多頭飼いの家庭で、無駄吠えが酷いトイプードルの新しい飼い主探しに困っています

個人的理由で飼えなくなった犬の一時保護などについて。 知人の知人がトイプードルを飼っていたのですが、個人的な理由で飼えなくなり新しい飼い主を探しているそうです。 しかし、無駄吠えが酷くて飼い主が見つからない状態だそうです。 私は実際に会った事がないのですが、本当に酷いそうです。 しかも基本的には懐っこいそうですが、ハイテンションで落ち着きがなくて、興奮すると飼い主にも噛みつく事があるらいです。 その知人も自他共に認めるガウガウなチワワを飼っているのですが、その知人曰く「うちの子より酷い。うちの子が可愛く見える・・」と言っていました。 話を聞いただけではどんな様子か分かりかねますが、知人のチワワよりも酷いのであれば、結構酷いと私的には思います。 地域の情報誌に掲載したところ、2件の申し出があって2件とも体験的に数日お預けしたそうですが、どちらも無理と言われたとの事です。 どちらの家も小型~大型まで飼育経験があり、無駄吠えも沢山経験してきたそうですが予想以上の酷さに数日の間にご近所から苦情が来たりしたそうです。 知人も数日預かってみたそうですが、チワワとの相性も悪くて部屋を離しても一日中吠えて走り回っている状態だったそうです。 また、飼い主さんが今まで専業主婦だったのでほぼ1日中一緒にいたみたいで、分離不安もあるみたいです。 今までフリーにしていたお陰でサークルに慣れておらず、サークルに入れれば一日中ワンワン!です。 我が家でも考えましたが、すでに多頭飼している上に昼間は誰もいない事が多いので、酷い無駄吠えは困りますし、付きっきりで見てあげる事ができません。 知人の知り合いで保護活動をしている人がいるらしいのですが、その人には「あまり酷いと保護団体でも保護できない。他の子に影響があるから。かわいそうだけど少なくともうちの団体では無理」と言われてしまったそうです。 今も病院やショップでの張り紙、情報誌への掲載を続けているそうですが、問い合わせはあっても引き取り手は見つからない状態です。 ちなみに手放す理由は離婚です。 今まで専業だったのが働く事になり、しかも2人のお子さんも引き取るそうで、犬まで引き取れないとの事です。 旦那さんは忙しくてとても犬の面倒なんか見れないらしいですし、元々犬を飼う事に反対だったのを無理に奥さんが飼ったそうです。 離婚までのリミットで、新しい飼い主が見つからなくても手放さないといけない日が近づいているようです。 一時的な保護なども含め、何かよいアイディアはありますか?補足以前に躾グッズ(吠えたら嫌な匂いの出る物、吠えたら静電気でビリっとする物)を試したそうですが、逆効果で「外せ!」と言わんばかりにワンワン凄かったそうです。しかもテンションもMAXに上がって走り回ったりも凄くて落ち着くまで手に負えなかったとか。 さらに無駄吠え以外にも部屋を散らかしたりも凄いみたいです。 ゴミ漁り、ソファや家具壊し(噛む?)等があり、家にいる時も目を離せないみたいです。

状況の整理と課題

このケースは、無駄吠え、破壊行動、分離不安といった複数の問題を抱えるトイプードルの新しい飼い主探し、ひいては一時的な保護先を探すことが喫緊の課題です。 これまでの努力にも関わらず、里親が見つからない状況は、犬の行動問題の深刻さを示しています。 離婚という飼い主側の事情も、状況をより複雑にしています。

解決策を探るためのステップ

問題解決のためには、段階的にアプローチしていく必要があります。

ステップ1:行動問題の専門家への相談

まず、動物行動学の専門家に相談することが重要です。 無駄吠え、破壊行動、分離不安といった問題は、単独で解決できるものではなく、犬の心理状態や過去の経験、環境要因など、様々な要素が絡み合っています。 専門家は、犬の行動を観察し、問題の原因を特定し、適切な解決策を提案してくれます。 具体的な方法としては、動物病院の獣医師に相談したり、動物行動カウンセラーに依頼したりする方法があります。 費用はかかりますが、適切な指導を受けることで、犬のストレス軽減や行動改善に繋がり、結果的に新しい飼い主探しを円滑に進めることに繋がるでしょう。

