多頭飼いの不安と解決策:猫同士の仲良しの作り方とトイレトレーニング

2匹目のネコを飼うことについて質問です。新入り猫が家に来て2週間が経とうとしています。先住猫とは部屋を隔離して過ごしています。ガラス越しに顔を合わせることがあり、当初は先住猫は威嚇し逃げ去るだったのですが、最近は威嚇はするものの逃げ去ることは無くなりました。先住猫はしっかりご飯は食べていて先住猫が寝ている所では警戒している様子はありません。しかし家の外に行きたがる事がとても多くなりました。先住猫が家出をすることもあると聞いたのでその前兆でしょうか?そろそろ面会させようと思っています。私の考えではケージはないので猫を持ち運ぶ籠に新入り猫をいれて先住猫が少しずつ近付いていくのを待とうかと思っています。しかし、家族的には最終的に面会するのならそのまま合わせてしまいたいそうです。それはとても危ういとネットで見かけるので、今後の方針などの助言をください。また新入り猫がトイレが上手くできません。私が思うに家に来て一番最初にした所にトイレを置いたのですが中々そのなかでやってくれません。トイレの位置を変えるなどをすればよろしいのでしょうか?

多頭飼いの導入と注意点:先住猫と新入り猫の慎重な面会

2匹目の猫を迎え入れ、先住猫との関係構築に悩まれているんですね。新入り猫との生活に戸惑いを感じながらも、先住猫の変化に気付いていらっしゃる点は素晴らしいです。 先住猫が外に行きたがるようになったのは、新入り猫へのストレスが原因の可能性が高いです。家出は、ストレスや不安の表れであるケースが多いので、軽視できません。

段階的な面会が重要:急激な接触は避ける

家族の意見として「最終的に面会するのならそのまま合わせてしまいたい」とのことですが、これは非常に危険です。猫同士の最初の出会いは、慎重に行う必要があります。いきなり部屋を解放すると、激しいケンカに発展し、先住猫が負傷したり、家出をしたりする可能性があります。

あなたの考えのように、新入り猫をキャリーバッグなどに入れて、先住猫に少しずつ慣れさせる方法が理想的です。先住猫が新入り猫の匂いを嗅ぎ、徐々に距離を縮めていくように促しましょう。

具体的なステップは以下の通りです。

  • フェロモン製品の活用:Feliwayなどのフェロモン製品を、両方の猫が過ごす部屋にスプレーすることで、リラックス効果を高めることができます。
  • 匂いの交換:新入り猫と先住猫のタオルやベッドなどを交換し、互いの匂いに慣れさせる。
  • 距離を保った面会:キャリーバッグに入れた新入り猫を、先住猫の見える場所に置き、様子を観察する。威嚇が激しい場合は、すぐに離してください。
  • 徐々に距離を縮める:数日間、この方法を続け、先住猫の反応を見ながら、徐々に距離を縮めていきます。先住猫が落ち着いて新入り猫に近づいてくるまで、根気強く待ちましょう。
  • 完全な合流:先住猫が新入り猫に対して攻撃的な反応を示さなくなり、穏やかに近づけるようになったら、初めて部屋を解放します。それでも、常に様子を見守り、必要に応じて隔離できるように準備しておきましょう。

この過程で、先住猫が常に安全な場所(高い場所、隠れ家など)にアクセスできるよう確保することが重要です。

先住猫のストレス軽減:安全な空間と遊びの時間

先住猫が外に行きたがるのは、新入り猫へのストレスだけでなく、環境の変化へのストレスも考えられます。

  • 安全な隠れ家:猫が落ち着いて過ごせる隠れ家(猫用ベッド、ダンボールハウスなど)を用意しましょう。これは、新入り猫との接触時にも非常に重要です。
  • 遊びの時間:十分な遊びの時間を確保することで、ストレスを軽減し、猫の運動不足も解消できます。猫じゃらしやボールなどで、十分に遊んであげましょう。
  • 食事場所の確保:先住猫と新入り猫の食事場所は、それぞれ別の場所に設置し、食事中のストレスを軽減しましょう。
  • 多頭飼いに適した環境:複数のトイレ、餌場、隠れ家などを用意して、猫同士の資源をめぐる争いを防ぎましょう。特にトイレは、猫の数+1個用意するのが理想です。

トイレトレーニング:場所の変更とトイレの種類

新入り猫がトイレをうまく使えないとのことですが、場所の変更は有効な手段です。猫は新しい環境に適応するのに時間がかかります。最初は、猫が気に入った場所を選んでトイレを設置した方が良いでしょう。

トイレの位置と種類を見直す

  • 静かで落ち着ける場所:トイレは、静かで落ち着ける場所に設置しましょう。人の通り道や騒がしい場所、食事場所の近くは避けましょう。
  • 清潔さを保つ:猫砂は毎日、または必要に応じて交換し、トイレを清潔に保ちましょう。猫は清潔なトイレを好みます。
  • トイレの種類:猫砂の種類やトイレの形状も、猫がトイレを使うかどうかに影響します。猫砂の種類を変えてみたり、オープンタイプのトイレからカバー付きのトイレに変えてみたりするのも良いでしょう。猫が好む砂の種類を見つけるには、いくつかの種類を試してみる必要があります。
  • トイレの数を増やす:多頭飼いの場合、トイレの数は猫の数より多く用意するのが理想です。特に、先住猫と新入り猫がトイレを共有する場合、それぞれの猫が落ち着いて排泄できるよう、複数のトイレを用意しましょう。

もし、これらの方法を試しても改善が見られない場合は、獣医に相談することをお勧めします。病気やストレスが原因でトイレがうまく使えない場合もあります。

専門家の視点:動物行動学者のアドバイス

動物行動学者によると、猫同士の仲良しの過程は、個体差が大きく、数週間から数ヶ月かかることもあります。焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと時間をかけて関係を築いていくことが大切です。

重要なのは、先住猫のストレスを軽減し、安全な環境を提供することです。新入り猫との面会は、先住猫が落ち着いてから行い、無理強いしないようにしましょう。

まとめ:根気と愛情で多頭飼いを成功させよう

多頭飼いは、喜びもあれば、苦労も伴います。しかし、猫たちが仲良くなり、一緒に暮らす姿を見られる喜びは、かけがえのないものです。根気と愛情を持って、猫たちと向き合い、ゆっくりと時間をかけて、理想的な多頭飼いの生活を築いていきましょう。

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