二匹目の猫を飼い始めましたが…仲良くなってくれるか心配です。 先住猫は二歳半の♂で、新入猫は10ヶ月の♀です。初対面はお互い腰を屈めて鼻先を匂いあってました。 その後部屋を離し様子を見ると先住猫が低い声を出して鳴き、私が撫でようとするとふいて怒り噛んできました…新入猫も抱っこして目が合い少しするとふいて怒り顔に猫パンチをしてきました…どちらにも嫌われ本当にショックです…これは互いの匂いが私についてるのが原因でしょうか？ この先二匹が仲良くなるのか、飼い主になついてくれるか心配です。猫の相性は良いと思います。良いアドバイスをください！お願いしますm(__)m
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猫同士の最初の出会い：緊張とストレス
猫を新しく迎えることは、先住猫にとっても大きな変化です。 初対面で鼻を合わせるなど、一見良好に見えたとしても、その後、先住猫が低い声で鳴いたり、攻撃的な行動に出たりするのは、ストレスや不安の表れです。新入猫も同様に、新しい環境と先住猫の存在に戸惑い、警戒していると考えられます。 あなたの心配は当然のことです。 匂いが原因の可能性もありますが、それだけが原因とは限りません。 猫同士の相性は良いと判断されていても、環境の変化への対応や、お互いの存在への適応には時間がかかります。
猫のストレス軽減：ゆっくりとした時間と空間の工夫
- 完全隔離から徐々に慣れさせる： まずは、完全に別の部屋で生活させ、お互いの存在を匂いなどで徐々に認識させることが重要です。 数日間は、完全に隔離した状態を保ち、その後、少しずつ接触時間を増やしていくのが効果的です。
- フェロモン製品の活用： 猫のフェロモンを模倣した製品（フェリウェイなど）は、猫の安心感を高める効果があります。 それぞれの部屋に設置することで、ストレスを軽減できます。
- 安全な隠れ家を作る： 猫は、不安を感じた時に隠れる場所が必要です。 それぞれの猫に、安全で落ち着ける隠れ家（猫ベッド、段ボールハウスなど）を用意しましょう。 特に、新入猫にとって、隠れ家は非常に重要です。 インテリアとしても、猫が落ち着ける空間を意識して、落ち着いた色の猫ベッドや、隠れ家になるような家具を配置するのも良いでしょう。
- 匂いの管理： あなたの服に両方の猫の匂いが付着していることが、猫たちのストレスを高めている可能性はあります。 猫と触れ合った後は、手を洗うなど、匂いを出来る限り除去しましょう。 別々のタオルを使用するのも有効です。
インテリアと多頭飼いの調和：快適な空間づくり
多頭飼いの猫が快適に暮らせる空間づくりは、インテリア選びにも影響します。
猫がリラックスできる空間デザイン
- 垂直空間の活用： 猫は高い場所を好みます。 キャットタワーや棚などを設置し、猫が自由に登ったり、休んだりできる垂直空間を確保しましょう。 これにより、猫同士の接触機会を減らし、ストレスを軽減できます。 キャットタワーは、インテリアとしてもおしゃれなものがたくさんありますので、部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。 例えば、ベージュの壁には、ナチュラルな木製のキャットタワーが合います。
- 隠れ家の配置： それぞれの猫が安心して過ごせる隠れ家を、部屋の異なる場所に複数設置しましょう。 これにより、猫同士が直接顔を合わせることなく、落ち着いて過ごせるスペースを確保できます。 隠れ家として、猫専用のベッドや、段ボールハウス、あるいは家具の下などを活用できます。 隠れ家の素材や色も、猫の性格や好みに合わせて選ぶと良いでしょう。 例えば、臆病な猫には、暗くて狭い隠れ家が良いかもしれません。
- 遊び場と休息場所の分離： 猫が遊ぶ場所と休息する場所を分けてあげましょう。 これにより、猫同士の衝突を防ぎ、ストレスを軽減できます。 遊び場には、猫じゃらしやボールなどの玩具を置いてあげましょう。 休息場所には、快適な猫ベッドや、日当たりの良い場所などを用意しましょう。 部屋のレイアウトを工夫することで、猫が快適に過ごせる空間を作ることができます。
- 落ち着いた色合いのインテリア： 猫は、刺激の強い色や模様を嫌う傾向があります。 部屋のインテリアは、落ち着いた色合いのものを選びましょう。 ベージュやグレーなどのニュートラルな色は、猫にとってリラックス効果があります。 また、自然素材の家具や、植物などを置くことで、より落ち着きのある空間を作ることができます。
猫同士の仲良くなるためのステップ
- 匂いの交換： 完全に隔離した後、それぞれの猫の匂いのついた布などを交換し、お互いの存在に慣れてもらいます。 数日間かけて徐々に匂いを共有させることで、警戒心を和らげることができます。
- 間接的な接触： 隔離された状態から、ドアを開けてお互いの存在を視覚的に認識させます。 この段階では、猫同士が直接接触しないように注意しましょう。 お互いの様子を遠くから観察させることで、警戒心を徐々に解いていきます。
- 短い時間での接触： 数日後、短い時間だけ、監視しながら同じ部屋で過ごさせます。 この時、猫がストレスを感じないように、安全な隠れ家を用意しておきましょう。 猫が落ち着いていれば、徐々に接触時間を長くしていきます。
- 遊びを通して仲良くなる： 猫同士が一緒に遊べるようなおもちゃを用意しましょう。 おもちゃを追いかけることで、猫同士の緊張が和らぎ、仲良くなるきっかけになります。 猫が安全に遊べるスペースを確保することが大切です。
- ご褒美を与える： 猫が仲良く遊んだり、一緒に過ごしたりした時は、ご褒美としておやつを与えましょう。 ポジティブな経験を積み重ねることで、猫同士の仲が深まります。
専門家のアドバイス：獣医師への相談
猫同士の仲が悪化する場合は、獣医師に相談することも大切です。 獣医師は、猫の行動や健康状態を詳しく診察し、適切なアドバイスをしてくれます。 特に、攻撃的な行動が続く場合や、猫が病気にかかっている可能性がある場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。
まとめ：時間と愛情で築く多頭飼いの幸せ
猫同士の仲良くなるには、時間と根気が必要です。 焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと関係を築いていきましょう。 インテリアを工夫し、安全で快適な環境を整えることで、猫たちのストレスを軽減し、よりスムーズな多頭飼育を実現できます。 そして、何よりも大切なのは、猫への愛情と、辛抱強い対応です。 必ず、二匹の猫が仲良くなり、あなたを幸せにしてくれるでしょう。
