夏の高温とヤモリ:家の中の温度とヤモリの生存について

民家に生息するヤモリは、室温が何度まで耐えられますか? 補足飼ってるわけではなく、ヤモリが家に棲みついていたんですが… パタッと姿を見なくなり… 家の温度が何回か36度を越してしまい… 死んでしまったのか……

ヤモリの生息環境と高温への耐性

日本の民家に生息するヤモリは、主にニホンヤモリです。ニホンヤモリは日本の温暖な気候に適応しており、比較的高い温度にも耐えることができますが、限界はあります。36度を超える高温が続くと、ヤモリにとって致命的となる可能性が高いです。

ヤモリの適温

ヤモリの最適な温度は、種類によって多少異なりますが、一般的に25~30度と言われています。この温度帯では活発に活動し、餌を探したり、繁殖したりすることができます。しかし、30度を超えると活動量が低下し始め、35度を超えると脱水症状や熱中症のような状態になり、死に至る可能性が高まります。

36度以上の高温が続いた場合

質問者様のお宅では、室温が何回か36度を超えたとのことですが、この温度はヤモリにとって非常に危険なレベルです。数時間であれば耐える可能性もありますが、数日間にわたって36度を超える高温が続けば、残念ながらヤモリは死んでしまった可能性が高いと考えられます。

ヤモリが見えなくなった原因:高温以外にも考えられること

ヤモリが見えなくなった原因は、高温だけとは限りません。他の可能性も考慮する必要があります。

脱皮

ヤモリは定期的に脱皮をします。脱皮直後は体が弱く、目立たない場所に隠れている可能性があります。脱皮した皮は、乾燥してカサカサした状態になっているので、見つけることができるかもしれません。

隠れ場所への移動

高温になった際に、ヤモリはより涼しい場所へ移動しようとします。家の隙間や、日陰になる場所などに移動し、目立たなくなっている可能性があります。屋根裏や床下、壁の隙間など、普段はあまり見ない場所を探してみるのも良いでしょう。

天敵

猫や鳥などの天敵に襲われた可能性も考えられます。ヤモリは小さい生き物なので、天敵に襲われる危険性も常にあります。

寿命

ヤモリの寿命は、種類や飼育環境によって異なりますが、野生では数年程度です。寿命が尽きて亡くなった可能性もあります。

高温対策とヤモリとの共存

今後、ヤモリと共存していくためには、高温対策が重要です。

室温管理

夏場は、室温の上昇を防ぐ工夫が必要です。

  • 窓に遮光カーテンや日よけを設置する:直射日光を遮断することで、室温の上昇を抑えることができます。
  • 換気をこまめに行う:窓を開けて風を通すことで、室温を下げることができます。夜間は窓を開け放つと虫が入ってくる可能性があるので、網戸を使用しましょう。
  • エアコンを使用する:室温を適切に保つためには、エアコンが最も効果的です。特に日中、人がいない時間帯でもエアコンを稼働させることで、室温の上昇を抑えることができます。
  • 扇風機を使用する:エアコンと併用することで、より効率的に室温を下げることができます。

ヤモリの隠れ家対策

ヤモリが安心して暮らせる環境を作ることも重要です。

  • 家の隙間を塞ぐ:ヤモリが侵入できる隙間を塞ぐことで、家の中に侵入するのを防ぐことができます。特に、屋根裏や床下などの隙間はしっかりと塞ぎましょう。
  • 殺虫剤の使用を控える:ヤモリは害虫を食べてくれる益虫です。殺虫剤を使用すると、ヤモリにも悪影響を与える可能性があります。
  • ヤモリが隠れやすい場所を作る:石や植木鉢などを置いて、ヤモリが隠れやすい場所を作ると、安心して暮らせる環境を作ることができます。

専門家の意見

爬虫類に詳しい獣医や、専門の研究機関に相談することで、より詳しい情報を得ることができます。ヤモリの死因を特定したい場合は、専門家に相談することをお勧めします。

まとめ

36度を超える高温はヤモリにとって危険なため、ヤモリが死んでしまった可能性は高いです。しかし、高温以外にも様々な原因が考えられます。今後、ヤモリと共存していくためには、室温管理や隠れ家対策など、適切な対策を行うことが重要です。

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