多頭飼いのストレス!子猫の先住猫への攻撃を改善する方法

子猫を保護しました。先住猫を子猫が追っかけ回し常に威嚇しています。 ただいま6歳のメス猫を2LDKの部屋で夫婦で飼っております。この猫は昨年のはじめに、保護団体の方から譲渡していただいた、とてもおとなしく恐がりの、全く粗相をしない猫です。 3週間前に子猫(生後2ヶ月のメス猫)を保護しました。検査は全てマイナスだったのですが、ノミがいたため10日ほど隔離しました。ノミがいなくなったので、先住猫に少しずつ慣れさせるため、時間限定で少しづつ会わせてみてるのですが、子猫が先住猫のシッポや首もとに飛びつき噛んだり引っ掻いたりします。噛むのは多少は手加減しますが痛いです。引っ掻くのも爪を出します。爪を切ってもやはり多少の痛みはあります。 人間にも先住猫よりは少ないですが、そんな行動をよくとります。まだ甘える仕草は一切ありません。 人間に噛み付くたびに『痛い!』『駄目!』と言って遊びをやめて少しの間遠ざけます。 先住猫も子猫に飛びつかれるたびに、やめてくれ、とゆうように普段あまり鳴かないのですが嫌がる声を出します。 やり返すことは滅多にありませんが爪をださずに軽くはたくくらいです。人間が間に入って止めさせてもすぐに再開しようとします。 最初に会わせた時よりどんどん先住猫への攻撃がエスカレートしていき、先住猫は隠れるでもなく鳴きながら嫌がります。最近では一時的に隠れてしまいますが見つかり飛びつかれ、くり返しです。 何より先住猫がカワイイので、うまくいくようなら一緒に暮らしていきたいと思ったのですが、今のままでは先住猫への ストレスがひどくなる一方です。 子猫からの攻撃がやまないのは初めてなので、どうやったら攻撃をやめてくれるかわかりません。皆さんどうかお知恵を拝借させてください。よろしくお願いいたします。

多頭飼いの導入と猫同士の相性問題

猫を複数匹飼う多頭飼いは、猫同士の性格や相性、そして飼い主さんの工夫次第で、幸せな多頭生活を送ることができる一方、ストレスを抱える猫も出てしまう可能性があります。今回のケースのように、先住猫への攻撃がエスカレートしている状況は、早急な対応が必要です。子猫は遊びのつもりでも、先住猫にとっては大きなストレスになっています。 先住猫の性格が「おとなしく恐がり」であることも、子猫の攻撃にうまく対処できない要因の一つと言えるでしょう。

子猫の攻撃行動の原因を探る

子猫の攻撃行動は、単なる遊び心だけでなく、いくつかの原因が考えられます。

  • 狩猟本能:子猫は生後2ヶ月とまだ幼く、狩猟本能が強く残っています。先住猫を獲物と認識し、追いかける行動をとっている可能性があります。
  • 遊び方の違い:子猫は活発で、激しい遊び方を好みます。一方、先住猫はおとなしく、子猫の遊び方に対応できない可能性があります。子猫の遊び方は、先住猫にとってストレスとなる可能性が高いです。
  • ストレス:環境の変化や新しい猫との出会いなど、子猫自身もストレスを抱えている可能性があります。このストレスが攻撃行動として現れている可能性も考えられます。
  • 社会化の不足:兄弟猫と十分に遊ばずに育った子猫は、適切な遊び方や社会性を学んでいない可能性があり、攻撃的な行動を取りやすくなります。

先住猫へのストレス軽減と子猫の行動改善策

先住猫と子猫が共存できるよう、以下の対策を段階的に実施してみましょう。

1. 完全な空間分離とフェロモン対策

まずは、先住猫が完全にリラックスできる安全な空間を確保することが重要です。子猫と完全に隔離し、先住猫が安心して過ごせる場所を作りましょう。この期間は、少なくとも数週間は必要です。 この間に、フェロモン製品(フェリウェイなど)を使用することで、猫の安心感を高めることができます。 安全な空間とは、猫が自由に登ったり隠れたりできるキャットタワーや隠れ家、そして清潔なトイレと新鮮な水が用意された場所です。

2. 徐々に慣れさせる

完全な空間分離の後、少しずつ接触時間を増やしていきます。最初は、匂いを嗅ぎ合わせる程度から始め、徐々に視界に入るようにします。 この段階では、絶対に無理強いせず、先住猫が落ち着いていられる距離を保ちましょう。 食事の時間や休憩時間など、先住猫がリラックスしている時間帯を選んで、短い時間だけ会わせるようにします。

3. 遊び方の工夫

子猫の狩猟本能を満たすために、子猫専用の玩具を用意し、十分な運動と遊びの時間を与えましょう。 猫じゃらしやボール、羽根つきの棒など、子猫が興味を持つ玩具を使って、子猫の注意を先住猫からそらすようにします。 子猫に十分な運動と遊びの機会を与えることで、先住猫への攻撃行動を減らすことができます。

4. 適切な叱り方と褒め方

子猫が先住猫を攻撃した際には、「ダメ!」と厳しく注意し、すぐに遊びを中断させます。 一方、先住猫に優しく接したり、落ち着いて過ごしている際には、褒めてあげましょう。 ただし、物理的な罰は絶対に避けましょう。 猫は感情的な生き物なので、恐怖心を与えてしまうと逆効果になる可能性があります。

5. 専門家への相談

状況が改善しない場合、動物病院や動物行動学の専門家に相談しましょう。 専門家は、猫の行動を分析し、適切なアドバイスや治療法を提案してくれます。 特に、先住猫のストレスが深刻な場合は、獣医師による診察が必要です。

6. インテリアの工夫

2LDKの空間を有効活用し、猫たちがそれぞれ快適に過ごせるように工夫しましょう。 例えば、先住猫専用の安全なスペースとして、キャットタワーを高い位置に設置したり、隠れ家となるハウスを用意したりすることで、子猫からの攻撃を避けられる場所を作ることができます。 また、子猫が自由に動き回れるスペースと、先住猫が落ち着いて過ごせるスペースを明確に分けることで、ストレスを軽減できます。 壁に棚を設置し、猫が自由に移動できる垂直空間を作るのも効果的です。 さらに、猫が安全に移動できる通路を確保することで、猫同士の接触を最小限に抑えることができます。 グレーを基調とした落ち着いたインテリアは、猫のストレス軽減に効果的です。

インテリア選びのポイント

猫が快適に過ごせる空間を作るために、インテリア選びも重要です。

  • 素材:猫が爪を研いだり、引っ掻いたりしても傷つきにくい素材を選ぶことが大切です。例えば、麻素材や耐久性の高いファブリックなどがおすすめです。
  • 色:猫は明るい色よりも落ち着いた色を好みます。グレーなどの落ち着いた色は、猫のストレスを軽減する効果があります。また、視覚的な刺激を少なくすることで、猫の落ち着きを促すことができます。
  • 安全性:猫が誤って口に入れても安全な素材を選びましょう。また、猫が登ったり、隠れたりするのに適した家具を選ぶことも重要です。

まとめ

多頭飼いは、猫同士の相性や飼い主さんの工夫次第で、幸せな生活を送ることができます。 しかし、今回のケースのように、先住猫への攻撃がエスカレートしている場合は、早急な対応が必要です。 段階的なアプローチと、専門家への相談を検討することで、猫たちが共存できる環境を作ることができます。 そして、インテリアの工夫も、猫たちのストレス軽減に役立ちます。 猫たちが幸せに暮らせるよう、根気強く取り組んでいきましょう。

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