多頭飼いのストレス軽減!猫同士の仲良し空間づくりガイド

追い立てる先住と怖がる新入りの同居に踏み切れません。>_< 別の部屋で飼っている新入り(以後チビとします)をリビングに連れて行っても、先住(以後先とします)は、見つけるなり追い出そうと追いたて、チビが隠れ家の押入れに逃げても、更に行こうとします。 そこで私が入って行くと出て行くのですが、私が目を離した時、先が襖を開けて入り、隠れ家を除いているところ、慌てて逃げたのか、餌がひっくり返っていました。 それからはチビは部屋から出ようとして、先と対面しただけで怖がり、逃げるようになり、先もチビが廊下を通っていても追いたて体制に。 実は愛情が奪われるという感情が日々強まったようです。 というのも、先を以前にまして可愛がり、先の前でチビを撫でたり、抱いたりしていなくても、襖越しにチビを可愛がる私の頻繁な声掛けが聞こえているらしく、家族に「これでは妬くのは当たり前」「先が可哀想だった」など言われる始末。 それからは注意するようにしたもの、2ヶ月近くこの調子でしたから、嫉妬心は植えつけられたようです。 一緒の空間で過ごすもう一つの問題点は、チビは私以外に懐いておらず、家族の声がしただけでもっ蚊売れようとしたり、部屋から出ても、家族の姿を見ると、引き返してしまいます。 まずは先を、入らせないようにしているチビの部屋に連れて行くべきでしょうか? その時、チビが隠れ家の押入れに逃げ、そこに先が顔をつっこんでも知らん顔していればよいのでしょうか?(先は大柄のデブで、そこのは入れません。 あるいはチビが怖がっても、チビの部屋を閉め、そこに行かせないようにするのがいでしょうか? その場合はゲージを用意した方がよいですか?(おそらく出たがり、キャリーバックに入れた時のように鳴き続けるでしょうが) まだ実行に移せず、途方に暮れている臆病な私に、アドバイスをお願い致します。

猫同士の同居:ゆっくりと時間をかけて信頼関係を築く

猫同士の同居は、慎重なアプローチが必要です。 先住猫と新入り猫の性格や年齢、そして何より、猫たちのペースを尊重することが重要です。 質問者様のお気持ち、そして猫たちの状況を踏まえ、具体的なステップと、専門家のアドバイスを交えてご説明します。

段階的な環境への慣れ:フェロモンと安全空間の確保

いきなりリビングで対面させるのではなく、まずは匂いを共有させることから始めましょう。 新入り猫と先住猫のタオルやベッドなどを交換し、お互いの匂いに慣れさせることが重要です。 この段階で、フェリウェイなどの猫用フェロモン製品を使うのも効果的です。フェロモンは猫の安心感を高め、緊張を和らげる効果があります。

安全な隠れ家とプライベート空間の確保

チビちゃんにとって、押入れは安全な隠れ家として機能しているようです。 これは非常に重要です。 先住猫が近づけない、チビちゃんが安心して過ごせる場所を確保することが、ストレス軽減に繋がります。 隠れ家だけでなく、チビちゃん専用のトイレ、ご飯、水飲み場、ベッドなどを用意し、完全に隔離されたプライベート空間を作ることをお勧めします。

段階的な接触:視覚と嗅覚からのアプローチ

匂いに慣れたら、次は視覚的な接触です。 最初は、扉を開けて少しだけお互いを視界に入れるようにします。 この時、先住猫が追いかけたり、威嚇したりしないように、十分に注意深く見守りましょう。 猫同士の距離が近すぎると、緊張が高まります。 安全な距離を保ち、徐々に距離を縮めていくことが大切です。 この段階でも、フェリウェイなどのフェロモン製品を活用すると効果的です。

食事の時間と遊びの時間:ポジティブな体験の共有

食事や遊びの時間を通して、ポジティブな経験を共有させるのも有効です。 別々の場所で食事をさせ、その後、少し離れた場所で一緒に遊ぶ時間を設けます。 おもちゃを使って遊ぶことで、猫たちは狩猟本能を満たし、ストレスを軽減できます。 この時、先住猫に褒め言葉をかけ、ご褒美を与えることで、ポジティブな感情を強化します。 チビちゃんにも、ご褒美を与え、良い経験として記憶させましょう。

専門家のアドバイス:獣医や動物行動学者への相談

状況が改善しない場合、獣医や動物行動学者に相談することをお勧めします。 専門家は、猫たちの行動を分析し、具体的なアドバイスを提供してくれます。 特に、チビちゃんが家族に懐かないという点は、猫の社会化の遅れや、過去のトラウマの可能性も考えられます。 専門家の指導の下、適切な行動療法を行うことで、猫たちのストレスを軽減し、良好な関係を築くことができるでしょう。

具体的な行動計画:時間をかけてじっくりと

1週間目:匂いの共有、フェリウェイの使用、チビちゃんの安全空間の確保。
2週間目:視覚的な接触、短い時間だけ扉を開けて様子を見る。
3週間目:別々の場所で食事、その後、少し離れた場所で一緒に遊ぶ。
4週間目以降:状況に応じて、徐々に距離を縮め、一緒に過ごす時間を増やす。 常に猫たちの様子を観察し、ストレスサイン(耳を後ろに倒す、尻尾を膨らませる、ハミングなど)に注意しましょう。

ゲージの使用:状況に応じて判断

ゲージの使用は、状況に応じて判断しましょう。 チビちゃんが非常に怖がりで、先住猫から完全に隔離する必要がある場合は、ゲージを使用するのも一つの方法です。 ただし、ゲージは一時的なものとして考え、猫が安心して過ごせるように、快適な環境を整えることが重要です。 ゲージの中で過ごす時間を徐々に短くし、最終的にはゲージを使わずに過ごせるようにしましょう。

愛情表現:公平さを心がける

先住猫と新入り猫への愛情表現は、公平に行うことが大切です。 どちらか一方に偏った愛情表現は、猫たちの嫉妬心を煽り、関係悪化の原因となります。 それぞれの猫に、十分な愛情と時間を与え、個々のニーズに応えるようにしましょう。 撫で方や声掛けなど、猫の性格に合わせたコミュニケーションを心がけましょう。

まとめ:忍耐と愛情で良好な関係を築こう

多頭飼いは、多くの喜びをもたらしますが、同時に、多くの課題も伴います。 猫同士の同居は、時間と忍耐が必要です。 焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。 専門家のアドバイスを参考に、適切な対応を行うことで、必ず良好な関係を築くことができます。 そして、ベージュ色の落ち着いたインテリアは、猫たちのリラックスを促し、穏やかな空間づくりに役立ちます。

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