多頭飼いの悩み：先住猫と子猫の仲を良くする方法｜インテリアと心の距離

先日も質問させて頂いたのですが、あれから一ヶ月経ちましたがまだお互い（特に先住猫）が慣れない様子で困っています。どなたかアドバイス頂けましたら幸いです。子猫（二ヶ月、メス）を保護してから一ヶ月経ちました。先住猫（七歳、オス）は食欲も戻り、過剰グルーミングによるであろうハゲも進行しませんでした。今子猫は私が寝る間はケージの中、それ以外は閉め切った部屋内出して自由させ、一日に数回部屋の戸をあけ先住猫と対面させていますが、部屋を空けた途端、子猫が神経質な先住猫を追い回します。先住猫は子猫が来ると居た部屋から逃げ、それでも追いつかれるとうなり声をあげ、あまりそばに来られると猫パンチで追い払い、また逃げて、子猫が追って…の繰り返しです。今の所流血沙汰はありませんし、子猫も毎日元気そうですが、遊びたい盛りを部屋に閉じ込めて先住を優先させている為殆ど一匹ですごしており、部屋から鳴き声がする度心が痛みますし、なにより先住猫のストレスも心配です。先住猫は心筋症持ちな事もあり、また子猫がエイズキャリアだと言う事もあり、今後を思うと心配でなりません…友人からは先住猫を思うと保護すべきではなかったと言われてしまいました…確かにそうだと思いますが、私が保護しなければ川に捨てると言われてしまったので…放っておけませんでした…里親募集はしていますが、エイズキャリアと言う事を考えると相当難しそうです…みなさんの体験談、アドバイスなどお聞かせ願えましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。補足お二方ともご回答どうも有難う御座います。取り合えず里親募集はこのまま続けていこうかと思っておりますが、ポスターを貼って頂いている獣医さん方にはキャリアは難しいから飼う覚悟をしておいた方が良い、と言われてしまいました…完全別室飼いも出来ればそうしたいのですが、今子猫を入れている部屋がとてもせまく、家はその部屋と私の部屋（先住はこっちにいます）しか無い為ずっとは難しいです…なんとかお互い距離を取ってでも良いので生活出来るようになって貰いたいものなのですが…

Contents

1 先住猫と子猫の多頭飼育：ストレス軽減と円滑な関係構築のための具体的なステップ
2 里親探し：現実的な対応と心の準備
3 まとめ：愛情と忍耐で、猫たちの幸せを

先住猫と子猫の多頭飼育：ストレス軽減と円滑な関係構築のための具体的なステップ

猫同士の多頭飼育は、うまくいけば喜びも倍増しますが、うまくいかない場合は大きなストレスとなります。特に、先住猫が心筋症を抱えている場合、ストレスは健康状態に悪影響を及ぼす可能性があります。子猫がFIV（猫免疫不全ウイルス）キャリアであることも、状況を複雑にしています。しかし、諦める必要はありません。適切な方法で、先住猫と子猫の共存を目指しましょう。

段階的な慣れ合い：フェロモンと環境調整

まず、フェロモン製品の活用が重要です。フェリウェイなどの猫用フェロモン製品は、猫の安心感を高め、ストレスを軽減する効果があります。子猫と先住猫の生活空間（特に、お互いが頻繁に顔を合わせる場所）にディフューザーを設置しましょう。

次に、環境の調整です。子猫の部屋が狭いとのことですが、少しでも空間を広げ、子猫が自由に動き回れるように工夫してみましょう。例えば、キャットタワーを設置したり、ハンモックを取り付けたりすることで、垂直方向の空間を活用できます。先住猫にも、安全で落ち着ける場所（高い場所など）を確保しましょう。これは、猫が自分のテリトリーを確保できるという安心感を与える上で非常に重要です。

ゆっくりとした時間：視覚と嗅覚からのアプローチ

いきなり部屋を解放するのではなく、段階的に距離を縮めていくことが大切です。

ネットで買うなら？いろのくにのおすすめインテリア(PR)

