多頭飼いのストレスと解決策:ベンガル猫とロシアンブルーの円満同居を目指して

5日前、ベンガル猫のオス(生後3か月)の兄弟2匹を我が家に迎え入れました。 うちには先住猫のロシアンブルーのオスメス(生後12か月)の2匹がいます。 ベンガル達は一部屋に入れ、ドアをあけてそこにフェンスを置いて仕切り、 ロシアンブルーとベンガルはお互いが見られる状態にしてます。 ベンガルが来た翌日、ロシアンブルーのオスの方がフードを食べなくなってしまい、 翌日病院に連れて行って血液検査をしましたが異常なく、ストレスのせいだと獣医さんに言われました。 今はビタミン剤の投与と3日おきに食欲増進の錠剤を与え、一口二口食べてます。 ベンガル達は全然懐いてくれません。 私が近づこうとすると怯えてうろたえ、部屋の隅にかくれてしまいます。 食事の時だけ恐る恐る近づき、警戒心全開で周囲をうかがいながら食べます。 ロシアンブルー達はフェンス越しにベンガル達を見ては、メスの子がフゥーと威嚇し、 子猫も負けじとシャーと威嚇の応戦です。 食欲のないオスの方は、ただ黙って見てるだけ。 ロシアンブルー2匹は、以前のようにじゃれあって家中駆け回って遊ぶことがなくなりました。 たぶん緊張状態なのでしょう。 ベンガルは部屋の中で2匹で少し遊んでいますが、フェンスのこちら側を気にしながら暮らしてます。 このような状態で、いつどのように同居させたら良いでしょうか? 1年前にロシアンブルーが来た時は、3日後には近づいて来たし、5日後には抱っこもできました。 ベンガル猫はフレンドリーと聞いたのに、こんなにも警戒心いっぱいだとは思いもよらず。 まだ新人が来て5日目ですが、同居させるのが想像以上に大変で、我が身の甘さを悔やんでます。 海外在住なので、日本と考え方の違いもあり、獣医さんやブリーダーのアドバイスも何だかすっきり納得できないです 猫ちゃん達に少しでも幸せに暮らしてもらいたいので、 私はどうすれば良いのか何かアドバイスをいただけましたら大変助かります。 さらにタイミングの悪い事に、6月から私の会社勤務が始まることになり、日中は留守になるので先住猫の相手も新人の相手もできなくなります。 本当に困っております。 よろしくお願いします。

多頭飼いの導入とストレス:猫の個性と環境の重要性

新しい猫を迎え入れる多頭飼いは、猫同士の相性や環境設定が非常に重要です。今回のケースでは、先住猫であるロシアンブルーと、新しく来たベンガル猫の兄弟2匹との間で、ストレスによる食欲不振や威嚇行動が見られています。これは、急激な環境変化と、猫同士の縄張り意識の衝突が原因と考えられます。ベンガル猫は活発でフレンドリーな性格とされていますが、個体差があり、特に幼猫の場合は警戒心が強い場合があります。

ロシアンブルーのストレスサインと対処法

ロシアンブルーのオス猫の食欲不振は、ストレスの明確なサインです。血液検査で異常がないと診断されているため、環境変化によるストレスが原因と考えられます。ビタミン剤や食欲増進剤の投与は一時的な対処療法であり、根本的な解決には、猫同士のストレスを軽減することが重要です。

  • 静かな環境の確保: 猫が落ち着いて過ごせる静かな場所を用意しましょう。猫専用のベッドや隠れ家を用意することで、安全な空間を提供できます。
  • フェロモン製品の活用:フェリウェイなどの猫用フェロモン製品は、猫の安心感を高める効果があります。ディフューザータイプやスプレータイプなど、状況に合わせて使い分けましょう。
  • 食事場所の確保:各猫が安心して食事ができるよう、離れた場所にフードボウルを設置しましょう。競争によるストレスを軽減する効果があります。
  • 個別ケア:食欲不振のオス猫には、個別で優しく声をかけてあげたり、お気に入りのオモチャで遊んであげたりすることで、安心感を与えましょう。

ベンガル猫の警戒心と社会化:ゆっくりとしたペースが大切

ベンガル猫が警戒心が強く、隅に隠れてしまうのは、新しい環境への適応に時間がかかっているためです。急に新しい環境に放り込まれたことで、恐怖を感じている可能性が高いです。

ベンガル猫の社会化:段階的なアプローチ

  • 隔離期間の延長:現状のフェンスによる仕切りは有効ですが、完全な隔離期間をもう少し長く取ることを検討しましょう。ベンガル猫が新しい環境に慣れて、少し落ち着いてから、次のステップに進みましょう。
  • 匂いの交換:ベンガル猫とロシアンブルーのタオルやベッドなどを交換することで、お互いの匂いを徐々に慣れさせることができます。これは、直接対面させる前に、お互いの存在を認識させる効果的な方法です。
  • 視覚的な接触の調整:フェンス越しでの接触は、猫同士の緊張を高める可能性があります。一時的に視界を遮る工夫も必要かもしれません。例えば、フェンスに布などをかけて、お互いの視界を制限するなど。
  • ゆっくりとした接近:ベンガル猫が落ち着いてきたら、徐々に距離を縮めていきましょう。最初は遠くから声をかけ、徐々に近づいていきます。無理強いせず、猫のペースに合わせて進めることが重要です。
  • 遊びの時間:猫が安全だと感じる環境で、それぞれにオモチャを与え、遊びを通してリラックスさせることが重要です。特に、ベンガル猫には、狩猟本能を刺激するタイプのオモチャが効果的です。

多頭飼いの成功:時間と忍耐、そして専門家のサポート

多頭飼いは、時間と忍耐が必要です。特に、性格の異なる猫同士の同居は、予想以上に困難な場合があります。今回のケースでは、海外在住で、獣医さんやブリーダーからのアドバイスに納得できないとのことですが、セカンドオピニオンを求めることも検討しましょう。

専門家のサポート:獣医、行動コンサルタント

  • 獣医への相談:ストレス軽減のための薬物療法や、猫の健康状態の確認を継続的に行いましょう。必要に応じて、獣医から行動療法の専門家を紹介してもらうのも良いでしょう。
  • 行動コンサルタントへの相談:猫の行動専門家(行動コンサルタント)に相談することで、猫の行動パターンを分析し、具体的な解決策を提案してもらうことができます。専門家のアドバイスは、多頭飼いの成功に大きく貢献します。

日中の留守対策

6月から会社勤務が始まり、日中は留守になることが心配とのことですが、留守番対策として、以下の点を考慮しましょう。

  • 自動給餌器:猫が1日に必要な食事量を自動で供給する自動給餌器を使用することで、留守中の食事の心配を軽減できます。
  • 自動水飲み器:新鮮な水を常に供給する自動水飲み器を用意することで、脱水を防ぎます。
  • 猫用カメラ:猫の様子を遠隔で確認できる猫用カメラを設置することで、留守中の猫の様子を把握し、安心できます。
  • ペットシッター:信頼できるペットシッターに依頼することで、日中の猫の世話をお願いできます。特に、猫同士のトラブルが発生した場合、迅速に対応してもらうことができます。

まとめ:段階的なアプローチと継続的な努力

多頭飼いの成功には、猫の個性、環境、そして飼い主の努力が不可欠です。焦らず、猫のペースに合わせて、段階的に同居を進めていくことが重要です。専門家のサポートを活用しながら、猫たちが幸せに暮らせる環境づくりを目指しましょう。

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