増築工事後の雨漏りトラブル!原因究明と解決策

凄く困っています。専門の知識をご教授ください。今から4年ほど前の話になるのですが、夫婦で頑張ってコツコツ貯金した500万円で自宅を増築して、新しく部屋が1つできました。そこの部屋は既存のバルコニーの下にくっつく感じで建築されました。工事完了から1年半ほどした頃か、その部屋の天井から雨漏りがし始めました。家は18年前に別のハウスメーカー(A社)で建ててもらいました。そして、今回増築を行った会社をB社とします。雨漏り発覚後、すぐにB社に連絡し、雨漏りした箇所を見てもらいました。しかし、B社は初めは原因が分からず、外からホースで水をかけたり、屋根から水をかけたりしていました。また、部屋の中から、雨漏りをした箇所の天井を剥がしたようですが、天井の中は雨漏りで湿気ており、カビが生え、雨漏りの水分で天井が下がってきていました。それでもB社は、すぐには原因が分からず、1年くらいああでもない、こうでもないと言い、更に雨漏りの原因究明に関して全く積極的ではありませんでした。というのも、こちらから連絡しないと家を見に来てもくれず、こちらから連絡をしなければ何ヶ月でも音沙汰ない状態でした。その間も雨漏りはするので、仕方なく、バケツなどを置いて降ってくる雨漏りをなんとかしていました。当然、床にいくつものバケツを置いてあるので、歩きづらい状態です。その後、当時家を作ったA社に聞いたところ、「バルコニーの下に部屋を作るなんて、とんでもない。バルコニーの下は降った雨が流れる場所なので、そこに部屋など作れば雨漏りして当然。B社が増築するときに、そのことを考えずに、もしくは知らずに工事したなんて信じられない。当然、建築する前に図面など家の構造はしっかり確認しているはずなのに。」と言われました。A社の言う通りで、B社には家の図面や構造など全ての書類を提示してありました。また、「もし、そこに部屋を作るなら、バルコニーと部屋の間に雨漏りしないための工事もしなければならない」と当然の様に即答されました。A社の説明を聞いたら、素人の私でも納得のいく説明でした。しかし、一方B社は、A社の建物構造がおかしいため雨漏りが発生したと言い、その一点張りで自分の否を認めません。

増築工事における雨漏りトラブル:原因と解決策

ご自宅の増築工事後、雨漏りに悩まされているとのこと、大変お困りのことと思います。500万円という高額な費用を投じて増築したにも関わらず、このような事態に陥ることは、精神的にも大きな負担となります。まずは、落ち着いて状況を整理し、解決に向けて一つずつステップを踏んでいきましょう。

雨漏りの原因究明:専門家の意見を重視する

現状、B社は原因究明に消極的で、A社はバルコニー下の増築が雨漏りの原因であると断定しています。この食い違いが問題解決を困難にしている最大の要因です。

重要なのは、客観的な証拠に基づいた原因究明です。そのためには、次の3つのステップが有効です。

  • 建築士または建築専門業者への相談:A社とB社の主張を客観的に評価してもらうため、第三者である建築士や建築専門業者に相談しましょう。彼らは、図面や現場調査に基づいて、雨漏りの原因を特定し、適切な解決策を提案してくれます。費用はかかりますが、将来的なトラブル回避のためにも、専門家の意見を聞くことは非常に重要です。複数の専門家に相談し、意見を比較検討することも有効です。
  • 詳細な現場調査の実施:専門家による現場調査では、雨漏りの発生箇所、雨水の侵入経路、建物の構造的な問題点などが詳細に調査されます。調査結果に基づいて、雨漏りの原因が特定され、適切な修繕方法が決定されます。調査には、屋根、外壁、バルコニー、増築部分など、あらゆる箇所が対象となります。必要に応じて、特殊な検査機器を用いた調査が行われることもあります。
  • 証拠写真の撮影と記録:雨漏りの状況、雨漏り箇所の状態、B社による対応状況などを写真や動画で記録しておきましょう。これらの記録は、後々の交渉や訴訟において重要な証拠となります。日付や時刻、場所などを記録することも忘れずに行いましょう。

B社との交渉:法的措置も視野に入れる

専門家の意見を基に、B社と改めて交渉を行いましょう。専門家の調査結果を提示することで、B社の責任を明確化し、適切な対応を求めることができます。

しかし、B社が責任を認めず、対応を拒否する場合は、法的措置も視野に入れる必要があります。弁護士に相談し、損害賠償請求などの法的措置を検討しましょう。

  • 内容証明郵便による請求:まずは、内容証明郵便で、雨漏りの状況、専門家の意見、損害額などを具体的に記載し、B社に責任と適切な対応を求めましょう。内容証明郵便は、証拠として非常に有効です。
  • 裁判による解決:内容証明郵便による交渉が失敗した場合、裁判による解決を検討する必要があります。裁判では、専門家の証言や証拠写真などが重要な役割を果たします。

雨漏り対策:応急処置と根本的な解決

雨漏りが発生している間は、バケツなどで応急処置を行い、被害の拡大を防ぎましょう。しかし、応急処置はあくまで一時的なものであり、根本的な解決には、専門家による適切な修繕が必要です。

  • 防水工事:バルコニーと増築部分の間に適切な防水工事を施す必要があります。防水シートの設置、コーキング処理など、雨水の侵入を防ぐための対策が必要です。専門業者に依頼し、適切な防水工事を施工してもらうことが重要です。
  • 排水工事:バルコニーの排水経路を確認し、雨水が滞留しないように適切な排水工事を施す必要があります。排水溝の清掃、排水管の交換など、必要に応じて適切な対策を講じましょう。
  • カビ対策:雨漏りによって発生したカビは、健康被害を引き起こす可能性があります。専門業者に依頼し、適切なカビ除去と防カビ処理を行いましょう。

まとめ:専門家への相談が解決への第一歩

今回の雨漏りトラブルは、増築工事における施工不良が原因である可能性が高いです。しかし、B社が責任を認めようとしないため、解決には専門家の助けが必要不可欠です。早急に建築士や弁護士に相談し、客観的な証拠に基づいて原因究明を行い、B社との交渉、必要であれば法的措置を検討しましょう。

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