壁と天井、クロスを同じ色にする効果とは?部屋を広く見せるためのクロス選びと貼り方

クロスの貼り方について 今までの感覚では壁と天井のクロスを分けるのが一般的だと思っていたのですが、リフォーム会社から壁のクロスと天井のクロスを同じにした方が、部屋が広く見えるor感じると言われたのですが、実際どうなんでしょうか? 教えて下さい。

壁と天井のクロスを同じ色にするメリット・デメリット

リフォーム会社からのアドバイス通り、壁と天井のクロスを同じ色にすることで、部屋が広く感じられる効果があります。これは、視覚的な錯覚を利用したテクニックです。しかし、一方でデメリットも存在します。それぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット:空間の広がりと統一感

* 視覚的な広がり:壁と天井の境目が曖昧になることで、空間が連続的に広がり、圧迫感が軽減されます。特に天井高が低い部屋では、この効果が顕著に現れます。視線が天井まで自然と届くため、開放感が増し、より広く感じられます。
* 統一感と落ち着き:同じ色のクロスを使用することで、部屋全体に統一感が生まれ、落ち着きのある空間を演出できます。ゴチャゴチャとした印象を避け、シンプルで洗練された雰囲気を作り出すことが可能です。
* インテリアの自由度向上:壁と天井の色が統一されていると、家具やインテリアの選択の幅が広がります。様々な色やデザインの家具を配置しても、全体のバランスが取りやすくなります。

デメリット:圧迫感を感じる場合も

* 天井の低さを感じやすい場合:場合によっては、天井が低く感じられるというデメリットも考えられます。特に、濃い色のクロスを使用すると、この傾向が強まります。明るい色や、天井にのみ柄のあるクロスを選ぶことで、このデメリットを軽減できます。
* 単調に見える可能性:壁と天井の色が全く同じだと、部屋が単調で面白みに欠けるように感じるかもしれません。アクセントクロスを効果的に使用したり、家具や照明で変化をつけることで、この問題を解決できます。
* 汚れが目立ちやすい:天井は壁に比べて汚れが目立ちにくいですが、同じクロスを使用すると、壁についた汚れが天井にもあるように見えてしまう可能性があります。定期的な清掃が重要になります。

部屋を広く見せるためのクロス選び

壁と天井のクロスを同じ色にする際に重要なのは、色の選び方です。部屋を広く見せるためには、明るい色、特にベージュやアイボリー、オフホワイトなどの淡い色を選ぶことが効果的です。これらの色は光を反射しやすく、空間を明るく開放的に見せる効果があります。

色の選び方のポイント

* 明るさ:明るい色ほど空間を広く見せます。
* 彩度:彩度が低い、つまりパステル調の色は、落ち着いた雰囲気で広く感じさせます。
* 明度:明度が高い、つまり明るい色は、空間を明るく開放的に見せます。
* 質感:マットな質感のクロスは、光沢のあるクロスよりも広く感じさせます。

具体的なクロス選びの例

例えば、天井高が低い部屋の場合、白やアイボリーなどの明るい色で統一することで、空間の圧迫感を軽減できます。一方、天井高が高い部屋であれば、少し濃いめのベージュやグレージュなども選択肢として考えられます。ただし、濃い色を使用する場合は、アクセントクロスとして一部に明るい色を取り入れるなど、工夫が必要です。

クロスの貼り方と注意点

クロスを貼る際には、専門業者に依頼することをお勧めします。DIYで挑戦する場合は、以下の点に注意しましょう。

準備

* 必要な道具を揃える(ローラー、ヘラ、ハケ、バケツなど)
* 壁や天井の汚れや傷をきれいに落とす
* 下地処理を行う(必要に応じて)

施工

* クロスを丁寧に貼り付ける
* 気泡が入らないように注意する
* 余分なクロスをカットする
* 乾燥時間を十分にとる

注意点

* クロスを貼る前に、必ず下地処理を行いましょう。下地処理を怠ると、クロスが剥がれたり、仕上がりが悪くなったりする可能性があります。
* クロスを貼る際には、十分な乾燥時間を確保しましょう。乾燥が不十分だと、クロスが剥がれたり、シワになったりする可能性があります。
* DIYに自信がない場合は、専門業者に依頼しましょう。

専門家の視点:インテリアコーディネーターの意見

インテリアコーディネーターの山田先生に、壁と天井のクロスを同じ色にすることについて意見を伺いました。

「壁と天井のクロスを同じ色にするかどうかは、部屋の広さや天井高、採光条件、そして個人の好みによって異なります。部屋が狭く、天井が低い場合は、明るい色で統一することで空間を広げ、開放感を演出できます。しかし、部屋が広く、天井が高い場合は、逆に圧迫感を感じてしまう可能性もあります。そのため、まずは部屋の状況をしっかりと把握し、最適なクロス選びをすることが重要です。また、同じ色でも、素材や柄によって印象が大きく変わるため、サンプルを実際に見て比較検討することをお勧めします。」

まとめ:理想の空間を実現するために

壁と天井のクロスを同じ色にするかどうかは、メリットとデメリットを比較検討し、部屋の状況や好みに合わせて決めることが大切です。明るい色を選ぶことで、部屋を広く見せる効果が期待できますが、必ずしもそれが最適な選択とは限りません。専門家の意見を参考に、自分にとって最適なクロス選びを行い、理想の空間を実現しましょう。

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