夏の暑さで観葉植物が枯れる!その原因と対策、蘭の蕾落ちを防ぐ方法

この夏の暑さで部屋の観葉植物が枯れていきます。部屋で冬を越した観葉植物を沢山育てています。しかし、夏になって葉が枯れていき、どうしてなのか、わかりません。部屋はあまり日光は入りませんが、留守の間かなりむし暑くなります。ついつい水をやりすぎるのが原因でしょうか?蘭の花も蕾ができて楽しみにしていたのに、全部、咲く前に落ちてしましました。この夏を越すには、どのようにしたらよろしいでしょうか?

夏の暑さによる観葉植物の枯れと蘭の蕾落ちの原因

夏の暑さによって観葉植物が枯れてしまう原因は様々ですが、質問者さんのケースでは以下の可能性が考えられます。

1. 高温多湿による根腐れ

日光が直接当たらない部屋でも、夏場は窓を閉め切った状態だと室温が上昇し、湿度も高くなります。特に留守中の高温多湿は、観葉植物の根にとって大きなストレスとなり、根腐れを引き起こす可能性が高いです。「ついつい水をやりすぎる」という点も、根腐れを促進する大きな要因となります。根腐れを起こすと、根が呼吸できなくなり、植物全体に水分や養分が行き渡らなくなり、葉が枯れていきます。

2. 水やりのタイミングと量

観葉植物の水やりは、土の表面が乾いてから行うのが基本です。しかし、夏の暑さによって土が早く乾いてしまうため、頻繁に水やりが必要になります。ただし、与えすぎると根腐れを起こすので、土の乾き具合をよく確認することが大切です。指で土の表面を2~3cmほど押してみて、乾いていたらたっぷりと水を与え、まだ湿っている場合は水やりを控えます。鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりをするのは、鉢の種類によっては根腐れの原因となる可能性があります。

3. 空気の乾燥

エアコンを使用している場合、空気が乾燥し、植物が水分不足になることがあります。葉水(葉に霧吹きで水を吹きかけること)を行うことで、湿度を上げ、植物の蒸散を促進し、涼しくさせる効果があります。ただし、夜間は葉水を行うと、夜間の温度低下によって葉が傷む可能性があるので注意が必要です。

4. 蘭の蕾落ち

蘭の蕾落ちの原因も、高温多湿、水不足、肥料不足、急激な温度変化など、様々な要因が考えられます。特に、蕾が膨らみ始める時期は、環境の変化に非常に敏感です。温度や湿度、日照の急激な変化は蕾落ちにつながります。

夏の暑さを乗り越えるための具体的な対策

観葉植物と蘭を夏の暑さから守るためには、以下の対策が有効です。

1. 風通しの確保

窓を開けて風通しをよくすることで、室温と湿度の上昇を防ぎます。扇風機やサーキュレーターを使用するのも効果的です。ただし、直風が植物にあたると葉が傷む可能性があるので、注意が必要です。

2. 水やりの調整

土の乾き具合を確認し、必要に応じて水やりを行います。水やりの回数は、植物の種類、鉢の大きさ、室温、湿度などによって異なります。過剰な水やりは避け、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりをするのは控えましょう。鉢の種類によっては、受け皿に溜まった水を捨てることも重要です。

3. 遮光

直射日光は葉焼けの原因となるため、レースのカーテンなどで遮光する必要があります。特に、西日が当たる窓辺に置いている場合は、注意が必要です。

4. 適切な置き場所

直射日光が当たらない、風通しの良い場所に植物を置きます。エアコンの風が直接当たらない場所を選ぶことも重要です。

5. 葉水

乾燥を防ぐために、葉水を行うと効果的です。朝晩に行うのがおすすめです。

6. 温度管理

室温が高くなりすぎないように、エアコンや扇風機などを活用します。夜間は窓を開けて換気をし、室温を下げることも効果的です。

7. 蘭の蕾落ち対策

蘭の蕾落ちを防ぐためには、温度と湿度の変化を少なくすることが重要です。エアコンの風が直接当たらない場所に置き、温度と湿度を安定させるように心がけましょう。また、適切な肥料を与え、水やりにも注意が必要です。

専門家のアドバイス

観葉植物の栽培に詳しい園芸専門家によると、「夏の暑さ対策は、根腐れを防ぐことが最も重要です。土の乾き具合をしっかり確認し、水やりを適切に行うことが、植物の生育を左右します。また、風通しの良い場所に置き、直射日光を避けることも大切です。」とのことです。

まとめ

夏の暑さで観葉植物が枯れてしまう原因は、高温多湿による根腐れ、水やりの失敗、空気の乾燥など様々です。これらの問題を解決するために、風通しの確保、水やりの調整、遮光、適切な置き場所、葉水など、適切な対策を行うことが重要です。蘭の蕾落ちを防ぐためには、温度と湿度の変化を少なくし、適切な管理を行うことが大切です。これらの対策をしっかりと行うことで、観葉植物と蘭を元気に夏越しさせることができます。

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