得ることができ、ストレスを軽減できます。
  • 遊びの導入:猫がリラックスしている時間帯に、おもちゃを使って一緒に遊ばせることで、ポジティブな相互作用を促します。 猫が追いかけっこをしたり、じゃれ合ったりする様子が見られると、良好な関係が築けている証拠です。

段階4:完全同居

  • 段階的な時間延長:同居時間を徐々に延長し、最終的には一日中同じ部屋で過ごせるようにします。 常に猫の様子を観察し、問題が発生したらすぐに隔離できるように準備しておきましょう。
  • 資源の確保:フードボウル、ウォーターボウル、トイレなどを複数用意し、猫同士が資源を巡って争うことがないようにします。 これは、猫同士のトラブルを防ぐ上で非常に重要です。
  • 専門家の相談:どうしてもうまくいかない場合は、獣医や動物行動学者に相談しましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、猫同士の同居を成功させる可能性が高まります。

人間との関係構築

アンゴラちゃんが人間にも慣れていないとのことですので、まずはアンゴラちゃんとの信頼関係を築くことが大切です。 ゆっくりと時間をかけて、優しく声をかけて、少しずつ触れ合う時間を増やしていきましょう。 無理強いせず、猫のペースに合わせて進めることが重要です。

インテリアと多頭飼育

猫が安心して過ごせる空間を作るには、インテリアにも工夫が必要です。 例えば、猫が登ったり隠れたりする場所として、キャットタワーや猫棚を設置するのも良いでしょう。 また、猫が落ち着けるような、落ち着いた色合いのインテリアを選ぶことも効果的です。 グレーの壁や家具は、猫にとって落ち着く色と言われています。 今回のケースでは、グレーを基調としたインテリアが、猫たちのストレス軽減に役立つかもしれません。 猫が安全に過ごせる空間を作ることで、多頭飼育を成功させる可能性が高まります。

まとめ

多頭飼育は、猫同士の性格や相性、そして飼い主の努力によって成功するかどうかが決まります。 焦らず、猫たちのペースに合わせて、段階的に進めていくことが大切です。 今回のケースでは、アンゴラちゃんの臆病な性格を理解し、十分な時間と愛情をかけて、ゆっくりと信頼関係を築いていくことが重要です。 そして、猫たちが安全で快適に過ごせるような環境づくりも不可欠です。 必要に応じて専門家のアドバイスを求めることも、成功への近道です。

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