壁紙の上のフックの剥がれ方と、賃貸でも安心な壁面収納術

部屋にカレンダーとか吊るしたいのですが、壁紙(ふき取り可能なタイプ)の上に貼り付けタイプのフックを貼り付けた場合、そのフックが不要となった時、剥がせるでしょうか。あるいは剥がし方があるでしょうか。

貼り付け式フックの剥がれやすさと注意点

賃貸住宅で壁に穴を開けずにカレンダーや飾り物を吊るしたい、というニーズは多くの方が抱える悩みです。手軽に使える貼り付け式のフックは便利ですが、剥がす際に壁紙を傷めてしまうリスクも存在します。特に、ふき取り可能な壁紙の場合、表面のコーティングの種類や状態によって剥がれやすさが大きく異なります。

剥がせるかどうかの判断基準

フックの剥がれやすさは、以下の要素に大きく左右されます。

  • フックの種類と粘着力の強さ:強力な粘着剤を使用しているフックは、剥がす際に壁紙を一緒に剥がしてしまう可能性が高くなります。フックのパッケージに記載されている粘着力の強さや、使用できる壁紙の種類を確認しましょう。弱粘着タイプのフックを選ぶことが重要です。
  • 壁紙の材質と状態:ふき取り可能な壁紙といっても、材質や表面のコーティングによって粘着力の影響を受けやすさが異なります。古い壁紙や、既に剥がれかけている壁紙は、フックを剥がす際に傷つきやすいです。壁紙の材質を事前に確認し、フックの適性を確認しましょう。
  • 貼り付け時間と温度:長期間貼り付けていると、粘着剤が壁紙に密着し、剥がれにくくなります。また、高温多湿の環境下では粘着力が強まり、剥がれにくくなる傾向があります。そのため、なるべく早く剥がすことをおすすめします。

フックを剥がす際の適切な方法

フックを剥がす際には、以下の手順を踏むことで、壁紙へのダメージを最小限に抑えることができます。

  1. ヘアドライヤーを使用する:ヘアドライヤーの温風をフックに数分間当てて、粘着剤を柔らかくします。これにより、粘着剤が壁紙に固着しているのを緩和できます。温度は低温から始め、様子を見ながら調整しましょう。高温で長時間当てると壁紙が変色する可能性があるため注意が必要です。
  2. ゆっくりと剥がす:粘着剤が柔らかくなったら、フックをゆっくりと剥がします。一気に剥がすと壁紙が一緒に剥がれる可能性があるため、ゆっくりと丁寧に剥がすことが重要です。剥がす際に抵抗を感じたら、無理に剥がさず、再度ヘアドライヤーを使用するなどして粘着剤を柔らかくしましょう。
  3. 粘着剤が残った場合の対処法:フックを剥がした後、粘着剤が残っている場合は、粘着剤除去シートやシール剥がし剤を使用します。市販の粘着剤除去剤は、種類によって効果や使用方法が異なるため、パッケージをよく読んでから使用しましょう。また、セロハンテープを粘着剤に貼り付けてゆっくり剥がす方法も有効です。この際、テープを何度も貼り直すと壁紙を傷める可能性があるため、一度で剥がせるように注意しましょう。
  4. 壁紙の補修:粘着剤を除去した後、壁紙に傷が残っている場合は、壁紙の補修材を使用して修復します。ホームセンターなどで手軽に購入できます。補修材を使用する際は、色を合わせることが重要です。壁紙の色とできるだけ近い色の補修材を選びましょう。

賃貸でも安心!壁面収納の代替案

貼り付け式フックの使用に不安がある場合、賃貸でも安心して使える壁面収納の代替案があります。

1. 壁面収納棚の活用

賃貸住宅でも設置可能な壁面収納棚は、カレンダーや飾り物を置くのに最適です。様々なデザインやサイズがあるので、お部屋のインテリアに合わせたものを選べます。設置する際は、壁の強度を確認し、必要に応じて壁に固定することで安定性を高めましょう。

2. 粘着式フック以外の収納アイテム

画鋲やピンを使用するタイプのフックもありますが、壁紙を傷める可能性があるため、ふき取り可能な壁紙には不向きです。代わりに、スタンド式のカレンダーや、壁掛けではないタイプの収納アイテムを利用するのも良いでしょう。

3. 専門家への相談

壁紙の材質や状態によっては、自分で剥がすのが難しい場合があります。不安な場合は、専門業者に相談することをおすすめします。専門業者は適切な方法でフックを剥がしてくれ、壁紙の補修も行ってくれます。

まとめ:安全でスマートな壁面活用を

貼り付け式フックは便利ですが、壁紙へのダメージを考慮し、適切な方法で取り扱い、剥がすことが大切です。今回ご紹介した方法を参考に、安全でスマートな壁面活用を実現しましょう。 賃貸住宅にお住まいの方は、特に壁への負担が少ない方法を選択することが重要です。 様々な壁面収納アイテムや解決策があるので、お部屋の状況に合わせて最適な方法を見つけてください。

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