壁スイッチの修理方法|自分でできる?費用や業者への依頼も解説

部屋の電気のスイッチについて、質問です。我が家の部屋の電気のスイッチは、押すタイプ(押す→つく、押す→消えるを交互に)なのですが、中のバネせいでしょうか、押せなくなってしまいました。電気屋さんにお願いする前に、自分で修理できる方法があったら、教えてください。よろしくお願いします。

壁スイッチの故障原因と自分で修理する方法

壁の電気スイッチが押せなくなってしまった、というご相談ですね。原因としては、ご指摘の通り、スイッチ内部のバネの劣化や破損が考えられます。他にも、ホコリや汚れの付着、経年劣化による接触不良なども原因として挙げられます。まずは、ご自身で修理できる可能性を探ってみましょう。ただし、電気工事は危険が伴うため、自信がない場合は無理せず専門業者に依頼することをお勧めします。

1. スイッチの点検と清掃

まずは、スイッチの表面や内部にホコリや汚れが付着していないか確認しましょう。 ドライバーなどでスイッチのカバーを外し(機種によって異なりますので、取扱説明書を確認するか、類似機種の動画などを参考に慎重に行ってください)、内部を確認します。 綿棒や小さなブラシなどで丁寧に清掃し、コンプレッサーがあれば、内部のホコリを吹き飛ばすのも有効です。 清掃後、カバーを元通りに取り付け、スイッチが正常に動作するか確認してください。

  • 清掃のポイント:電源を必ず切ってから作業を行いましょう。感電事故を防ぐため、作業中はコンセントからプラグを抜いておくことをお勧めします。
  • 使用する道具:ドライバー(プラスドライバーとマイナスドライバーの両方があると安心)、綿棒、小さなブラシ、コンプレッサー(エアダスター)

2. バネの確認と調整

清掃後もスイッチが動作しない場合は、バネの劣化や破損が考えられます。スイッチカバーを外し、内部のバネの状態を確認します。バネが歪んでいたり、破損していたりする場合は、残念ながら自分で修理するのは難しいでしょう。この場合は、次のステップに進みましょう。

3. スイッチの交換

バネの交換や修理が困難な場合、スイッチ自体を交換するのが最も確実な方法です。ホームセンターなどで同じタイプのスイッチを購入し、交換作業を行いましょう。

  • 交換のポイント:新しいスイッチを購入する際は、既存のスイッチと完全に同じ型番のものを選ぶのが理想的です。型番が分からなければ、既存のスイッチの写真を撮影してホームセンターの店員に相談しましょう。
  • 交換手順:古いスイッチを取り外す前に、必ず電源を切ってください。配線の接続を間違えると感電事故につながるため、写真などを撮って配線の接続状況を記録しておくと安心です。新しいスイッチを取り付ける際は、配線を元の状態に確実に接続しましょう。配線に不慣れな場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。
  • 必要な工具:ドライバー(プラスドライバーとマイナスドライバー)、電圧テスター(安全確認のため)

自分で修理できない場合:電気工事士への依頼

上記の方法を試しても改善が見られない場合、または電気工事の経験がない場合は、電気工事士に依頼することを強くお勧めします。電気工事は専門知識と技術が必要な作業であり、誤った作業を行うと感電事故や火災などの危険があります。

電気工事士への依頼方法

電気工事士への依頼方法はいくつかあります。

  • 地域の電気工事会社に問い合わせる:インターネット検索や電話帳などで、地域の電気工事会社を探し、問い合わせてみましょう。
  • ホームセンターのサービスを利用する:一部のホームセンターでは、電気工事のサービスを提供している場合があります。
  • 紹介サイトを利用する:インターネット上に、電気工事士を紹介するサイトがあります。複数の業者から見積もりを取って比較検討することができます。

費用について

電気工事士への依頼費用は、作業内容や地域によって異なりますが、スイッチの交換であれば数千円から一万円程度が相場です。出張費などが別途かかる場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

まとめ:安全を第一に、適切な対応を

壁スイッチの修理は、一見簡単そうに見えますが、電気工事に関する知識と経験がないと危険が伴います。まずは、安全を第一に考え、清掃や簡単な調整から試してみましょう。それでも改善が見られない場合は、迷わず専門業者に依頼することが重要です。費用を抑えたい気持ちも分かりますが、安全を確保することは何よりも優先すべきです。

専門家の視点:安全な電気工事のために

電気工事士として、多くの住宅の電気設備を見てきました。DIYで修理を試みることは良いことですが、電気に関する知識がないと、感電事故や火災につながる危険性があります。特に、古い住宅では配線が劣化している可能性もあるため、注意が必要です。自信がない場合は、専門家である電気工事士に依頼することを強くお勧めします。

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