多頭飼いのストレス？先住猫と新入り猫の同居、円滑な関係構築のための具体的なステップ

先日、野良猫を保護しましたが、先住猫の様子がおかしいです。先住猫・・・12歳・オス・去勢済み　新入り猫・・・1歳前ぐらい・メス　先住猫はとても怖がりなのに、それ以上に凶暴なコで、抱っこも嫌うし触られることも好きではありません。飼い主に対しても爪は立てるし本気で噛みます。でもなでてほしい時やブラッシングしてほしい時は、かわいくニャーンとゴロゴロ言っています。1日2回程、10分程度ですが唯一触れられる時間です。先住猫は完全室内飼いなことと、前述したように怖がりなのに凶暴なので、新入り猫に慣れるまでに時間をかけたほうがいいと思い、まだ一度も接触させていません。しかしお互いの存在には気付いています。先住猫は自宅内を自由に行き来させていて、ひとまず新入り猫は一室のみでガマンしてもらっています。保護した初日はお互いにニャーニャー言ったり、うなったりしていましたが、数日経った今は特に鳴き声での反応はなくなりました。しかし先住猫の様子がおかしいのです。前述したように、もともと甘えてくることが少ないコなのですが、同じ部屋にいても「なでて～」「ブラッシングして～」とせがまなくなりました。大好きなおもちゃを取り出すと遊びには応じてくれますが、お尻のあたりをなでるとゴロゴロ言ってたのに、「ニャンニャン」とまるで「嫌だ！やめろ！」と言ってるかのように、逃げて行ってしまうようになりました。でもしばらくするとまた部屋には戻ってきます。新入り猫を触る時は服を着替えるようにして、手も洗っているのですが・・・多頭飼いの際は先住猫を優先させるようにと注意が多くあったので、私の部屋に先住猫がいる時は、絶対に新入り猫の部屋には行かないようにしていますし、新入り猫の部屋にいる時に、先住猫が近くの部屋へ来た際は、すぐに部屋を出るようにしています。きっと人間にはわからないようなにおいがついているのかなぁっとは思うのですが、新入り猫は真逆の甘えたさんなので完全に放っておくこともできず、どうしたものかと悩んでいます。

Contents

1 先住猫の行動変化：新入り猫へのストレスの可能性
2 多頭飼いの成功のためのステップ：段階的な導入と環境整備
3 先住猫への配慮：優先順位とコミュニケーション
4 専門家のアドバイス：獣医への相談
5 まとめ：時間と忍耐が鍵

先住猫の行動変化：新入り猫へのストレスの可能性

12歳と高齢で、もともと怖がりで攻撃的な性格の先住猫が、新入り猫の登場によってさらにストレスを抱えている可能性が高いです。猫は繊細な生き物で、環境の変化や新しい猫の匂い、存在感だけで大きなストレスを感じることがあります。お尻を撫でると嫌がるようになったのは、警戒心が強まっている証拠です。以前は甘えてきたのに、それがなくなったのも、ストレスによる行動変化と考えられます。新入り猫への配慮は大切ですが、先住猫の気持ちを優先することも同様に重要です。

多頭飼いの成功のためのステップ：段階的な導入と環境整備

いきなり新入り猫と接触させるのではなく、段階的に慣れさせることが重要です。焦らず、先住猫のペースに合わせて進めましょう。

ステップ1：フェロモン製品の活用

猫のフェロモン製品（フェリウェイなど）を使用することで、猫の安心感を高め、ストレスを軽減できます。スプレータイプやディフューザータイプがあり、先住猫と新入り猫のいる部屋に設置することで、環境をより落ち着かせられます。これは、猫が安心できる空間を作るための第一歩です。

ステップ2：匂いの交換

新入り猫と先住猫のタオルやベッドなどを交換し、お互いの匂いを徐々に慣れさせる方法があります。いきなり接触させず、匂いを共有することで、警戒心を和らげることができます。この段階では、直接的な接触は避け、匂いを通じてお互いの存在を認識させることに焦点を当てましょう。

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ステップ3：視覚的な接触

次に、お互いを視覚的に認識させましょう。最初は、扉越しやケージ越しなど、距離を置いて観察させます。この時、先住猫が落ち着いていられる場所を選んで、新入り猫を別の部屋に配置しましょう。お互いの存在を確認する時間を作ることで、徐々に警戒心が薄れていく可能性があります。この段階では、猫同士が直接接触しないように注意しましょう。

ステップ4：徐々に距離を縮める

視覚的な接触に慣れてきたら、徐々に距離を縮めていきます。例えば、先住猫がリラックスしている時に、新入り猫を短時間、別の部屋で出して、匂いを嗅がせるなどです。この時、先住猫がストレスを感じているようであれば、すぐに距離を離しましょう。猫の反応を注意深く観察し、無理強いしないことが大切です。

ステップ5：慎重な接触

最終的に、猫同士が直接接触できる状態にします。最初は短時間から始め、様子を見ながら時間を延ばしていきます。この時、猫同士の喧嘩が始まったら、すぐに介入して、安全な場所にそれぞれを移動させましょう。猫同士のトラブルを未然に防ぐために、常に監視することが重要です。

先住猫への配慮：優先順位とコミュニケーション

多頭飼いの際は、先住猫を優先することが大切です。新入り猫の世話に気を取られず、先住猫とのコミュニケーションを今まで通り、もしくはそれ以上に大切にしてください。先住猫が安心して過ごせるように、いつもの場所、いつものおもちゃ、いつものご飯などを確保しましょう。特に、先住猫が好むブラッシングや遊びの時間などを確保し、今まで通りの愛情表現を続けることで、安心感を与えられます。これは、先住猫が新入り猫の存在を受け入れるための重要なポイントです。

専門家のアドバイス：獣医への相談

先住猫の様子が改善しない場合、獣医に相談することをお勧めします。獣医は、猫の行動や健康状態を詳しく診察し、適切なアドバイスや治療法を提案してくれます。特に、高齢猫であることを考慮すると、ストレスによる健康への影響も懸念されます。早期に専門家の意見を聞くことで、より適切な対応を取ることができ、猫たちの健康と幸せを守ることができます。

まとめ：時間と忍耐が鍵

多頭飼いは、猫たちにとって大きな変化であり、ストレスの原因となる可能性があります。新入り猫との同居は、時間と忍耐を要するプロセスです。焦らず、先住猫のペースに合わせて、段階的に進めていくことが成功の鍵となります。猫たちの様子を注意深く観察し、必要に応じて獣医に相談するなど、適切な対応を心がけましょう。最終的には、猫たちが仲良く暮らせることを目指し、愛情を持って接することが大切です。