多頭飼いのボクサー犬、コーギー、ピットブルとの暮らし方:問題点と改善策

こんな飼い方はダメですか? 今、ボクサー犬とコーギーとピットブルを自分と同じ部屋で飼っています。 犬の餌の時間はある程度決めていますが、自分の食事の時間は不定期でよく犬の後に食べたりしています 自分のおやつや間食もよく犬に与えています(犬が食べても問題ない物) 三匹とも、あまりコマンドを聞きませんが・・・犬が邪魔な時に使う「さがれ」と悪さをしている時に止めさせる「いけない」は完璧にコマンドが入ります 散歩も気が向いた時にしか行きません(一週間に2度位、後は天気の良い日に庭で自由運動) 餌の時間も出かけていたり、忘れたりで時間通りに与えない事もよくあります 犬には順位があるらしいのですが、全て平等に扱っています(餌をやるタイミングやおやつ、かまってやる時間など) たまに喧嘩しますが「仲良くしろ」と人間の道徳に当てはめて叱ります 体罰は頭を平手でぺチンと叩きます 3匹いるので名前で叱ります こんな飼い方ですが、3匹とも良い子です 一緒に居ても要求吠えもストレスから来る問題行動も今のところありません(トイレも部屋の中で完璧) 手入れも嫌がらずさせます(爪きり、耳掃除、歯磨き、ブラッシング、シャンプー) 基本、自分の側で寝ています 唯一の要求と言えば、布団に入れてくれとせがむくらいです 人には偉そうな事を言っていますが、自分はこんな者です 皆さんはどうですか?

多頭飼いの現状と潜在的な問題点

現在、ボクサー犬、コーギー、ピットブルの3頭を同居させているとのことですが、いくつかの点で改善が必要な可能性があります。現状では問題行動が出ていないとのことですが、それはあくまで現状であり、将来的な問題発生のリスクを孕んでいる可能性があります。

食事に関する問題点

* 不規則な食事時間:犬はルーティンを好みます。不定期な食事はストレスの原因となり、消化器系の問題や、食への執着心を強める可能性があります。
* 飼い主の食事後の食事:これは犬の順位意識を混乱させます。飼い主が常にトップであることを明確にする必要があります。
* おやつや間食の与えすぎ:人間が食べるおやつを頻繁に与えることは、栄養バランスの崩れや肥満につながります。また、犬同士の順位争いを招く可能性もあります。

しつけに関する問題点

* コマンドの不徹底:「さがれ」「いけない」以外の基本的なコマンド(座れ、待て、伏せなど)が不十分です。これは犬の社会化や安全管理に支障をきたす可能性があります。
* 散歩の不足:週2回の散歩では運動不足になり、ストレスが溜まりやすくなります。特に活発な犬種であるボクサーやピットブルは、十分な運動が必要です。
* 平等な扱い:犬には順位意識があり、平等な扱いは必ずしも良い結果を生みません。明確なリーダーシップを示すことで、犬たちは安心し、落ち着いて暮らすことができます。
* 体罰:平手打ちによる体罰は、犬との信頼関係を破壊し、攻撃性や恐怖心を高める可能性があります。しつけは、ポジティブな強化(ご褒美など)を用いるべきです。
* 喧嘩への対応:「仲良くしろ」と叱るだけでは解決しません。喧嘩の原因を特定し、適切な対応が必要です。

その他問題点

* 3匹同居によるストレス:3匹の犬が常に同じ空間で過ごすことは、ストレスの原因となる可能性があります。それぞれの犬が落ち着いて過ごせる空間を確保する必要があります。

改善策:より良い多頭飼育のための具体的なステップ

現状の問題点を踏まえ、より良い多頭飼育を実現するための具体的な改善策を提案します。

食事の改善

* 規則正しい食事時間:毎日同じ時間に食事を与えましょう。
* 飼い主が先に食事:飼い主が先に食事をすることで、飼い主がトップであることを明確にします。
* おやつの制限:犬用のおやつを、トレーニングの報酬として少量与えるようにしましょう。人間用のおやつは与えないようにします。
* 栄養バランスの良い食事:年齢や活動量に合わせた適切なフードを選びましょう。獣医に相談するのも良いでしょう。

しつけの改善

* 基本的なコマンドのトレーニング:「座れ」「待て」「伏せ」「来い」などの基本的なコマンドを、ポジティブな強化を用いて丁寧にトレーニングしましょう。
* 散歩の頻度を増やす:毎日、少なくとも30分程度の散歩を行いましょう。
* 順位の明確化:食事、遊び、睡眠などにおいて、明確な順位を意識しましょう。常にトップであることを示すことが重要です。
* 体罰の禁止:体罰は絶対にやめましょう。しつけは、ポジティブな強化を用いて行いましょう。
* 喧嘩の対応:喧嘩の原因を特定し、適切な対応をしましょう。例えば、資源の奪い合いが原因であれば、食事場所や寝場所を工夫する必要があります。専門家のアドバイスを受けるのも有効です。

環境の改善

* それぞれの空間の確保:それぞれの犬が落ち着いて過ごせる、自分だけの空間を確保しましょう。クレートやベッドなどを活用するのも良いでしょう。
* ストレス軽減:犬がストレスを感じないように、十分な休息時間と遊び時間を確保しましょう。
* 定期的な健康チェック:定期的に獣医による健康チェックを行いましょう。

専門家の視点:動物行動学者のアドバイス

動物行動学者によると、多頭飼育においては、リーダーシップの明確化と、個々の犬のニーズへの配慮が非常に重要です。平等な扱いではなく、それぞれの犬の個性や性格を理解し、適切な対応をすることが、ストレスの軽減と、良好な関係構築に繋がります。また、問題行動が発生した場合には、早期に専門家のアドバイスを求めることが重要です。

まとめ:信頼関係を築き、幸せな多頭生活を

多頭飼育は、多くの喜びをもたらしますが、適切な知識と対応が不可欠です。今回挙げた改善策を実践し、犬たちとの信頼関係を築くことで、より幸せな多頭生活を実現できるでしょう。 継続的な努力と、必要に応じて専門家のサポートを受けることをお勧めします。

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