我が家に１１歳になったばかりの男の子と８歳の女の子がいます。昨日より新しい子犬ちゃんがきて３頭になりました。（すべてダックス）先住犬２頭は親子です。他人のワンちゃんが来るのは初めてなのですが仲良くなるコツをアドバイスしてください。男の子が子犬ちゃんがサークルにいる時はいいのですがお部屋に出して子犬ちゃんが近づくと「ウー」と威嚇して怒ります。でも時々しっぽを振りながらサークルにいる子犬ちゃんに出てこいみたいに吠えるので興味があるみたいなそぶりも感じます。でも出すと威嚇したり逃げたりします。女の子の方はすべてお父さん犬が基準なので今のところ寄りつきません。寄ってくると逃げます。少しでも距離を近づけて仲良く暮らしてほしいのですがどうしたらいいでしょうか。時間がたてば自然と仲良くなるのでしょうか。お父さん犬（男の子）は普段は温厚で優しいわんちゃんです。ただかなりビビりで臆病です。よろしくお願いします。
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多頭飼いにおける犬同士の相性とストレス軽減
新しい家族が増えるのは嬉しい反面、既存の犬たちへの影響を心配されるのは当然です。特に、11歳と8歳と既に大人になっているダックスフンドに、子犬が加わるケースでは、先住犬の性格やこれまでの生活習慣を考慮した慎重な対応が求められます。 今回のケースでは、お父さん犬（男の子）のビビりで臆病な性格が、子犬への威嚇行動に繋がっている可能性が高いです。 また、お母さん犬（女の子）も、お父さん犬を基準にしているため、子犬への警戒心が強いと考えられます。
時間だけが解決策とは限りません。適切な導入方法と継続的なケアによって、犬同士の良好な関係を築くことが可能です。
具体的な仲良くなるためのステップ
ステップ１：まずは安全な距離を確保
- 子犬をサークルやクレートで隔離する：最初は、子犬をサークルやクレートに入れて、先住犬と完全に隔離します。これにより、先住犬は子犬の存在を認識しつつも、直接的な接触によるストレスを軽減できます。 食事やトイレの時間以外は、常にサークルやクレートに入れておく必要はありません。様子を見ながら、徐々に時間を短くしていくのがポイントです。
- 匂いの交換：子犬と先住犬のタオルやベッドなどを交換し、お互いの匂いを嗅ぎ合わせることで、徐々に相手への警戒心を和らげることができます。 いきなり接触させるのではなく、匂いからお互いを認識させることで、心理的な距離を縮める効果があります。
- 視覚的な距離の調整：サークルやクレートの位置を調整し、先住犬が子犬を落ち着いて観察できる場所を選びましょう。 常に子犬が先住犬の視界に入っている必要はありません。 時々、見える位置に置いて、様子を見るようにしましょう。
ステップ２：ゆっくりと距離を縮める
- 短い時間での面会：数日後、先住犬が落ち着いて子犬を観察できるようになったら、短い時間だけ、サークルやクレートから出して、お互いの距離を徐々に縮めていきます。 最初は数分間だけにし、先住犬が威嚇したり、逃げ出したりしない範囲で様子を見ましょう。 もし、威嚇や逃走行動が見られた場合は、すぐに元の状態に戻します。
- 楽しい時間を共有する：先住犬が子犬に興味を示すようであれば、おやつを与えたり、一緒に遊んだりすることで、ポジティブな経験を共有させましょう。 子犬の存在が楽しいものだと認識させることが重要です。 例えば、子犬がサークルにいる時に、先住犬に美味しいおやつを与え、子犬の存在を良いものと結びつける訓練が効果的です。
- ボディランゲージの観察：犬のボディランゲージをよく観察しましょう。 しっぽを振る、耳を後ろに倒す、唸る、歯をむき出すなど、それぞれの行動が何を意味しているのかを理解することで、適切な対応ができます。 犬の行動学に関する書籍やウェブサイトを参照すると役立ちます。
ステップ３：専門家のサポート
- 動物行動学者の相談：どうしても改善が見られない場合は、動物行動学者に相談することをお勧めします。 専門家のアドバイスを受けることで、犬の行動をより深く理解し、適切な解決策を見つけることができます。 動物病院やペットショップなどで、相談可能な専門家を紹介してもらえる場合があります。
- ドッグトレーナーの活用：ドッグトレーナーに相談し、多頭飼いのトレーニングを受けるのも有効です。 トレーナーは、犬の性格や行動パターンを分析し、具体的なトレーニング方法を指導してくれます。 個々の犬に合わせたトレーニングプログラムを作成することで、より効果的に犬同士の良好な関係を築くことができます。
インテリアにおける配慮
犬同士のストレスを軽減するために、インテリアにも工夫が必要です。
- それぞれの安全空間の確保：各犬が安心して過ごせる、自分だけのスペースを確保しましょう。 ベッドやクレート、落ち着ける隠れ家などを用意することで、犬たちはストレスを感じずに過ごせます。 特に、先住犬は新しい環境に適応するのに時間がかかるため、落ち着ける場所を用意することは重要です。
- 騒音対策：犬同士の喧嘩や威嚇による騒音は、家族にとってもストレスになります。 カーペットやクッションなどを活用して、騒音を軽減する工夫をしましょう。 また、犬が自由に走り回れるスペースを確保し、ストレスを溜めないように配慮することも大切です。
- ブラウン系の落ち着いた空間：ブラウンは落ち着きと安心感を与える色です。 家具やインテリアの色使いにブラウンを取り入れることで、犬たちのリラックスを促す効果が期待できます。 ただし、全ての犬がブラウンを好むとは限らないため、犬の様子を見ながら調整しましょう。
まとめ
多頭飼いは、犬同士の性格や相性、そして飼い主の適切な対応によって、成功も失敗も大きく左右されます。焦らず、犬たちのペースに合わせて、ゆっくりと時間をかけて関係を築いていきましょう。 専門家のサポートも積極的に活用し、犬たちにとって安全で幸せな環境を整えることが重要です。 そして、常に犬たちの行動を観察し、変化に気づいたら適切な対応をすることで、多頭飼いの生活をより豊かなものにしていきましょう。
