多頭飼いの不安を解消!12歳先住猫と野良猫出身猫の穏やかな同居生活を実現するための完全ガイド

野良猫を保護して一晩経ちました。先住猫との今後についてアドバイスをお願いします。 ★先住猫・・・完全室内飼い、12歳、オス、去勢済み。 怖がりなのに凶暴。 噛み癖があり、普段でも遊びか本気か噛んできます。 大の病院嫌いで、触診はできません。 病院内では飼い主である私に対しても爪を立て牙をむきます。 診察室でキャリーを開けた瞬間に攻撃します。 私が触ろうとしたら本気噛みされてしまい、手の甲に穴があき、 ダクダクと流血してしまって獣医さんがドン引きしたことも。 すぐに消毒してもらいましたが、翌日は腫れて青あざになっていました。 3つの病院へ行きましたが、どの獣医さんもこんなにひどいのは初めてだとお手上げ状態でした。 去勢手術をする前に診察をした際はそうでもなかったのですが、 術後から豹変したように怖がり、暴れるようになりました。 手術がどのようにされていたのか知る由もありませんが、よっぽど怖かったのだと思います。 手術後の抜糸は私がしたほどで、上記のことから12年間ワクチン接種は一度もしていません。 完全室内飼いであったことや、一頭飼いだったこともあり、 押さえつけて強烈なストレスをためてまでワクチン接種をする必要はないと言われ、私も同感しました。 鎮静剤を使うこともできるけどデメリットもあるので、 猫の負担を考えると使わないほうがいいとも。 抱っこはもちろんさせてくれず、膝の上に乗ってきたり、 布団に入ってきたりなどもしてくれませんし、 爪切りは寝ている時を狙って数回に分けて切っています。 でも夕方や夜になると同じ部屋に来て「なでて~」「ブラッシングして~」などはせがみます。 玄関のお出迎えはたまにあります。 12歳ですが元気いっぱい、夜中の運動会も活発にしています。 ★新入り猫・・・獣医さんによると1歳になるかならないかぐらい、メス。 3日前に見かけて声をかけると寄ってきました。 野良猫とは思えないほど人懐っこく、初日から膝の上で寝ていました。 ガリガリに痩せ細り、耳の毛が抜けて皮膚が荒れていましたが、 獣医さんによると深刻なものではなく、内服薬で治るとのことで10日分のお薬をもらいました。 3日前からごはんをあげていて、自宅に連れ帰っても食欲は旺盛で、お水も飲んでいます。 ノミはいなさそうとのことでしたが、念のためノミ・ダニ駆除薬の塗布と虫下しのお薬を飲ませてもらいました。 朝方に尿・便とも出していて、特に虫っぽいものは見つかりませんでした。 ワクチン接種や血液検査等のことを獣医さんに相談したところ、 まだ痩せ細っているので、まずは新しい環境に慣れさせて、 しっかりごはんを食べ栄養をつけて、 できるだけストレスが少ない状態まで持っていってあげてからにしようとのこと。 成猫に近い月齢まで野良として生活しているので、先住猫のこともあるし、 今はできるだけストレスのないようにしてあげたほうがいいとの判断でした。 また、現段階では痩せ細っていることと、耳の皮膚病以外は特に問題ないとのことで、 血液検査は今すぐにしなくても大丈夫とのことで、次回お薬が切れる10日後が再診予定です。 自宅は3階建ての一軒家で、先住猫には自宅内を自由に行き来させています。 現在、新入り猫には一部屋を与えて、出入りができないようにしています。 先住猫同様、完全室内飼いにします。 私がそばにいるとゴロゴロ言いながら眠り、物陰に隠れたりなどおびえる様子はありません。 でも部屋の外で先住猫がニャーニャー言ってるとうなり声を出しています。 先住猫は昨晩は部屋の前でニャーニャー言ってましたが、 今朝は新入りの部屋の前をダッシュで通り過ぎたり、階段をダッシュで降りたりはしていましたが、 現在は新入りの部屋の隣の部屋で寝ています。 先住猫が怖がり&凶暴なのは前述しましたが、普段から近所の野良猫には興味があるようで、 気配がしたり、窓の外に姿が見えると近くには行きます。 しかし相手の猫が近付いてくると、窓越しでも目をまん丸にして逃げていきます。 でもしばらくするとまた見に行きます。 先住猫と新入り猫の性格が真逆なので、時間をかけて慣らしていこうと思っています。 ネットで多頭飼いの注意点などは読みましたが、 先住猫の凶暴性があるので、何かアドバイスをいただけたらと思い、質問させていただきました。 よろしくお願い致します。

先住猫と新入り猫の多頭飼育:ゆっくりとした時間をかけて、安全な環境を構築する

12歳という高齢の先住猫と、野良猫出身の若い猫との多頭飼育は、確かにチャレンジングな状況です。先住猫の強い警戒心と攻撃性は、過去のトラウマや性格、そして年齢による変化も関係していると考えられます。新入り猫の受け入れは、先住猫の安全と精神的な安定を最優先に進める必要があります。