ステップ2:一時預かり先の選定

専門家のアドバイスを踏まえ、一時的な預かり先を探します。 一般家庭ではなく、動物行動に詳しい専門施設や訓練士が運営する施設などを検討しましょう。 これらの施設では、犬の行動問題に対応するための専門的な知識と設備が整っており、適切な環境で犬をケアできます。 費用は高額になる可能性がありますが、犬の状況を改善し、新しい飼い主へのスムーズな引き渡しを支援する上で有効な手段です。

ステップ3:里親探しの方法の見直し

これまでの里親探しは、地域の情報誌や病院、ペットショップへの張り紙といった方法で行われていましたが、効果が限定的でした。 そこで、インターネットを活用した里親募集を検討しましょう。 ペット里親募集サイトやSNSなどを利用することで、より多くの潜在的な里親候補にアプローチできます。 募集内容には、犬の性格や行動の特徴、必要な飼育環境などを具体的に記載し、写真や動画を掲載することで、より多くの人の関心を集めることができます。 また、譲渡条件を明確にすることも重要です。 例えば、経験者限定、庭のある家限定など、犬にとって最適な環境を提供できる人に限定することで、より適切な里親を見つけることができます。

ステップ4:飼育環境の改善

新しい飼い主が見つかるまでの間、一時的な預かり先で犬の飼育環境を改善する必要があります。 具体的には、以下の点を考慮しましょう。

  • サークルトレーニング: サークルに慣れさせるトレーニングを行い、分離不安を軽減します。 いきなり長時間入れるのではなく、短時間から始め、徐々に時間を延ばしていくことが重要です。 おやつや玩具などを活用して、サークルの中を快適な場所と認識させることが効果的です。
  • 環境エンリッチメント: 犬が安全に遊べるスペースを確保し、様々な玩具や知育玩具を用意します。 これにより、犬のストレスを軽減し、破壊行動を防ぐことができます。
  • しつけトレーニング: 専門家の指導の下、無駄吠えや破壊行動に対するしつけトレーニングを行います。 罰を与えるのではなく、褒めて強化する方法が効果的です。 例えば、静かにしている時におやつを与えたり、良い行動をしたら褒めてあげたりすることで、良い行動を促します。
  • 運動の確保: 十分な運動の機会を与えることで、犬のエネルギーを発散させ、興奮状態を抑制します。 散歩やドッグランなどを活用し、適度な運動を毎日行うことが大切です。

ステップ5:飼育放棄の回避

離婚という状況下で、犬を手放さなければならないという状況は非常に辛いものです。 しかし、犬の幸せを第一に考えることが大切です。 もし、どうしても飼育が困難な場合は、一時的な預かり先を見つけることに加え、動物愛護団体への相談も検討しましょう。 彼らは、犬の状況を評価し、適切な支援を提供してくれます。 最終手段として、殺処分を回避するために、あらゆる手段を尽くす必要があります。

専門家の視点:動物行動カウンセラーからのアドバイス

動物行動カウンセラーの視点から、このケースでは以下の点を特に重視すべきです。

* 徹底した行動観察: 吠える状況、破壊行動のパターン、分離不安の程度などを詳細に記録する。
* 環境要因の特定: 吠えの原因となる特定の刺激(音、人、状況など)を特定する。
* 適切なトレーニング方法の選択: 犬の性格や年齢、学習能力を考慮したトレーニング方法を選択する。
* 飼い主教育: 飼い主に対して、犬の行動問題への理解と適切な対応方法を指導する。

これらの情報を元に、適切なトレーニング計画を立て、段階的に改善していくことが重要です。 早急に専門家のサポートを受けることで、犬の幸せと飼い主の負担軽減に繋がるでしょう。

まとめ

このケースは、犬の行動問題と飼い主の事情が複雑に絡み合った難しい問題です。 しかし、専門家の協力を得ながら、段階的に問題に取り組むことで、解決への道筋が見えてきます。 犬の幸せを第一に考え、諦めずに努力を続けることが大切です。

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