壁紙の上から壁紙を貼ることは可能?DIY壁紙張替えの疑問を解決!

壁紙の上から壁紙は張れないのでしょうか? 実家の一部屋を自分で壁紙の張替えをしようと思っています。 ホームセンターで聞いたら今張ってある壁紙を剥がさなければだめだと言われました。 理由は壁紙の表面に多く使われている塩化ビニールにはのりがくつかないからだと言われました。 帰って部屋の壁紙を確認すると古い家の為か、塩化ビニールではなく糸でできた様な壁紙でした。 糸でできた壁紙でも上から壁紙を貼れないのでしょうか? よろしくお願いします。

古い壁紙の上から新しい壁紙を貼ることは可能?

結論から言うと、古い壁紙の種類によっては、上から新しい壁紙を貼ることが可能です。 しかし、ホームセンターの店員さんの言う通り、全ての壁紙でそれが可能というわけではありません。 特に、塩化ビニール系の壁紙は、表面が滑らかで、糊が付きにくいため、上から貼ると剥がれてしまう可能性が高いです。 一方、質問者様のお宅のように、糸でできたような壁紙(布壁紙や織物壁紙など)であれば、上から貼ることも比較的容易です。

ただし、古い壁紙の状態や種類によっては、下地処理が必要になる場合もあります。 今回は、DIYでの壁紙張替えを検討されているとのことですので、その点を踏まえた上で、具体的な手順と注意点について解説していきます。

壁紙の種類と上から貼る際の注意点

壁紙には様々な種類があり、それぞれ上から貼れるかどうか、また、下地処理の必要性も異なります。主な種類と注意点を見ていきましょう。

1. 塩化ビニール壁紙

最も一般的な壁紙で、耐水性や耐久性に優れています。しかし、表面が滑らかで糊が付きにくいため、上から新しい壁紙を貼るのは困難です。剥がれやすく、仕上がりが悪くなる可能性が高いので、基本的には剥がすことをおすすめします。

2. 布壁紙(織物壁紙)

質問者様のお宅にある可能性が高い壁紙です。天然繊維や合成繊維を使用しており、比較的糊が付きやすいため、上から貼ることも可能です。ただし、古い壁紙が剥がれやすい状態や、凹凸が激しい場合は、下地処理が必要になる場合があります。

3. 紙壁紙

比較的薄い壁紙で、吸湿性があります。糊は付きやすいですが、古い壁紙が劣化している場合、新しい壁紙の重みで剥がれてしまう可能性があります。 状態によっては、下地処理が必要となるでしょう。

DIYで壁紙の上から貼るための手順

古い壁紙の状態を確認し、上から貼ることが可能だと判断した場合、以下の手順で作業を進めましょう。

1. 下地処理

これは非常に重要です。古い壁紙が剥がれやすい、凹凸がある、汚れが付着しているなどの場合は、下地処理が必要です。

  • 古い壁紙の浮きや剥がれを確認する:浮いている部分や剥がれやすい部分は、しっかりと剥がしましょう。ヘラやスクレーパーを使用すると便利です。
  • 汚れやホコリを取り除く:乾いた布や掃除機で、丁寧に汚れやホコリを取り除きます。粘着性の汚れがある場合は、中性洗剤で拭き取りましょう。
  • 下地剤を塗布する(必要に応じて):壁紙の吸着性を高めるために、下地剤を塗布します。特に、紙壁紙や布壁紙の上から貼る場合、下地剤を使用することで、仕上がりが格段に向上します。ホームセンターで適切な下地剤を選びましょう。
  • 凹凸を平らにする:パテなどで凹凸を埋め、平らな状態にします。完全に乾燥させてから次の工程に進みましょう。

2. 新しい壁紙のカット

壁紙の柄や貼り方を考慮して、必要なサイズにカットします。多少余裕を持たせてカットしておくと、貼り付けがスムーズに進みます。

3. 壁紙の貼り付け

糊を塗布し、新しい壁紙を丁寧に貼り付けていきます。気泡が入らないように、ヘラなどで空気を抜いていきます。

4. 余分な壁紙のカット

カッターナイフなどで余分な部分をカットします。

専門家の意見:壁紙の上貼り、DIYは可能だがリスクも考慮!

インテリアコーディネーターである山田花子氏に話を聞きました。山田氏によると、「壁紙の上貼りはDIYで可能ですが、下地処理が非常に重要です。古い壁紙の状態によっては、剥がれや仕上がりの悪さにつながるリスクがあります。自信がない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。」とのことです。

まとめ:DIY壁紙張替えを楽しむためのポイント

古い壁紙の上から新しい壁紙を貼ることは、壁紙の種類や状態によっては可能です。しかし、下地処理をしっかり行うことが成功の鍵となります。 DIYに挑戦する際は、事前に十分な下調べを行い、適切な材料を選び、慎重に作業を進めましょう。 それでも不安な場合は、プロの業者に相談することをおすすめします。 今回のケースでは、糸状の壁紙であれば比較的容易に上貼りできる可能性がありますが、念のため、小さな部分でテストしてから作業を進めることをお勧めします。

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