多頭飼いのストレス軽減と子犬の隔離期間:インテリアと行動学の視点から

多頭飼いの方、知恵を貸して下さい。 7/23に我が家に3匹目のワンコがやって来ました。 3回目のワクチンが終わるまで先住犬との接触は厳禁とブリーダーさんから言われました。 7/19に1回目のワクチン済です。 普段は1mX1mの六角形のサークルに閉じ込めていますが、可哀想でしかたがないんです。 先住犬は部屋内フリーですので接触を避ける為には外に出してやる事も出来ません。 次のワクチンは8/19です。3回目は9/19・・・先が長い・・・ みなさんはやっぱり我慢しますか? 躾とか先住犬との優位関係等を学ばせるには早く一緒に生活させてあげたんいですけどね。 先住犬も接触出来ないし、少しはストレスになっていると思います。 今日帰宅したら、床底喰いちぎり、部屋の中に逃げていました。 先住犬達はソファの上に逃げていましたが、接触しているかも知れません。 なにより、先住犬のおもちゃを奪い取って遊んでいました・・・ これってもう取り返しがつかない?ですかね。。。補足みなさん早速ありがとうございます。 そうですよね?2匹目の時は2回目のワクチンで遊ばせていました。 ブリーダーさんが余りにも言われるのでちょっと神経質になっていました。

子犬の隔離期間とストレス軽減:獣医師のアドバイス

3匹目のワンちゃんを迎え、先住犬との接触制限に悩まれているとのこと、お気持ちお察しします。ブリーダーさんの指示は、子犬が十分な免疫を獲得するまで感染症から守るためのもので、決して無意味ではありません。しかし、子犬のストレスや先住犬への影響も考慮する必要があります。

まず、ワクチン接種スケジュールについてですが、3回目のワクチン接種完了までは、完全な隔離が理想的です。しかし、現実的には、完全な隔離は難しく、今回のケースのように、子犬が脱走し、先住犬と接触してしまった可能性も否定できません。

重要なのは、接触後の対応です。先住犬に異常がないか、子犬に異常がないか、注意深く観察することが大切です。もし、発熱や食欲不振などの症状が見られた場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。

  • 獣医師への相談: 今回の状況を獣医師に詳しく説明し、今後の対応について相談しましょう。もしかしたら、抗体価の検査などを提案されるかもしれません。
  • 隔離空間の見直し: 1㎡×1㎡の六角形サークルでは、子犬にとってストレスが大きいかもしれません。より広いスペース、もしくはサークルを複数個繋げて、運動できるスペースを確保することを検討しましょう。また、子犬が落ち着けるような、犬用のベッドや玩具などを設置し、快適な環境を作ることも重要です。
  • フェロモン製品の活用: アダプティルなどの犬用フェロモン製品は、犬の不安やストレスを軽減する効果が期待できます。サークル内に設置することで、子犬が落ち着いて過ごせるようになるかもしれません。

インテリアによる空間設計でストレス軽減

子犬の隔離期間を少しでも快適にするために、インテリアの工夫も有効です。

視覚的な工夫

子犬が先住犬の様子を見れるように、サークルを視界が開けた場所に設置しましょう。ただし、直接接触できる距離ではないように注意が必要です。例えば、リビングの一角にサークルを置き、先住犬が自由に動き回れる空間と、子犬が安全に過ごせる空間を明確に分けることが重要です。

視覚的な刺激を与えることで、子犬のストレスを軽減できます。子犬が安全に遊べるおもちゃや、視覚的に楽しいアイテム(安全な素材のカラフルなボールなど)を用意しましょう。

嗅覚的な工夫

犬は嗅覚が非常に発達しているので、嗅覚を通して先住犬の存在を感じさせることで、ストレスを軽減できる可能性があります。

  • 布製品の交換: 先住犬が使用しているタオルやブランケットなどを、子犬のサークル内に一時的に置くことで、先住犬の匂いを子犬に覚えさせることができます。ただし、これはあくまで一時的な措置であり、清潔さを保つことが重要です。
  • フェロモンディフューザー: アダプティルなどのフェロモンディフューザーは、犬の安心感を高める効果があります。サークル内だけでなく、先住犬のいる空間にも設置することで、お互いの安心感を高めることができます。

聴覚的な工夫

騒音は犬にとってストレスになります。静かな環境を作ることで、子犬のストレスを軽減することができます。

  • 騒音対策: 窓からの騒音対策として、遮音カーテンなどを検討しましょう。また、室内の騒音対策として、カーペットやラグなどを敷くことで、騒音を吸収することができます。
  • リラックス音楽: 犬専用の音楽を流すことで、リラックス効果が期待できます。ただし、音量に注意し、犬が嫌がらないようにしましょう。

先住犬への配慮とインテリア

先住犬も、新しい犬の登場でストレスを感じている可能性があります。先住犬が落ち着いて過ごせるように、彼らの安全空間を確保することが重要です。

  • 隠れ家を作る: 犬用のベッドやハウスなどを用意し、先住犬が安心して休める場所を作るのは有効です。ソファの上は、彼らが安全だと感じる場所の一つでしょう。
  • おもちゃの管理: 子犬が先住犬のおもちゃを奪って遊ぶのは、ストレスの原因となります。子犬が触れない場所に、先住犬のおもちゃを保管しましょう。また、子犬用のおもちゃを十分に用意することで、おもちゃの奪い合いを防ぐことができます。
  • 食事場所の確保: 先住犬が落ち着いて食事ができる場所を確保しましょう。子犬が食事中に近づかないように、空間を区切ることが重要です。

インテリアの色と犬の心理

犬は色を完全に認識できませんが、色の明暗や彩度、コントラストは認識できます。落ち着きを与える色として、ベージュアイボリーブラウンなどの暖色系の落ち着いたトーンがおすすめです。逆に、刺激的な赤や黄色は避け、空間全体を落ち着かせましょう。

まとめ:段階的な慣れ合いと継続的な観察

今回の件は、子犬のワクチン接種期間中の隔離と、多頭飼いのストレス軽減という2つの課題を同時に抱えている状況です。獣医師の指示を遵守しつつ、インテリアの工夫や、犬の行動学に基づいた対策を講じることで、ストレスを軽減し、スムーズな多頭飼い生活への移行を目指しましょう。

子犬と先住犬の接触は、3回目のワクチン接種後も、いきなり自由にさせるのではなく、短い時間から始め、徐々に慣れさせていくことが大切です。常に犬たちの様子を観察し、問題があればすぐに対応しましょう。

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