インテリア雑誌などで見かける、壁に設置して時計や飾りなどを掛けることができるレール…その正体は、「ウォールレール」または「壁付けレール」と呼ばれるものです。ライティングレールと混同されやすいですが、ライティングレールは天井に設置される照明器具用のレールであるのに対し、ウォールレールは壁面に設置され、インテリアのディスプレイを楽しむためのアイテムです。
Contents
ウォールレールの種類と特徴
ウォールレールは、素材やデザイン、機能性など様々なバリエーションがあります。主な種類と特徴を見ていきましょう。
- 木製ウォールレール:温かみのある天然木の素材感が魅力。ナチュラル、北欧、カントリーなど、様々なインテリアスタイルに合わせやすいです。ただし、重量のあるものを掛けるには不向きな場合があります。
- 金属製ウォールレール:スタイリッシュでモダンな印象。アルミやスチールなど、素材によって強度やデザインが異なります。重量のあるものも安心して掛けられます。黒や白など、色のバリエーションも豊富です。
- 伸縮式ウォールレール:自由に長さを調整できるタイプ。壁の長さに合わせて設置でき、スペースを有効活用できます。賃貸住宅など、壁に穴を開けたくない場合にもおすすめです。
機能性の高さも魅力
ウォールレールは、単に物を掛けるだけでなく、様々な機能性を備えているものもあります。
- LEDライト付き:レールにLEDライトを組み込むことで、ディスプレイを美しく照らし出せます。間接照明としても活用でき、空間の雰囲気を演出できます。
- 棚板付き:レールに棚板を取り付けることで、収納スペースを増やすことができます。小物を飾ったり、収納したりと、多目的に活用できます。
- フックの種類が豊富:様々なデザインやサイズのフックが用意されているため、飾るもののサイズや重さ、デザインに合わせて最適なフックを選べます。
ウォールレールの選び方
ウォールレールを選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。
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- 設置場所:壁の素材や強度を確認し、適切なタイプのレールを選びましょう。石膏ボードなど、強度が低い壁には専用のアンカーを使用する必要があります。
- デザイン:インテリアスタイルに合ったデザインを選びましょう。素材や色、形状など、様々なデザインがあります。
- 長さ:飾りたいものの数やサイズに合わせて、適切な長さのレールを選びましょう。必要に応じて、複数のレールを組み合わせることも可能です。
- 耐荷重:掛けるものの重さによって、必要な耐荷重が異なります。重量のあるものを掛ける場合は、耐荷重の高いレールを選びましょう。
- 機能性:LEDライトや棚板などの機能が必要かどうかを検討しましょう。機能性が高いほど価格は高くなりますが、使い勝手は向上します。
ウォールレールの設置方法
ウォールレールの設置方法は、製品によって異なりますが、一般的には以下の手順で行います。
- 設置場所を決める:レールを設置する場所を決め、水平器を使って水平を確認します。
- 穴を開ける:壁に穴を開け、適切なアンカーを打ち込みます。壁の素材に合わせて、適切なアンカーを選びましょう。
- レールを取り付ける:レールを穴に差し込み、ネジで固定します。
- フックや棚板を取り付ける:レールにフックや棚板を取り付けます。
- 飾りを掛ける:お気に入りの飾りなどを掛けて、完成です。
注意点:石膏ボードなど、強度が低い壁に設置する場合は、必ず専用のアンカーを使用しましょう。間違った方法で設置すると、レールが落下する可能性があります。不安な場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
ウォールレールを使ったインテリアコーディネート例
ウォールレールは、様々なインテリアスタイルに活用できます。いくつか具体的な例をご紹介します。
例1:キッチン
キッチンの壁面にウォールレールを設置し、キッチンツールやスパイスなどを掛けることで、収納スペースを増やし、作業効率をアップできます。また、お気に入りの食器などを飾ることで、キッチンをより魅力的な空間に演出できます。清潔感のある白いレールと、木製のフックの組み合わせは、ナチュラルなキッチンに最適です。
例2:リビング
リビングの壁面にウォールレールを設置し、写真や絵画、時計などを飾ることで、個性的な空間を演出できます。また、照明器具を取り付けることで、間接照明として活用できます。ダークブラウンのウォールレールは、落ち着いた雰囲気のリビングにぴったりです。
例3:玄関
玄関の壁面にウォールレールを設置し、鍵や帽子、バッグなどを掛けることで、整理整頓ができます。また、季節の花などを飾ることで、華やかな空間を演出できます。シルバーのウォールレールは、モダンな玄関に最適です。
専門家からのアドバイス
インテリアコーディネーターである山田先生に、ウォールレールの活用法についてアドバイスをいただきました。
「ウォールレールは、空間を有効活用できるだけでなく、ディスプレイを楽しむためのアイテムとしても非常に魅力的です。様々な素材やデザインのレール、フックがあるので、自分の好みに合わせて自由にカスタマイズできます。ただし、設置する際には、壁の強度や耐荷重などを十分に考慮することが重要です。不安な場合は、専門業者に相談することをおすすめします。」
まとめ
ウォールレールは、壁面を有効活用し、インテリアを自由にアレンジできる便利なアイテムです。この記事で紹介したポイントを参考に、あなたのお部屋に最適なウォールレールを選んで、素敵な空間を演出してください。