壁の薄さが気になる!騒音対策と理想の引っ越し時期について徹底解説

いま壁が薄いのが問題で引っ越しを考えています。部屋のキッチンからリビングへいくドアを開ける音、話し声、笑い声、トイレにいく音(流れる水の音もたまに…)と、すごく聞こえてしまいます。鉄筋なのになぜでしょうか?隣り合わせだからでしょうか?後、引っ越しを考えています。ですが今すぐには資金がないので4月には厳しいです。いい部屋は4月をすぎたらもうないのでしょうか?何月がベストなのか教えてください。また、どういった物件が騒音があまりないと分かるのでしょうか?構造とかよく分からないので、せめて隣の人の話し声が聞こえない所がいいんですが…教えてください。長々すいませんでした。

騒音問題の原因と解決策:鉄筋マンションでも音が聞こえる理由

鉄筋コンクリート造のマンションでも、隣室の音(生活音)が聞こえることは珍しくありません。質問者様のお住まいのように、キッチン、リビング、トイレの音まで聞こえる場合は、以下の原因が考えられます。

1. 壁や床の遮音性能が低い

鉄筋コンクリート造であっても、壁や床の厚さ、材質、施工方法によっては、遮音性能が低い場合があります。特に、軽量鉄骨造や木造に比べて遮音性能が高いとはいえ、鉄筋コンクリート造でも、壁や床の構造によっては、生活音が伝わりやすい場合があります。

2. 隣室との距離が近い

隣接する部屋との距離が近い場合、音の伝わりやすさが増します。壁を挟んで隣り合わせの部屋であれば、生活音は伝わりやすい傾向にあります。

3. 音の伝達経路

音は、空気中を伝わる「空気伝搬音」と、壁や床などの構造体を通して伝わる「固体伝搬音」があります。質問者様のケースでは、ドアの開閉音や話し声などは空気伝搬音、流水音は固体伝搬音の可能性が高いです。固体伝搬音は、構造体の振動によって伝わるため、遮音対策が難しい場合があります。

4. マンション全体の構造

マンション全体の構造、特に共用部分の遮音性能も影響します。廊下や階段の音などが、部屋に伝わることもあります。

騒音対策:引っ越し前にできること

引っ越し前に、騒音対策としてできることがあります。

1. カーテンやラグの活用

厚手のカーテンやラグは、ある程度の吸音効果があります。特に、窓からの騒音対策には、遮音カーテンが効果的です。

2. 防音マットや防音シート

床に防音マットや防音シートを敷くことで、足音などの固体伝搬音を軽減できます。

3. 家具の配置

家具を配置することで、音の反射を防ぎ、吸音効果を高めることができます。ソファや本棚などを壁際に配置するのも効果的です。

4. 窓の対策

窓からの騒音は、二重窓にすることで大幅に軽減できます。既存の窓に内窓を取り付けることも可能です。

理想の引っ越し時期と物件選び

4月以降も、良い物件はあります。ただし、人気物件は早く埋まる傾向があるため、早めの行動が重要です。

1. 引っ越し時期

一般的に、3月~4月は引っ越しシーズンで物件が不足しがちです。5月以降は落ち着いてくる傾向がありますが、それでも人気物件はすぐに埋まってしまう可能性があります。理想的な時期は、物件探しを始める時期と、引っ越し時期を分けて考えることです。 例えば、6月~7月に物件探しを始め、8月~9月に引っ越しをする、といった具合です。

2. 騒音対策がされた物件を見つけるポイント

騒音対策がされている物件を見つけるには、以下の点に注目しましょう。

  • 建物構造: RC造(鉄筋コンクリート造)やSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)は、木造や軽量鉄骨造に比べて遮音性が高い傾向があります。ただし、前述の通り、施工方法や壁の厚さなども重要です。
  • 窓の種類: 防音窓や二重窓を採用している物件は、外部からの騒音を軽減できます。
  • 壁の厚さ: 壁の厚さが厚いほど、遮音性が高い傾向があります。物件のパンフレットや図面を確認してみましょう。
  • 床材: 防音効果のある床材を使用している物件は、足音などの騒音を軽減できます。
  • 間取り: 角部屋は、隣接する部屋が少ないため、騒音問題が少ない傾向があります。また、共用廊下から離れた位置にある部屋もおすすめです。
  • 実際に現地を確認する: 物件を見学する際には、実際に部屋で生活音を想像してみましょう。近くの道路や線路などの騒音も確認しておきましょう。

3. 専門家への相談

不動産会社や建築士などに相談することで、より詳細な情報を得ることができます。特に、騒音問題に詳しい専門家であれば、的確なアドバイスをもらえるでしょう。

まとめ:理想の住まいを見つけるために

騒音問題は、生活の質を大きく左右する重要な要素です。引っ越しを検討する際には、騒音対策を十分に考慮し、快適な生活空間を確保しましょう。物件選びは慎重に行い、必要であれば専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。焦らず、じっくりと時間をかけて理想の住まいを見つけ出してください。

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