外国人の賃貸契約:仲介業者、保証会社、そして契約金の返還について

外国人の引っ越し、仲介業者の対応と保証会社について。私は今、知人の外国人(日本在住9年目,難民ビザ)の引っ越しの手伝いをしています。まず、目星の部屋を見つけ、私一人で仲介業者に行き、営業マンと一緒に内覧をしました。その際に保証人が立てれない事を話し、保証会社を通すのに20000円掛かると言われました。諸経費を込みで120000万弱の見積書を貰いました。後日、本人と営業マンと私の3人で再び部屋を訪れ、大家さんに面会しました。(外国人なので、大家さんが会ってから入居の可否を決めたいと言われたため)大家さんの許可が下りたため、仲介業者の会社に戻り、再び見積もりを出すと保証会社の値段が30000円に上がっていました。(この件についての説明はありませんでした)それでも良いと本人が言うので、保証会社を通してみたのですが審査で落ちてしまいました。審査落ちの連絡を受けた際、営業マンが別の保証会社に通してみるのでもう少し金額が上がります、とだけ言われました。それから二日経ち、色々あったのですが、保証会社の価格を聞いていなかったので電話で尋ねたところ「保証会社の審査が通らないと価格は分からない」と言われました。そもそも2件目の保証会社の申込書自体、本人は書いておらず仲介業者の代筆なのです。。(代筆で出しておきました、と言われました)予算もあるのであまり高額になったら契約出来ないし、断っても良いでしょうか?(現在審査待ちなのですが、営業マンが信頼出来ないので部屋を丸ごと諦めるつもりです。あまりに力づくでも契約させようという印象があり、さらに値段を教えてくれない事など。。)また、大家さんとあった日に契約交渉金として1万円払っているのですが、この1万円は戻ってきますか?

外国人の賃貸契約における課題と解決策

今回のケースは、外国人の賃貸契約における様々な問題点が凝縮されています。特に、保証会社の問題、仲介業者の不透明な対応、そして契約金の返還について、詳しく見ていきましょう。

保証会社に関する問題点

* 保証会社の料金の不透明さ: 初期見積もりと実際の料金に大きな差があること、そして保証会社の審査が通らないと料金が分からないという対応は、極めて不適切です。信頼できる仲介業者であれば、事前に複数の保証会社の料金や条件を提示し、比較検討できるようサポートするのが一般的です。
* 申込書の代筆: 契約書に重要な事項が記載されている場合、本人が署名捺印しなければ無効となる可能性があります。仲介業者が勝手に代筆することは、大きなリスクを伴います。

仲介業者への不信感

仲介業者の営業マンの対応には、いくつかの問題点が見られます。

* 情報開示の不足: 保証会社の料金や条件について、明確な説明が不足している点。
* 強引な契約勧誘: 契約を急かすような言動や、価格を明示せずに契約を迫る姿勢は、消費者の権利を侵害する可能性があります。
* 信頼関係の欠如: 営業マンへの不信感から、契約を継続することが難しい状況となっています。

契約金の返還について

大家さんと面会した際に支払った1万円の契約交渉金ですが、これは契約が成立しない限り返還される可能性が高いです。ただし、仲介業者との契約内容や、契約交渉金の扱いに関する条項を確認する必要があります。契約書に明記されていない場合でも、口頭での合意があれば返還請求できる可能性があります。

具体的なアドバイス

現状、営業マンへの不信感が強く、契約を継続することに不安を感じているとのことですので、契約を断ることをお勧めします。

契約を断る際のステップ

1. 書面での契約解除: 電話ではなく、内容証明郵便で契約解除の意思を明確に伝えましょう。これにより、証拠が残るので、後々のトラブルを避けることができます。
2. 契約交渉金の返還請求: 契約解除に伴い、支払った1万円の契約交渉金の返還を請求しましょう。こちらも内容証明郵便で請求するのが望ましいです。
3. 苦情の申し立て: 仲介業者の対応に問題があった場合、宅地建物取引業協会などに苦情を申し立てることができます。

今後の賃貸探しのためのアドバイス

* 複数の仲介業者を利用する: 複数の業者に相談することで、より良い条件の物件を見つけやすくなります。また、業者間の比較もできます。
* 保証会社について事前に確認する: 保証会社の種類、料金、条件などを事前に確認し、比較検討しましょう。インターネットで情報を集めたり、複数の保証会社に直接問い合わせるのも有効です。
* 契約書をよく読む: 契約書の内容を丁寧に確認し、不明な点は必ず質問しましょう。特に、保証会社に関する事項、解約条件、違約金などは注意深く確認する必要があります。
* 信頼できる業者を選ぶ: 営業マンの対応や説明の分かりやすさ、誠実さなどを判断基準にして、信頼できる業者を選びましょう。口コミサイトなどを参考にすると良いでしょう。
* 外国人向けの賃貸情報サイトを活用する: 外国人向けの賃貸情報サイトでは、外国人入居者への対応に慣れている不動産会社や、外国人入居者を受け入れている物件が多く掲載されています。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士に相談することで、法的観点からのアドバイスを受けることができます。特に、契約解除、契約交渉金の返還、仲介業者への苦情申し立てなど、法的措置が必要な場合は、弁護士の専門的な知識と経験が不可欠です。

まとめ

外国人の賃貸契約は、日本人とは異なる手続きや課題が存在します。今回のケースのように、不透明な料金体系や強引な営業マンに遭遇する可能性もあります。そのため、契約前に十分な情報収集と確認を行い、信頼できる業者を選ぶことが重要です。何か問題が発生した場合は、すぐに専門家に相談することをお勧めします。

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