多頭飼いの不安を解消!12歳先住猫と新入り猫の穏やかな同居生活を実現するための完全ガイド

本日、野良猫を保護しました。先住猫とのこれからについてご助言ください。 ★先住猫・・・完全室内飼い、12歳、オス、去勢済み。 怖がりなのに凶暴。噛み癖があり、飼い主でも噛んできます。 大の病院嫌いで、触診はできません。病院内では飼い主である私に対しても牙をむきます。 病院を変えてもダメで、去勢手術後の抜糸は私がしたほどです。 なのでワクチン接種は一度もしていませんし、今後もできません。 膝の上に乗ってきたり、布団に入ってきたりなどはしてくれませんが、 自宅にいる時は常に同じ部屋にいて「なでて~」「ブラッシングして~」などはせがみます。 12歳ですが元気いっぱい、夜中の運動会も活発にしています。 ★新入り猫・・・獣医さんによると1歳になるかならないかぐらい、メス。 3日程前に見かけて声をかけると寄ってきました。 野良猫とは思えないほど人懐っこく、初日から膝の上で寝ていました。 ガリガリに痩せ細り、耳の毛が抜けて皮膚が荒れていましたが、獣医さんによると深刻なものではなく、内服薬で治るとのこと。 3日前からごはんをあげていて、自宅に連れ帰っても食欲は旺盛で、お水も飲んでいます。 ノミはいなさそうで、特に健康面は心配ないとのこと。 念のためノミ駆除薬の塗布と虫下しのお薬を飲ませてもらい、 ひとまず10日分のお薬をもらい、慣れた頃にもう一度来てくださいとのことで、 その際にワクチン接種や必要であれば血液検査をとのことです。 先住猫同様、完全室内飼いにします。 自宅は3階建ての一軒家で、先住猫には自由に行き来させています。 現在、新入り猫には一部屋を与えて、出入りができないようにしています。 私がそばにいるとゴロゴロ言いながら眠りますが、 部屋の外で先住猫がニャーニャー言ってるとうなり声を出しています。 先住猫は新入り猫の存在に気付いていて、私が新入り猫部屋にいると部屋の外でニャーニャー言っていますが、 私が部屋から出ると新入り猫も静かになるからか、先住猫も静かになります。 先住猫が怖がりなのは前述しましたが、普段から近所の野良猫には興味があるようで、 気配がしたり、窓の外に姿が見えると近くには行きます。 しかし相手の猫が近付いてくると、窓越しでも目をまん丸にして逃げていきます。 でもしばらくするとまた見に行きます。 ちなみに、先住猫が病院での診察を受けるのが困難なので、 血液検査等のことを獣医さんに相談したところ、 仮に新入り猫が何らかのキャリア持ちだったとしても、 喧嘩をしなければうつるものではないし、先住猫の年齢が年齢なので、例えうつっても進行しないとのことで、 あまり深く考えないでいいし、検査をして万が一キャリア持ちだったら、それからどうするのってなってしまうし、特にしなくていいと思うと言われました。 猫風邪とかの病気はうつらないようにしてあげないといけないけどね、とも。 新入り猫はとてもおとなしいコなので、ワクチン接種はできそうです。 先住猫と新入り猫の性格が真逆なので、時間をかけていこうと思っています。 ネットで多頭飼いの注意点などは読みましたが、 先住猫の凶暴性があるので、何かアドバイスをいただけたらと思い、質問させていただきました。 よろしくお願い致します。

12歳先住猫と新入り猫の多頭飼育:成功へのステップ

高齢で気性の激しい先住猫と、人懐っこい新入り猫の多頭飼育は、確かにチャレンジングです。しかし、適切な手順と工夫で、両猫が穏やかに暮らせる環境を作ることができます。 このガイドでは、具体的なステップと、専門家のアドバイスに基づいた実践的な解決策をご紹介します。

フェロモンと環境調整:ストレス軽減が鍵

先住猫のストレス軽減が、多頭飼育成功の第一歩です。先住猫は新入り猫の気配に敏感に反応し、ストレスを感じている可能性が高いです。

フェロモン製品の活用

獣医さんから推奨されているフェリウェイなどのフェロモン製品は、猫の安心感を高める効果があります。新入り猫の部屋だけでなく、先住猫の活動範囲にも設置することで、環境全体のストレスレベルを下げましょう。特に、先住猫が落ち着く場所には必ず設置しましょう。

