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増築部分のフローリング張替えと床下湿気問題:専門家の視点
ご質問ありがとうございます。増築部分のフローリング張替えと、シロアリ駆除後の床下湿気問題、そしてお子様のアレルギー対策という、重要な課題を抱えている状況ですね。工務店の方の意見とご自身の考えが食い違っていること、そして床下の湿気による床板の反りが懸念される点、さらにアレルギーのお子様がいるという状況を踏まえ、総合的に検討する必要があります。
現状の分析:床下の湿気と床板の反り
シロアリ駆除業者が多量の薬剤を使用し、畳が湿気で押し上げられるほどということは、床下の湿気が深刻なレベルであることを示唆しています。床板の反りは、湿気による木材の膨張が原因と考えられます。シロアリ駆除によってシロアリは駆除できたとしても、湿気が残ったままでは、木材腐朽菌による腐敗やカビの発生リスクが高まり、健康被害や建物の構造的な問題につながる可能性があります。
フローリング張替えの是非:メリットとデメリット
フローリングを剥がして床下を乾燥させることは、湿気対策として有効な手段です。しかし、その作業には費用と時間がかかります。工務店の方が張替えをあまり勧めていない理由も、この費用と手間を考慮している可能性があります。
- メリット:床下乾燥による湿気対策、床板の腐敗防止、健康被害リスク軽減、新しいフローリングによる快適性向上、バリアフリー化の見直しによる天井高確保の可能性
- デメリット:費用と時間、作業に伴う騒音や生活への影響、既存フローリングの廃棄処分
アレルギー対策とフローリング選び
お子様のアレルギー対策も重要なポイントです。フローリング材の種類によっては、ダニの繁殖やハウスダストの蓄積に影響します。
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- 無垢材:自然素材で通気性が良いが、メンテナンスが必要。
- 無垢材風フローリング:見た目は無垢材だが、合成樹脂を使用しているため、メンテナンスが容易。
- 複合フローリング:耐久性が高いが、通気性は低い。
- 塩ビシート:防水性、耐久性が高いが、化学物質が気になる場合も。
アレルギー対策としては、無垢材や無垢材風フローリングで通気性の良いものを選び、定期的な清掃とメンテナンスを行うことが重要です。また、防ダニ加工が施されたものも検討しましょう。
具体的な対策と手順
1. **床下調査:**専門業者に床下の状況を詳細に調査してもらいましょう。湿気量、木材の腐朽状況、シロアリの再発リスクなどを確認します。
2. **床下乾燥:**床下換気扇の設置、除湿機の設置、乾燥剤の使用など、適切な乾燥方法を選択します。状況によっては、床下換気システムの導入も検討しましょう。
3. **床板の修復または交換:**反り返った床板は、修復可能な場合は修復し、修復不可能な場合は交換します。
4. **フローリングの選定と施工:**アレルギー対策を考慮し、適切なフローリング材を選び、専門業者に施工を依頼します。
5. **定期的なメンテナンス:**フローリングの清掃、ワックスがけなど、定期的なメンテナンスを行うことで、長持ちさせ、アレルギー対策にも繋がります。
専門家の意見:建築士、シロアリ駆除業者への相談
現状では、ご自身での判断は難しいでしょう。まずは、信頼できる建築士やシロアリ駆除業者に相談することをお勧めします。彼らは専門的な知識と経験に基づいて、最適な解決策を提案してくれるはずです。複数の業者に相談し、見積もりを取り比較検討することも重要です。
まとめ:安心安全な住まいづくりを
増築部分のフローリング張替えは、床下湿気対策とアレルギー対策を同時に行う絶好の機会です。費用と時間はかかりますが、健康面と建物の寿命を考えると、適切な対応を行うことが重要です。専門家の意見を聞き、最適なプランを立て、安心安全な住まいを実現しましょう。