アイボリーの魅力を引き立てるハンドメイド携帯灰皿

1800円

熟練の職人が手がけたアイボリーの携帯灰皿。コンパクトで清潔感があり、贈り物にも最適です。

商品ページへ

赤いソファベッドで彩る、心地よいリビング空間

55630円

鮮やかな赤色のソファベッドで、リビングに活気を。昼はソファ、夜はベッドとして使える2WAY仕様で、実用性も抜群です。

商品ページへ

段階1：視覚的な慣れ合い：最初は、子猫と先住猫を完全に隔離した状態から始めます。お互いの存在を、扉越しや隙間から確認できるようにします。この段階では、無理に接触させようとはせず、お互いの存在に慣れさせることに集中しましょう。数日間、この状態を続けます。
段階2：嗅覚的な慣れ合い：子猫と先住猫のタオルやベッドなどを交換し、お互いの匂いを嗅ぎ合わせることで、お互いの存在を認識させます。この段階でも、無理強いは禁物です。ゆっくりと時間をかけて、お互いの匂いに慣れていきましょう。
段階3：短い時間での接触：数日後、数分間だけ、子猫と先住猫を同じ部屋で自由にさせます。この時、常に飼い主がそばにいて、猫たちの様子を注意深く観察することが重要です。もし、先住猫が子猫に対して攻撃的な行動を示したら、すぐに子猫を安全な場所に移動させましょう。この段階では、遊びやじゃれ合いを強制するのではなく、お互いの存在を許容する状態を目指します。接触時間は徐々に長くしていきましょう。
段階4：安全な空間の確保：先住猫が落ち着ける、子猫から逃げ込める安全な場所（高い場所、隠れ家など）を必ず用意しましょう。子猫が先住猫を追い回すのは、遊び心からかもしれませんが、先住猫にとっては大きなストレスです。安全な場所を用意することで、先住猫は安心感を得ることができ、ストレスを軽減できます。

食事と遊び：ポジティブな経験の共有

食事の時間を利用して、子猫と先住猫にそれぞれ別の場所で食事を与え、お互いの存在を意識させつつも、競争心を煽らないように配慮しましょう。

遊びの時間も重要です。子猫には、子猫用の玩具で十分に遊ばせてあげましょう。先住猫にも、好きな玩具で遊んであげ、子猫の存在を意識させずに、楽しい時間を共有させます。

専門家の意見：獣医さんとの連携

獣医さんには、先住猫の心筋症の治療と、子猫のFIVに関するアドバイスを受けてください。多頭飼育におけるストレス管理についても相談しましょう。獣医さんのアドバイスは、猫たちの健康と安全を守る上で非常に重要です。

インテリアの工夫：猫にとって快適な空間づくり

猫がストレスを感じずに暮らせるよう、インテリアにも工夫が必要です。

垂直空間の活用：キャットタワーや棚などを設置し、猫が自由に登ったり降りたりできる空間を作ることで、縄張り意識を満たし、ストレスを軽減できます。
隠れ家の設置：猫は隠れ家が好きです。猫用ベッドやハウスなどを設置し、猫が自由に休息できる場所を用意しましょう。これは、特に先住猫にとって重要です。
快適な温度管理：猫は温度変化に敏感です。室温を適切に保ち、猫が快適に過ごせるようにしましょう。
落ち着いた色合いのインテリア：猫は、刺激の少ない落ち着いた環境を好みます。グレーなどの落ち着いた色合いのインテリアは、猫のストレス軽減に役立ちます。

里親探し：現実的な対応と心の準備

FIVキャリアの子猫の里親探しは確かに難しいですが、諦めずに努力を続けることが大切です。しかし、先住猫の健康と心の状態を最優先することも忘れないでください。もし、多頭飼育がどうしても難しい場合は、子猫のための新しい家庭を探すことを検討することも必要かもしれません。

まとめ：愛情と忍耐で、猫たちの幸せを

先住猫と子猫の仲を良くすることは、時間と忍耐を要する作業です。しかし、適切な方法で対応することで、必ず良い結果が得られるはずです。猫たちの様子を注意深く観察し、必要に応じて獣医さんに相談しながら、愛情と忍耐を持って、猫たちの幸せを願ってケアを続けていきましょう。