壁面配線に最適な金具とケーブルカバーの選び方|マルチケーブルのすっきり収納術

マルチケーブルを壁に吊るす 自宅の部屋と部屋の間にマルチケーブル『CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MULTILINK8/4P-20』を通うそううと思います。しかし、天井裏や床には這わせないため壁の上部にケーブルを吊るすような形がいいかと思っています。 そこで質問ですが、ケーブルを吊るすためのいい金具はありませんか? ちなみに自宅は鉄筋コンクリートで壁がボードです。なお、鉄筋は何処に入ってるかわかりません・・・・・ 現段階ではケーブルカバーを考えていますが、このマルチケーブルの直径が23mmほどあるのそれが入るものが現在見つかりません・・・・ わかる方よろしくお願い致します。

鉄筋コンクリート住宅でのマルチケーブル配線:壁面への固定とケーブルカバー選び

部屋と部屋の間のマルチケーブル配線、特に天井裏や床下を通さずに壁面に沿わせる方法について、具体的な金具やケーブルカバーの選定方法を解説します。直径23mmという太いケーブルの取り回しは、見た目だけでなく、安全面も考慮する必要があります。

1. 壁面への固定金具:適切なタイプと選び方

鉄筋コンクリートの壁にボードが貼られた構造では、直接ビス留めが難しい場合があります。鉄筋の位置が不明なため、下地探しは必須です。下地探しには、下地センサーが役立ちます。センサーで適切な位置を確認してから、以下の金具を検討しましょう。

  • マグネット式ケーブルホルダー: 磁石で壁に貼り付けるタイプ。手軽で取り付け簡単ですが、壁の材質によっては保持力が弱いかもしれません。鉄筋コンクリートの場合、磁石の吸着力が弱く、ケーブルの重さで落下する可能性があります。そのため、このタイプはあまりおすすめできません。
  • 粘着式ケーブルホルダー:強力な粘着テープで壁に貼り付けるタイプ。こちらも手軽ですが、長期間の使用や重量のあるケーブルには不向きです。特に、マルチケーブルのように太くて重いケーブルには、剥がれるリスクが高いです。
  • ネジ止め式ケーブルホルダー:下地を探し、適切な位置にネジで固定するタイプ。最も安定性が高く、太いケーブルにも対応できます。鉄筋コンクリートの場合、下地探しを行い、ボードに合わせた適切な長さのネジを使用することが重要です。
  • 壁面配線用モール:ケーブルを収納するだけでなく、壁面への固定も兼ね備えています。様々なサイズがあり、23mmのケーブルに対応するものを選べば、見た目もすっきりします。ただし、モール自体が大きくなるため、設置場所のスペースを十分に確保する必要があります。

ネジ止め式ケーブルホルダーを選ぶ場合は、石膏ボード用のネジを使用しましょう。通常のネジではボードを貫通してしまい、壁に固定できません。また、ケーブルの太さに合わせたホルダーを選ぶことも大切です。

2. ケーブルカバーの選定:サイズと素材に注目

直径23mmのマルチケーブルに対応するケーブルカバーを見つけるのは難しいかもしれません。しかし、諦める必要はありません。いくつかの選択肢があります。

  • 大型のケーブルカバー:ホームセンターやオンラインショップで、直径23mm以上のケーブルに対応した大型のケーブルカバーを探してみましょう。材質は、PVC製や樹脂製など、耐久性のあるものがおすすめです。サイズを確認し、余裕を持ってケーブルが収納できるものを選びましょう。
  • 複数の小さなケーブルカバーを組み合わせる:一つの大きなカバーが見つからない場合は、複数の小さなケーブルカバーを組み合わせるのも有効です。ケーブルを束ねて、複数のカバーで覆うことで、保護と見た目の改善を両立できます。
  • オーダーメイドのケーブルカバー:どうしても適切なカバーが見つからない場合は、オーダーメイドで製作することも検討できます。専門業者に相談すれば、希望のサイズとデザインのカバーを作製してもらえます。
  • 配管カバーの活用:配管用のカバーを使用することも可能です。ホームセンターなどで様々なサイズが販売されています。ケーブルの太さに合ったサイズを選び、しっかりと固定しましょう。

ケーブルカバーを選ぶ際には、素材の耐久性ケーブルの収納スペースに注目しましょう。また、壁の色やインテリアに合わせた色を選ぶことで、より自然な仕上がりになります。グレーの壁であれば、グレー系のケーブルカバーがおすすめです。

3. 安全性と施工のポイント

配線作業を行う際は、安全に配慮しましょう。

  • 感電事故防止:作業前に必ずブレーカーを落とし、電源を遮断しましょう。
  • 落下防止:ケーブルホルダーやケーブルカバーをしっかりと固定し、ケーブルが落下しないように注意しましょう。
  • 専門業者への依頼:配線作業に不安がある場合は、電気工事の専門業者に依頼することをおすすめします。専門家の知識と技術によって、安全で確実な施工を行うことができます。

4. グレーインテリアへの調和

グレーの壁面は、多くのインテリアスタイルに合わせやすい落ち着いた色です。ケーブル配線も、インテリアの一部として考え、全体的な調和を意識しましょう。

  • グレー系のケーブルカバー:壁の色に合わせたグレー系のケーブルカバーを選ぶことで、配線が目立ちにくくなります。
  • モールや配管カバーの色:グレーの壁に合うように、ホワイトやシルバー、ダークグレーなどのモールや配管カバーを選ぶのも良いでしょう。
  • 隠蔽配線:可能であれば、壁の中にケーブルを埋め込む隠蔽配線も検討してみましょう。専門業者に依頼する必要がありますが、最もすっきりとした仕上がりになります。

まとめ

マルチケーブルの壁面配線は、適切な金具とケーブルカバーを選ぶことが重要です。鉄筋コンクリートの壁では、下地探しを行い、ネジ止め式ケーブルホルダーを使用するのが最も安全で確実な方法です。ケーブルカバーは、サイズと素材に注意し、壁の色やインテリアに合わせたものを選びましょう。安全に配慮し、必要であれば専門業者に依頼することで、美しく、安全な配線を実現できます。

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