壁のカビ対策とリフォーム:専門家による徹底解説

部屋の壁がカビてしまいました。カビ取り専門などで探しましたが、結局クリーンサービスみたいな所しか出てきませんでした。なのでクリーンサービス業者に見て貰ったのですが、壁紙を貼り直し、下の板?は、防カビ剤を塗りますと言われたのですが、壁紙の下の板は、一旦カビを取ってから防カビ剤を塗らないといけないのでは?と素人考えでは思うのですが…。実際はどうなんでしょう?後、見た目にカビが取れていなくても、殺菌などして、付いているカビ自体を体に害がない様に出来るものですか?後1つ、この場合、どういった業者に来て頂くと良いのでしょうか?壁のカビを取り、壁紙を貼りかえ、窓を何かしらの結露対策(二重サッシなど)したいのですが。リフォーム屋でしょうか?補足有り難うございます。主人が聞いてみた所、クロスは張り替え、下の板は変えて、石膏ボードはそのままでいくようです。石膏ボードは、どの家もカビてるから、変えなくても大丈夫です、みたいな事をおっしゃったようです。私自身、石膏ボードがカビたままは気になるのですが、健康に害が無いのなら、そのままで良いし害があるなら、変えないとといった感じです。実際、どうなんでしょう?私が気にし過ぎでしょうか?

壁のカビ問題:原因と適切な対処法

ご自宅の壁のカビでお困りとのこと、大変お気持ちお察しいたします。カビの発生は、健康被害にも繋がるため、適切な対策が重要です。ご質問いただいた内容について、順を追って詳しく解説いたします。

壁紙の下地処理と防カビ剤

まず、壁紙の下地(質問文にある「下の板」は、石膏ボードを指していると考えられます)についてですが、防カビ剤を塗布する前に必ずカビを除去する必要があります。業者の方が「防カビ剤を塗ります」と言われたとのことですが、その前に下地となる石膏ボードの清掃・カビ除去が行われることを確認しましょう。 防カビ剤は、既存のカビを殺菌・除去するものではなく、カビの発生を抑制する効果が主です。既に発生しているカビの上に防カビ剤を塗布しても、効果は限定的です。

具体的な手順としては、まず、高圧洗浄機やブラシなどを使用して、石膏ボード表面のカビを徹底的に除去します。その後、完全に乾燥させてから防カビ剤を塗布するのが一般的です。業者に、具体的な作業手順を確認することをお勧めします。

目に見えないカビと健康被害

見た目にカビが確認できなくても、石膏ボード内部にカビが侵入している可能性は十分あります。 カビは、胞子を空気中に放出し、アレルギー性鼻炎や喘息、気管支炎などの呼吸器系の症状を引き起こす可能性があります。また、シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(VOC)を発生させるカビも存在します。

完全にカビを除去するには、専門業者による検査と適切な対策が必要です。目に見えないカビに対処するためには、殺菌効果のある薬剤を使用し、石膏ボード内部まで殺菌処理を行う必要があります。業者に、どのような殺菌方法を用いるのか、また、その効果について詳しく確認しましょう。

適切な業者選びとリフォーム

壁のカビ除去、壁紙張り替え、結露対策を同時に行う場合、リフォーム業者に依頼するのが最も効率的です。 カビ対策、内装工事、窓工事など、複数の専門知識が必要となるため、一括で対応できるリフォーム業者が最適です。

しかし、業者選びは慎重に行う必要があります。以下の点を考慮して業者を選びましょう。

  • 実績と経験:過去の実績や、カビ対策に関する専門知識・経験を有しているかを確認しましょう。ホームページや口コミサイトなどを参考に、信頼できる業者を選びましょう。
  • 資格と保証:適切な資格を保有しているか、工事後の保証体制が整っているかを確認しましょう。万が一、問題が発生した場合でも安心です。
  • 見積もり内容:見積もり内容を丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。不明な点があれば、遠慮なく質問しましょう。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
  • 対応の迅速性:迅速に対応してくれる業者を選びましょう。緊急性の高いカビ問題に対処するには、迅速な対応が不可欠です。

石膏ボードのカビについて

ご主人から「どの家もカビてるから、変えなくても大丈夫です」という説明があったとのことですが、これは必ずしも正しいとは言えません。 石膏ボード自体がカビている場合、健康被害のリスクを完全に排除することはできません。

石膏ボードのカビは、程度問題です。表面的なカビであれば、除去と防カビ処理で対応できる可能性があります。しかし、内部まで深く浸食している場合は、交換が必要となる場合もあります。 業者に石膏ボードの状態を詳しく検査してもらい、適切な判断を仰ぐことが重要です。 ご自身の健康不安を解消するためにも、専門家の意見を重視し、必要であれば石膏ボードの交換も検討しましょう。

結露対策と窓リフォーム

窓からの結露は、壁のカビ発生の一因となります。結露対策として、二重サッシへの交換が効果的です。 二重サッシは、空気層によって断熱効果を高め、窓ガラスの温度低下を防ぎます。これにより、結露の発生を抑制し、カビの発生リスクを軽減できます。

リフォーム業者に相談する際には、以下の点を伝えましょう。

  • 窓の種類とサイズ:既存の窓の種類とサイズを伝えましょう。これにより、適切な二重サッシを選定できます。
  • 予算:予算を伝えることで、業者から適切な提案を受けることができます。
  • 希望する機能:防音性や断熱性など、希望する機能を伝えましょう。

まとめ:専門家への相談が重要

壁のカビ問題は、放置すると健康被害につながる可能性があります。 専門業者に相談し、適切な診断と対策を行うことが非常に重要です。 業者選びには慎重になり、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをお勧めします。 ご自身の健康と快適な住環境を守るため、積極的に行動しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)