安全空間の確保

先住猫にとって、逃げ場となる安全な場所を複数確保することが重要です。高い場所(キャットタワーなど)、隠れ家となるハウス、など、新入り猫から完全に隔離できる場所を用意しましょう。これにより、先住猫は新入り猫から距離を置くことができ、安心感を高めることができます。

新入り猫の導入方法

新入り猫は、最初は一部屋に隔離するのが適切です。この期間は、先住猫が新入り猫の存在に慣れるための時間です。

  • 匂いの交換: 新入り猫のタオルや毛布を、先住猫のいる場所に置いて、匂いを徐々に慣れさせる。
  • 視覚的な接触: 新入り猫の部屋と先住猫の活動範囲を少し離れた場所に設定し、互いの姿が見えるようにする(ただし、直接接触は不可)。
  • 音声の接触: 新入り猫がゴロゴロと喉を鳴らすなど、穏やかな音を先住猫に聞かせる。

段階的な接触:慎重な距離調整

匂いや視覚に慣れた後、いよいよ段階的な接触を始めます。

短い時間からの接触

最初は、数分間だけ、安全な場所で、先住猫と新入り猫を一緒に過ごさせます。この時、飼い主が常にそばにいて、両方の猫の様子を注意深く観察することが重要です。

遊びの時間

猫がリラックスしている時間帯に、それぞれの猫が楽しめるおもちゃを使って、別々に遊ぶことで、良い刺激を与え、ストレス軽減に繋がります。

食事場所の工夫

食事は、それぞれの猫が別の場所で、同時に食事をするようにしましょう。これにより、食事の奪い合いによるトラブルを回避できます。

褒めて強化する

猫が穏やかに過ごしている様子が見られたら、必ず褒めて、ご褒美を与えましょう。ポジティブな強化は、猫の行動を良い方向に導きます。

専門家の意見:獣医さんとの連携

獣医さんは、猫の健康面だけでなく、行動面についても専門的なアドバイスをしてくれます。

ワクチン接種と健康チェック

新入り猫のワクチン接種は、先住猫の健康を守るためにも重要です。獣医さんと相談し、適切な時期に接種しましょう。また、新入り猫の健康状態を定期的にチェックしてもらいましょう。

行動療法の相談

先住猫の噛み癖や病院嫌いについては、獣医さんに相談し、行動療法の必要性を検討しましょう。専門家のアドバイスに基づいた行動療法は、猫の行動を改善するのに役立ちます。

長期的な視点:根気と忍耐

多頭飼育は、時間と忍耐が必要です。猫同士の性格や相性、年齢などを考慮し、それぞれの猫に合ったペースで進めていきましょう。

観察と記録

猫たちの行動を毎日観察し、記録に残すことで、問題点や改善点を把握することができます。写真や動画を撮るのも有効です。

環境の変化への対応

猫は環境の変化に敏感です。新入り猫を迎え入れた後も、生活環境に大きな変化を与えないようにしましょう。

継続的なコミュニケーション

猫と飼い主とのコミュニケーションは非常に重要です。毎日、猫と触れ合い、愛情をかけてあげましょう

インテリアの工夫:快適な空間づくり

多頭飼育では、猫たちが快適に過ごせる空間づくりが重要です。

垂直空間の活用

猫は高い場所が好きです。キャットタワーや棚などを設置し、猫が自由に登れる垂直空間を確保しましょう。これにより、猫同士の距離を保ち、ストレスを軽減することができます。

隠れ家の確保

猫は隠れ家が好きです。ハウスやベッドなどを複数設置し、それぞれの猫が落ち着ける隠れ家を用意しましょう。

グレーのインテリア:落ち着きと安全感を演出

グレーは、猫にとって落ち着きを与える色です。グレーを基調としたインテリアは、猫たちのストレス軽減に役立ちます。ソファカバーやベッド、カーテンなどにグレーを取り入れることで、穏やかな雰囲気を演出できます。

まとめ

多頭飼育は、時間と忍耐を要する一方で、猫たちにとって豊かな生活をもたらす可能性を秘めています。上記のステップを参考に、猫たちの個性を尊重し、安全で快適な環境を整え、穏やかな多頭飼育生活を実現しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)