壁掛けエアコンの移動はDIYで可能?費用や業者依頼について徹底解説

隣の部屋から隣の部屋へとクーラーを移動させるのは個人でできるのでしょうか?もちろん壁掛けのタイプです。あと、もし電気店でやってもらった場合はいくらぐらいするのでしょうか?

壁掛けエアコンの移動:DIYの可否とリスク

隣の部屋から隣の部屋への壁掛けエアコンの移動は、DIYで挑戦できる場合もありますが、非常に難易度が高く、専門知識と技術が求められます。安易な自己施工は、配管の破損、漏水、感電、火災といった重大な事故につながる可能性があり、決しておすすめできません

DIYで挑戦する場合のリスク

* 配管の取り回し:エアコンの冷媒配管は専門的な知識と工具が必要で、曲げすぎると破損し、高価な冷媒が漏洩する可能性があります。
* 配線工事:電源の接続は電気工事士の資格が必要な作業です。誤った接続は感電や火災の原因となります。
* 真空引き:配管内の空気を抜く真空引き作業は、冷媒の効率的な循環に不可欠です。不完全な真空引きはエアコンの性能低下や故障につながります。
* ガスチャージ:冷媒の補充(ガスチャージ)は、専門機器と知識が必要です。不足または過剰な充填は、エアコンの故障の原因となります。
* 穴あけ作業:壁に新しい穴を開ける作業は、壁の構造を理解していないと、建物の損傷につながる可能性があります。

DIYが適しているケースとそうでないケース

DIYが適しているケースは、非常に限定的です。例えば、同じ部屋内で数メートル程度の移動で、配管の長さ変更が不要な場合のみ、ある程度の知識と経験があれば可能かもしれません。しかし、隣の部屋への移動は、配管の長さ調整や配線工事、穴あけ作業など、多くの工程が必要となるため、DIYは非常に困難です。

専門業者への依頼を強く推奨します。

エアコン移動にかかる費用:業者依頼の場合

電気店やエアコン専門業者に依頼した場合の費用は、以下の要素によって大きく変動します。

費用に影響する要素

* エアコンの種類と能力:機種や能力によって作業時間や部品代が異なります。
* 移動距離:隣の部屋への移動でも、配管の長さや経路によって費用が変わります。配管の長さが長くなるほど、費用は高くなります。
* 配管の状況:既存の配管が再利用できるか、新規に配管が必要かによっても費用が大きく異なります。
* 壁の材質:コンクリート壁や石膏ボードなど、壁の材質によって穴あけ作業の難易度や費用が異なります。
* 追加工事の有無:コンセントの増設や、配管カバーの設置など、追加工事が必要な場合、費用が加算されます。
* 業者によって料金設定が異なる:業者によって料金体系が異なるため、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。

費用相場

一般的に、壁掛けエアコンの隣の部屋への移動費用は、3万円~10万円程度と幅があります。平均的な費用は5万円~7万円と考えられます。ただし、これはあくまでも目安であり、上記で挙げた要素によって大きく変動します。

業者選びのポイントと見積もりの取り方

エアコンの移動を業者に依頼する際には、以下の点に注意しましょう。

信頼できる業者を選ぶポイント

* 資格保有者:電気工事士の資格を持つ業者を選びましょう。
* 経験豊富:エアコンの取付・移動の実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。
* 明確な料金体系:料金体系が明確で、追加料金が発生する可能性について事前に説明してくれる業者を選びましょう。
* 保証体制:作業後の保証体制がしっかりしている業者を選びましょう。
* 口コミや評判:インターネット上の口コミや評判を確認しましょう。

見積もりの取り方

複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。見積もり依頼時には、以下の情報を明確に伝えましょう。

* エアコンの種類と能力
* 移動元の部屋と移動先の部屋の情報(壁の材質、配管経路など)
* 追加工事の有無

まとめ:安全と安心を優先して業者に依頼しよう

壁掛けエアコンの隣の部屋への移動は、専門知識と技術が必要な高度な作業です。DIYで挑戦すると、思わぬ事故やトラブルにつながる可能性が高いため、安全と安心を優先して、信頼できる業者に依頼することを強く推奨します。複数の業者に見積もりを依頼し、費用や作業内容を比較検討して、最適な業者を選びましょう。

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