Contents
壁紙のポコポコ感、隠す方法はある?
DIYで壁紙を貼る際に、下地処理が甘かったためにポコポコ感が残ってしまい、困っている方も多いのではないでしょうか。せっかくのDIY、完成度を高めたいですよね。今回は、下地処理の失敗で生じた壁紙のポコポコ感を、柄の大きな壁紙で隠す方法について、インテリアのプロの視点から解説します。結論から言うと、部分的に柄の大きな壁紙を貼ることは、状況によっては有効な手段です。ただし、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
柄物壁紙でポコポコ感を隠すメリット・デメリット
まず、柄物壁紙でポコポコ感を隠すことによって得られるメリットとデメリットを整理しましょう。
メリット
- 手軽に修正できる: 全面張り替えに比べると、はるかに手軽で費用も抑えられます。
- アクセントになる: 大きな柄の壁紙は、空間のアクセントとなり、インテリアに個性を加えることができます。うまく活用すれば、ポコポコ感を目立たなくするだけでなく、デザイン性の高い空間を演出できます。
- 部分的な補修で済む: ポコポコしている部分だけを修正できるので、無駄な作業や材料を削減できます。
デメリット
- 完璧に隠せない場合がある: 柄が大きくても、凹凸が激しい場合は完全に隠しきれない可能性があります。特に、光が当たると影ができてしまう可能性も考慮する必要があります。
- 全体のバランスが崩れる可能性: アクセントとして使用するとはいえ、全体のインテリアとの調和が重要です。柄や色の選択を間違えると、かえって目立ってしまい、バランスの悪い空間になってしまう可能性があります。
- 剥がれやすい場合がある: 下地処理が不十分なまま重ね貼りすると、剥がれやすくなる可能性があります。しっかりとした下地処理は必須です。
成功させるためのポイント:壁紙選びと施工方法
ポコポコ感をうまく隠すためには、壁紙選びと施工方法が重要です。
1. 壁紙選び:柄と色のバランスが重要
質問者様が提示された壁紙(例:http://store.shopping.yahoo.co.jp/rewall/z-886511.html)のような、大胆な柄と白を基調とした壁紙は、ポコポコ感を目立たなくするのに効果的です。 大きな柄は、小さな凹凸を視覚的にぼかしてくれる効果があります。白をベースにすることで、明るさを保ち、圧迫感も軽減できます。 しかし、全ての空間に合うとは限りません。既存のインテリアとの調和を考え、以下の点を考慮しましょう。
- 既存の壁紙との調和: 既存の壁紙の色や柄とのバランスを考えましょう。全く異なるデザインだと、不自然に見えてしまう可能性があります。
- 部屋の広さ: 小さな部屋に大きな柄の壁紙を使うと、圧迫感を感じてしまう可能性があります。部屋の広さに合った柄の大きさを選びましょう。
- 部屋の明るさ: 暗い部屋に暗い色の壁紙を使うと、さらに暗く感じてしまいます。部屋の明るさを考慮して、適切な色の壁紙を選びましょう。
2. 施工方法:下地処理と貼り方
重ね貼りは、下地処理が非常に重要です。既存の壁紙の剥がれや、ポコポコ感をそのままにして重ね貼りすると、剥がれやすくなったり、より目立ってしまう可能性があります。
- 既存の壁紙の補修: ポコポコしている部分の壁紙を剥がせる場合は、剥がして下地を平らに処理しましょう。パテなどで凹凸を埋め、乾燥させてから、新しい壁紙を貼ることをお勧めします。剥がせない場合は、できる限り平らになるように下地処理を行いましょう。
- プライマーの使用: 新しい壁紙を貼る前に、プライマーを塗布することで、壁紙の密着性を高め、剥がれにくくすることができます。
- 丁寧な貼り付け: 空気が入らないように、丁寧に壁紙を貼る必要があります。ヘラなどを使って、空気を押し出すように貼り付けましょう。
プロの意見:インテリアコーディネーターからのアドバイス
インテリアコーディネーターの山田先生に、今回のケースについて意見を伺いました。 「下地処理が甘かったことでポコポコ感が生じてしまったとのことですが、重ね貼りは有効な手段の一つです。しかし、完璧に隠すことは難しい場合もあります。大きな柄の壁紙を選ぶことで、視覚的に凹凸を目立たなくさせる効果は期待できますが、光加減によっては影ができてしまう可能性もあります。そのため、事前にサンプルを取り寄せて、実際に貼ってみることをお勧めします。また、重ね貼りの際には、下地処理をしっかり行うことが重要です。剥がれを防ぐためにも、プライマーの使用も検討しましょう。もし不安であれば、専門業者に依頼するのも一つの方法です。」
まとめ:ポコポコ感を活かすインテリアも検討してみよう
柄物壁紙による重ね貼りは、ポコポコ感を隠す有効な手段ですが、完璧に隠せるわけではないことを理解しておきましょう。 しかし、うまく活用すれば、デメリットをメリットに変えることも可能です。 例えば、大胆な柄の壁紙をアクセントとして使用することで、個性的で魅力的な空間を演出できます。 今回のケースでは、白を基調とした大きな柄の壁紙は、明るさを保ちつつ、ポコポコ感を目立たなくする効果が期待できます。しかし、最終的には、ご自身のインテリアスタイルや部屋の雰囲気に合った壁紙を選ぶことが重要です。 もし、どうしても不安な場合は、インテリアコーディネーターなどに相談してみるのも良いでしょう。