増築プレハブの寒さ対策!断熱効果を高めて快適な部屋を実現

部屋の中が冷蔵庫より寒いです…自分の部屋ですが、増築したプレハブで断熱材が薄く、締め切っていても、とてつもなく寒いです。真冬には0℃近くなることもしばしば…暖房機器に頼らず、部屋全体の温度を上げる方法はないでしょうか?部屋はフローリングの6畳間、引き違いの中間窓が西と南の2箇所にあります。壁はベニヤ張りです。現在、全ての窓に、断熱効果があるという遮光性カーテンを取り付けていますが、それでも寒いです。窓に貼り付ける断熱材を張りたいのですが、窓枠が木製で型板ガラスを使用しているため、貼り付けられる物がありません。何かいい方法はないでしょうか?ご存知の方は教えていただければ幸いです。

増築プレハブの寒さ問題:原因と対策

増築されたプレハブ住宅で、真冬に0℃近くまで室温が下がるのは、断熱性能の低さが大きな原因です。断熱材が薄いこと、窓が単板ガラスであること、壁がベニヤ張りであることなどが、熱の逃げ道を多く作っていると考えられます。遮光カーテンは日射熱を遮断する効果はありますが、外気温からの熱伝導を防ぐ効果は限定的です。そのため、暖房機器に頼らず室温を上げるには、断熱性能の向上に焦点を当てた対策が必要です。

暖房機器に頼らない!効果的な断熱対策5選

プレハブ住宅の断熱性を高め、室温を上げるための具体的な対策を5つご紹介します。

1.窓への断熱対策:窓の種類とフィルムの活用

木製窓枠と型板ガラスでは、一般的な窓用断熱シートの貼り付けが難しい場合があります。しかし、以下の方法で断熱性を向上させることができます。

  • 窓用断熱フィルムの活用:市販されている窓用断熱フィルムの中には、型板ガラスにも対応できる粘着力の低いものがあります。窓枠に直接貼るのではなく、窓枠とガラスの間に挟み込むように工夫することで、貼り付けが可能です。ただし、型板ガラスの凹凸によっては効果が限定的になる場合もあります。
  • 二重窓化:最も効果的な方法は、既存の窓の内側に二重窓を設置することです。内窓を取り付けることで、空気層を作り、断熱効果を大幅に向上させることができます。費用はかかりますが、長期的な視点で見れば、暖房費の節約にもつながります。専門業者に依頼して、窓枠やガラスの寸法に合わせたオーダーメイドの内窓を設置するのがおすすめです。
  • 断熱カーテンのグレードアップ:遮光カーテンに加え、厚手の断熱カーテン、または断熱ブラインドの併用を検討しましょう。特に、空気層のある断熱カーテンは効果的です。素材には、厚手の生地や、空気層を多く含むものなどを選びましょう。

2.壁の断熱対策:断熱材の追加と壁面カバー

ベニヤ張りの壁は断熱性が低いため、断熱材を追加する必要があります。

  • 断熱材の追加:壁の内側に断熱材を追加する工事が理想的です。しかし、プレハブ住宅の場合、構造上の制約がある可能性があります。専門業者に相談し、適切な断熱材と施工方法を検討しましょう。グラスウールやロックウールなどの断熱材が一般的です。
  • 壁面カバー:断熱材の追加が難しい場合は、壁面に断熱効果のあるカバーを取り付けることを検討しましょう。木材や発泡スチロール製のボードなどを利用し、壁全体を覆うことで、ある程度の断熱効果が期待できます。ただし、見た目への影響も考慮する必要があります。インテリアの雰囲気に合う素材を選びましょう。

3.床の断熱対策:断熱マットやカーペットの活用

フローリングは熱を伝えやすい素材です。

  • 断熱マット:フローリングの下に断熱マットを敷くことで、床からの冷気を遮断できます。厚手のマットを選ぶほど効果が高まります。発泡ポリエチレン製のものが一般的で、比較的安価で入手可能です。
  • 厚手のカーペット:断熱マットの上に厚手のカーペットを敷くことで、さらに断熱効果を高めることができます。素材には、ウールやポリエステルなどの保温性が高いものを選びましょう。また、カーペットの色は、ベージュなどの暖色系を選ぶことで、心理的な暖かさもプラスできます。

4.隙間風対策:窓枠やドアの隙間を埋める

窓枠やドアの隙間から冷気が侵入している可能性があります。

  • 隙間テープ:窓枠やドアの隙間を埋めるために、隙間テープを使用しましょう。発泡ウレタンやスポンジ製のものが一般的です。テープを貼る前に、隙間をきれいに掃除することが重要です。
  • ドラフトストッパー:ドアの下にドラフトストッパーを設置することで、隙間風を防ぐことができます。布製のものや、空気の層のあるものなど、様々な種類があります。

5.家具の配置:家具による遮風効果

家具の配置を工夫することで、窓からの冷気を遮断することができます。

  • 窓の前に家具を配置:窓の前にソファや本棚などを配置することで、窓からの冷気を直接体に感じるのを防ぎます。ただし、窓を開け閉めする際に邪魔にならないように注意しましょう。
  • 家具の配置による風の流れの調整:家具の配置によって、部屋全体の風の流れを調整することができます。冷気が直接体に当たるのを防ぐような配置を心がけましょう。

専門家への相談も検討しましょう

上記の対策でも効果が不十分な場合は、断熱工事の専門業者に相談することをお勧めします。専門家は、住宅の構造や状況を考慮した上で、最適な断熱対策を提案してくれます。費用はかかりますが、長期的な視点で見れば、暖房費の節約や快適な住環境の確保につながります。

インテリアとの調和を意識した断熱対策

断熱対策は、機能性だけでなく、インテリアとの調和も重要です。例えば、断熱カーテンやカーペットの色や素材を選ぶ際には、部屋全体の雰囲気に合うものを選びましょう。ベージュ系のカラーは、温かみのある空間を作り出し、リラックス効果も期待できます。

まとめ:快適な空間を創造しよう

増築プレハブの寒さ対策は、断熱性能の向上に重点を置くことが重要です。窓、壁、床、隙間風対策など、複数の対策を組み合わせることで、より効果的に室温を上げることができます。インテリアとの調和も意識しながら、快適な空間を実現しましょう。

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