壁付けキッチンとリビングのレイアウト相談:視覚的な仕切りで快適な空間を演出

間取り、インテリア、レイアウトの相談です。新居の台所が壁にくっ付いていて、リビングからずっと扉等なしで繋がっている間取りはどんなレイアウトがいいですか?(テレビ、テーブルを画像のような感じに配置する予定です。)個人的にリビングから台所がドーンと見えるのが悩みです。境目にカーテンをつける案もありましたが、2メートル以上離れていて、支える突っ張り棒も無いです。どうかアドバイスいただきたいです。

開放的な空間とプライバシーの両立:壁付けキッチンのレイアウト

新築のお住まい、おめでとうございます!リビングと一体化した壁付けキッチンは、開放的で明るい空間を実現しますが、一方で、キッチンが丸見えになるのが気になるというお悩み、よく分かります。2メートル以上の距離があるためカーテンも難しいとのことですので、視覚的な仕切りを効果的に用いたレイアウトを提案させていただきます。

1. 間仕切り家具で空間をゾーニング

リビングとキッチンを完全に仕切るのではなく、視覚的に区切ることで、開放感を保ちつつプライバシーも確保できます。 おすすめは、背の高い間仕切り収納です。 食器棚やカウンター収納などを兼ね備えたタイプを選べば、収納力もアップし、生活空間もすっきり片付きます。

  • 高さのある本棚:背の高い本棚を配置することで、キッチンとリビングの間に自然な視覚的な区切りを作ることができます。 背の高い観葉植物を置くのも効果的です。
  • カウンターテーブル:キッチン側にカウンターテーブルを設置し、アイランドキッチン風にするのも良いでしょう。 食事や作業スペースとして活用でき、同時に視覚的な区切りにもなります。 テーブルの高さを変えることで、空間の印象も大きく変わります。
  • パーテーション:様々なデザイン、素材のパーテーションが販売されています。 透明感のあるアクリルやガラス製のパーテーションは、開放感を損なわずに視線を遮ることができます。 また、木製や布製のパーテーションは、より温かみのある空間を演出します。

これらの家具を選ぶ際には、素材や色にも注目しましょう。 リビングのインテリアスタイルに合わせた素材や色を選ぶことで、統一感のある空間を作ることができます。 例えば、リビングがナチュラルテイストであれば、木製の家具を選び、モダンなスタイルであれば、スチールやガラス製の家具を選ぶのがおすすめです。 今回、ベージュを基調としたインテリアを想定しているので、ベージュやアイボリー系の家具を選ぶと、落ち着いた雰囲気になります。

2. アクセントクロスや壁紙で視覚効果を高める

間仕切り家具以外にも、アクセントクロス壁紙を活用することで、空間を効果的に仕切ることができます。 リビングとキッチンの壁に異なる壁紙を使用することで、視覚的な区切りを作り、キッチンが丸見えになるのを防ぐことができます。 例えば、リビングはベージュ系の壁紙、キッチンは少し濃いめのブラウン系の壁紙を使用するなど、色の濃淡で空間を区切ることができます。 また、柄や素材の異なる壁紙を使用することで、より明確な区切りを作ることができます。 ただし、全体的なバランスを考慮し、統一感を持たせることが重要です。

3. 照明で空間を演出する

照明も空間を演出する上で重要な要素です。 リビングとキッチンで異なる照明を使用することで、それぞれの空間の雰囲気を変化させることができます。 例えば、リビングには暖色系の照明、キッチンには白色系の照明を使用することで、リラックスできるリビングと作業しやすいキッチンを演出できます。 また、間接照明を使用することで、より柔らかな雰囲気を作り出すことができます。

4. グリーンを取り入れる

観葉植物などのグリーンを配置することで、空間を柔らかく仕切り、視覚的なアクセントになります。 背の高い観葉植物は、間仕切りとしても機能します。 また、ハーブなどの香りの良い植物を置くことで、キッチンでの作業も楽しくなります。

5. カーテン以外の代替案:ロールスクリーンやブラインド

2メートル以上の距離があるため突っ張り棒が難しいとのことですが、ロールスクリーンブラインドであれば、天井に直接取り付けられるタイプもあります。 これらはカーテンよりもすっきりとした印象で、空間を邪魔することなく視線を遮ることができます。 素材や色も豊富なので、インテリアに合わせたものを選ぶことができます。

専門家の視点:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から見ると、今回のケースでは、空間のゾーニングが最も重要です。 単に壁を作るのではなく、視覚的な区切りを意識することで、開放感とプライバシーの両立を実現できます。 家具の配置や照明、色使いなどを総合的に考慮することで、より快適で魅力的な空間を創り出すことができます。 専門家への相談も検討してみてはいかがでしょうか。

具体的なレイアウト例

例えば、リビング側にソファとテーブルを配置し、キッチンの壁際に背の高い食器棚を設置します。 食器棚は、リビングからキッチンを直接見通せない程度の高さを選び、その上に観葉植物を飾ることで、自然な目隠しと空間のアクセントになります。 また、キッチンの照明は、作業効率を上げるために白色系の照明を選び、リビングは暖色系の照明でリラックスできる雰囲気を作ります。

まとめ

壁付けキッチンとリビングのレイアウトは、視覚的な仕切りを効果的に用いることで、開放感とプライバシーの両立が可能です。 間仕切り家具、アクセントクロス、照明、グリーンなどを活用し、自分らしい空間をデザインしましょう。 専門家のアドバイスを受けることも、理想の空間を実現する上で有効な手段です。 様々なアイデアを試行錯誤しながら、快適で素敵なリビングとキッチンを実現してください。

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