壁紙の張り替えで失敗しないための完全ガイド|余分な壁紙の扱い方とコツ

部屋の壁紙を張り替えようと考えています。ネットで貼り方を調べたところ、上下5センチくらい余分に長く貼り、余った分を切り取るとありました。上は余分いらないかと思ったのですが、必要でしょうか?

壁紙の上下5cmの余分は本当に必要?その理由と正しい貼り方

結論から言うと、壁紙の上下5cm程度の余分は、仕上がりの美しさ作業のしやすさのために非常に重要です。特に初めて壁紙を貼る方にとっては、この余分があることで、仕上がりのクオリティが大きく変わってきます。

ネットの情報にあるように、上下に余分な長さをとる理由は主に以下の3点です。

  • 仕上がりの正確性:壁紙の上下端をピッタリ合わせるのは非常に難しいです。多少のズレが生じても、余分な部分があれば修正できます。余分がないと、ズレたまま貼り終え、修正が困難になります。
  • 伸縮への対応:壁紙は湿度や温度の変化によって伸縮します。余分な部分があると、この伸縮による歪みを吸収し、仕上がりのシワや浮きを防ぐことができます。
  • 作業の余裕:初めて壁紙を貼る際は、どうしても時間がかかったり、予期せぬトラブルが発生したりすることがあります。余分な部分があれば、貼り直したり、微調整したりする余裕が生まれます。

特に、天井に近い上部の余分は、天井との隙間を綺麗に仕上げるために必要です。天井と壁紙の間に隙間があると、仕上がりが雑に見えたり、ホコリが溜まりやすくなったりします。余分な部分を丁寧にカットすることで、美しい仕上がりを実現できます。

壁紙の張り替えに必要なものと準備

壁紙の張り替えを始める前に、必要な道具と材料を準備しましょう。準備が整っていれば、作業がスムーズに進みます。

必要な道具

  • 壁紙:必要な枚数を計算して購入しましょう。柄合わせが必要な壁紙の場合は、さらに余裕を持って購入することをおすすめします。
  • メジャー:壁紙の寸法を正確に測るために必要です。
  • はさみまたはカッター:壁紙をカットするために使用します。カッターを使う場合は、安全に作業できるよう、カッターマットなどを用意しましょう。
  • ローラー:壁紙を壁にしっかり貼り付けるために使用します。ヘラや刷毛でも代用できますが、ローラーを使うとより綺麗に仕上がります。
  • バケツ:糊を混ぜるためのバケツです。
  • 刷毛またはローラー:糊を塗布するために使用します。
  • マスキングテープ:壁紙を貼る前に、周囲の壁や家具などを保護するために使用します。
  • ヘラ:壁紙の気泡を取り除くために使用します。
  • 脚立:高い位置の壁紙を貼る際に必要です。安全に作業できるよう、安定した脚立を選びましょう。
  • 作業用手袋:糊が付着するのを防ぎます。
  • ゴミ袋:廃棄物をまとめて処理するために使用します。

壁紙の種類と選び方

壁紙には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。部屋の用途や雰囲気に合わせて適切な壁紙を選ぶことが重要です。

  • ビニール壁紙:最も一般的な壁紙で、水拭きが可能で汚れに強いのが特徴です。価格も比較的安価です。
  • クロス壁紙:ビニール壁紙よりも高級感があり、デザインも豊富です。耐久性も高いですが、価格は高めです。
  • 織物壁紙:天然素材を使用しており、高級感と温かみのある雰囲気が特徴です。耐久性も高く、長く使用できますが、価格は高価です。

下地処理の重要性

新しい壁紙を貼る前に、既存の壁紙の状態を確認し、必要に応じて下地処理を行うことが重要です。下地処理を怠ると、新しい壁紙が剥がれたり、仕上がりが悪くなったりする可能性があります。古い壁紙が剥がれている場合は、剥がれた部分を丁寧に除去し、壁の表面をきれいに清掃しましょう。必要に応じて、パテで穴を埋めたり、下地剤を塗布したりする必要があります。

専門家への相談も検討してみましょう

初めて壁紙を貼る場合は、失敗するリスクを軽減するために、専門業者に依頼することも検討しましょう。専門業者であれば、適切な壁紙選びから施工まで、安心して任せられます。費用はかかりますが、綺麗に仕上がらないことによるストレスや、やり直しの手間を考えると、費用対効果が高い場合もあります。

まとめ:美しい仕上がりと安心の作業のために

壁紙の上下5cmの余分は、失敗を防ぎ、美しい仕上がりを実現するための重要なポイントです。初めて壁紙を貼る際は、この記事を参考に、準備をしっかりと行い、丁寧に作業を進めてください。それでも不安な場合は、専門業者への依頼も検討しましょう。 快適な空間づくりを目指して、ぜひチャレンジしてみてください。

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