壁の剥がれをDIYで修復!初心者向け壁紙張替え完全ガイド

部屋の壁が剥がれたので貼りたいのですが、どうすればいいですか?

今回は、お部屋の壁の剥がれを自分で修復する方法について、詳しく解説します。壁紙の剥がれは、見た目の悪さだけでなく、湿気や害虫の侵入にも繋がるため、早めの対処が重要です。この記事では、初心者の方でも簡単にできるDIYによる壁紙張替えのステップを、具体的な手順と注意点と共にご紹介します。 賃貸物件にお住まいの方にも役立つ情報も盛り込んでいますので、ぜひ最後まで読んで、快適な空間を手に入れてください。

1. 壁の剥がれの原因を特定する

まずは、壁紙が剥がれた原因を特定することが重要です。原因によって、適切な対処法が異なります。主な原因としては以下のものが挙げられます。

  • 経年劣化:長年の使用による壁紙の劣化は避けられません。特に、直射日光が当たる場所や湿気の多い場所では劣化が早まります。
  • 水濡れ:水漏れや結露などによる水濡れは、壁紙を剥がす大きな原因となります。原因箇所の特定と修復が必要です。
  • 衝撃:家具の移動やお子さんのいたずらなどによる衝撃も、壁紙の剥がれにつながります。
  • 下地処理の不良:リフォーム時などに下地処理が不十分だった場合、壁紙が剥がれやすくなります。
  • 接着剤の劣化:古い壁紙の場合、接着剤が劣化して剥がれやすくなっている可能性があります。

剥がれの状況を確認し、原因を特定することで、適切な修復方法を選択できます。例えば、小さな剥がれであれば部分的な補修で済む場合もありますが、広範囲に剥がれている場合は、全面的な壁紙張替えが必要となるでしょう。

2. 必要な材料と道具を準備する

壁紙張替えに必要な材料と道具を事前に準備しておきましょう。必要なものは、剥がれの程度や壁紙の種類によって異なりますが、基本的なものは以下の通りです。

  • 新しい壁紙:剥がれた部分の面積を測り、必要な分量を購入しましょう。柄合わせを考慮して、少し多めに購入しておくのがおすすめです。柄物の壁紙を選ぶ場合は、特に注意が必要です。
  • 壁紙糊:壁紙の種類に合った糊を選びましょう。水性糊が一般的で、扱いやすいです。パッケージの指示をよく読んで使用してください。
  • ヘラ:壁紙を貼る際に、空気を抜いたり、余分な糊を落とすのに使用します。プラスチック製のものを使用するのが一般的です。
  • ローラー:壁紙をしっかりと壁に密着させるために使用します。ゴムローラーやスポンジローラーなどがあります。
  • カッター:余分な壁紙を切るために使用します。安全に作業するため、刃の鋭いカッターを使用しましょう。
  • メジャー:壁紙の寸法を測るために使用します。
  • バケツ:糊を混ぜるためのバケツが必要です。
  • はけ:糊を壁紙に塗布する際に使用します。
  • マスキングテープ:壁紙を貼る際に、周囲を保護するために使用します。
  • プライマー(必要に応じて):古い壁紙が剥がれにくい場合や、下地処理が必要な場合はプライマーを使用します。吸い込みを抑え、壁紙の密着性を高めます。
  • パテ(必要に応じて):壁の凹凸を修正するために使用します。パテで下地を平らにしてから壁紙を貼ることで、仕上がりが綺麗になります。

ホームセンターなどで手軽に購入できます。店員さんに相談しながら、最適な材料を選んでください。

3. 壁紙張替えの手順

いよいよ壁紙張替えの手順です。以下は、一般的な手順です。賃貸物件の場合は、事前に大家さんや管理会社に確認することを忘れずに。

3-1. 下地処理

  • 古い壁紙の剥がし:剥がれている壁紙を丁寧に剥がします。ヘラやスクレーパーを使用すると便利です。完全に剥がれない場合は、水を含ませたスポンジで湿らせてから剥がすと剥がれやすくなります。
  • 下地の清掃:古い壁紙を剥がした後、壁の汚れやホコリを丁寧に落とします。掃除機や濡れ雑巾で綺麗に拭き取ります。下地処理が仕上がりの美しさに直結します。
  • 下地補修(必要に応じて):壁に穴や凹凸がある場合は、パテで補修します。パテが乾いたら、サンドペーパーで平らに研磨します。
  • プライマー塗布(必要に応じて):下地処理が完了したら、プライマーを塗布します。プライマーは、壁紙の密着性を高め、仕上がりの美しさを向上させます。

3-2. 壁紙のカットと糊付け

  • 壁紙の寸法測定:壁のサイズを正確に測り、それに合わせて壁紙をカットします。柄合わせが必要な場合は、柄を合わせてカットする必要があります。
  • 糊の調合:パッケージの指示に従って、壁紙糊を調合します。ダマができないように、丁寧に混ぜ合わせましょう。
  • 壁紙への糊付け:調合した糊を、壁紙の裏面に均一に塗布します。はけを使用すると綺麗に塗布できます。糊が乾かないうちに貼るようにしましょう。

3-3. 壁紙の貼り付け

  • 壁紙の貼り付け:糊を塗布した壁紙を、壁に丁寧に貼り付けます。ヘラを使って、空気を抜きながら貼り付けていきます。上から下へ、中心から外側に向かって空気を抜いていくと綺麗に仕上がります。気泡が入ると仕上がりが悪くなるので、丁寧に作業しましょう。
  • 余分な壁紙のカット:壁紙を貼り終えたら、余分な部分をカッターで丁寧にカットします。カッターを使う際は、怪我をしないよう注意しましょう。
  • ローラーで圧着:ローラーを使って、壁紙全体をしっかりと壁に圧着させます。これにより、壁紙が剥がれにくくなります。特に継ぎ目部分はしっかりと圧着しましょう。

4. 賃貸物件の場合の注意点

賃貸物件で壁紙を張替えする場合、大家さんや管理会社に事前に許可を得ることが重要です。また、退去時の原状回復についても確認しておきましょう。許可なく壁紙を張替えたり、原状回復義務を怠ると、トラブルになる可能性があります。事前にしっかりと確認し、合意を得た上で作業を進めましょう。場合によっては、原状回復費用を負担する必要が出てくる可能性もあります。

5. 専門業者への依頼

DIYに自信がない場合や、広範囲の壁紙張替えが必要な場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。専門業者であれば、綺麗に仕上がるとともに、迅速な作業が期待できます。費用はかかりますが、仕上がりの品質や作業効率を考えると、専門業者に依頼するメリットは大きいです。複数の業者に見積もりを取って比較検討することをお勧めします。

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