段階的な導入:フェロモンと空間の活用

いきなり両猫を対面させるのではなく、段階的に慣れさせることが重要です。

  • フェロモン製品の活用:フェリウェイなどの猫用フェロモン製品は、猫の安心感を高める効果があります。新入り猫の部屋と先住猫がよく過ごす場所にスプレーすることで、双方のストレスを軽減できます。
  • 空間の分離:現在、新入り猫を別室で飼育されているのは適切な対応です。完全に隔離するのではなく、ドアを少し開けて、匂いや音を通して少しずつお互いの存在に慣れさせていきましょう。数日間はこの状態を維持し、様子を見てください。
  • 食事場所の工夫:両猫の食事場所は、十分な距離を保って配置しましょう。食事中は特に警戒心が強くなるため、ストレスを避けることが重要です。可能であれば、視界に入らないように別の部屋に配置するのも有効です。

先住猫への配慮:安全な場所の確保

先住猫にとって、安全で落ち着ける場所を確保することは必須です。

  • 高い場所:猫は高い場所を好むため、キャットタワーや棚などを設置し、新入り猫から逃げられる場所を複数確保しましょう。先住猫が安心して休息できる隠れ家のような空間も用意しましょう。
  • 落ち着けるスペース:猫専用のベッドや、落ち着いて過ごせるハウスを用意しましょう。これらの場所は、新入り猫が近づけないように、高い位置や奥まった場所に設置するのが理想的です。
  • ストレス軽減:先住猫がストレスを感じているサイン(過剰なグルーミング、食欲不振、排泄の変化など)に注意深く観察し、必要に応じて獣医に相談しましょう。場合によっては、鎮静剤の使用も検討する必要があるかもしれません。

新入り猫への配慮:ゆっくりと環境に慣れさせる

新入り猫は、新しい環境に適応する時間を必要とします。

  • 安全な空間:新入り猫の部屋は、落ち着いて過ごせるように、隠れ家となる場所や、快適なベッドを用意しましょう。おもちゃや爪とぎなども用意して、自由に遊べる環境を整えましょう。
  • ゆっくりとしたペース:新入り猫は、先住猫との接触をいきなり許すのではなく、まずは新しい環境に慣れることを優先しましょう。数週間から数ヶ月かけて、ゆっくりと距離を縮めていくことが重要です。
  • 健康管理:獣医の指示に従って、新入り猫の健康管理を徹底しましょう。定期的な健康診断やワクチン接種も検討する必要があります。

先住猫の凶暴性への対応:専門家のサポートを得る

先住猫の攻撃性は、過去のトラウマや性格、年齢による変化など、様々な要因が考えられます。獣医への受診は困難とのことですが、専門家のサポートを得ることが重要です。

獣医との連携:信頼できる獣医を探す

現在の獣医さんとの関係が難しい場合は、他の動物病院を探してみるのも良いでしょう。猫の行動に詳しい獣医や、訪問診療に対応している獣医を探してみるのも一つの方法です。

行動療法士への相談:猫の行動を改善する

猫の行動療法士に相談することで、先住猫の攻撃性を改善するための具体的な方法を学ぶことができます。行動療法士は、猫の行動パターンを分析し、適切なトレーニング方法を提案してくれます。

環境の調整:猫が安全に過ごせる環境を作る

先住猫が安全に過ごせる環境を整えることは、攻撃性を抑制する上で非常に重要です。隠れ家となる場所を複数用意したり、ストレスとなる要因を取り除いたりすることで、猫の安心感を高めることができます。

多頭飼育の成功への道:忍耐と観察が鍵

多頭飼育は、時間と忍耐が必要です。焦らず、猫たちの様子を注意深く観察し、必要に応じて対応していくことが大切です。

成功事例:ゆっくりと距離を縮めたケース

ある飼い主さんは、先住猫が警戒心の強い猫だったため、新入り猫との接触を数ヶ月かけて徐々に増やしていきました。最初は匂いを嗅がせることから始め、その後、短い時間だけ同じ部屋に滞在させ、最終的には一緒に遊ぶことができるようになりました。

専門家のアドバイス:猫の専門家からの助言

猫の専門家は、「多頭飼育の成功は、猫同士の性格や相性だけでなく、飼い主の対応が大きく影響する」と指摘しています。飼い主が猫たちの行動を理解し、適切な対応をすることで、多頭飼育は成功する可能性が高まります。

まとめ:時間と愛情で、幸せな多頭飼育を実現しよう

先住猫の凶暴性や高齢という課題はありますが、段階的な導入と、猫たちの個性を理解した丁寧な対応によって、穏やかな多頭飼育を実現できる可能性は十分にあります。専門家のアドバイスを参考に、時間をかけて、愛情をもって接することで、両猫が幸せに暮らせる環境を築いていきましょう。

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